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インナーで軽減!自転車通勤・通学のお尻の汗ジミ対策あれこれ

インナーで軽減!自転車通勤・通学のお尻の汗ジミ対策あれこれイメージ01

ガチな自転車乗りほど無用……今回はそんな話題でしょうか。

私はファットバイクやMTBといったオフロード車から自転車趣味にのめり込んだせいか、今だに本格的なサイクルウェアとは縁遠く、カジュアル系やアウトドア系の出で立ちでライドに臨む場合が殆ど。

暖かい季節になると特に意識しますが、カジュアルウェアでライドする上で嫌でも付き纏うのがお尻の汗ジミ

俗にいう「ケツ汗」って奴です。

随分と昔に「お尻の汗ジミが目立たないパンツ選び」という体で、お尻の汗ジミ対策について触れたこともありますが、降車後にお尻にくっきりと汗ジミを付けたまま行動するのは中々に気恥ずかしいものがあります。

夏の自転車には必須!?お尻の汗ジミが目立たないパンツ選び

夏場の自転車やウォーキングで出来るお尻や股の汗ジミを防ぐ方法とは?汗ジミを目立たなくする方法や汗ジミの出来づらいパンツの選び方についてまとめています。

自転車を趣味にし始めた当初は「みんなお尻の汗ジミどうしてるんだろ……」なんて素朴な疑問を持っていましたが、実のところ本気で自転車を趣味にしている方ほど悩まないという驚愕の事実が。

そうなんです、自転車ガチ勢の大多数は吸汗速乾性に優れるレーパンを愛用してるんですね。

しかもこのレーパンはめっぽう汗に強いだけでなく、色が黒いため汗ジミがそもそも目立たず臀部にパッドも備わっているため、ケツ汗が表地に現れづらいというオマケ付き。

流石はサイクルウェア、自転車の為だけに生まれてきただけのことはありますが、誰もがレーパンで自転車に乗れるほどメンタルが逞しい訳ではありません。

汗ジミも恥ずかしいけど、ピチピチのレーパンも一般人にはちょっとばかしハードルが高いのです。

それに自転車通勤・通学をする学生や社会人には、自由に服装を選べないことも珍しくありませんからね。

さてここからが本題、久しぶりにお尻の汗ジミ対策について調べていると、いつの間にやら汗ジミ対策グッズが数年前よりも充実していました。

いつものように前置きが長くなりましたが、今回はロングパンツではなくインナーによるお尻の汗ジミ対策について話題にしてみたいと思います。

力こそ正義!力技で汗ジミを防ぐ吸水インナーパンツ

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うん、お尻の汗ジミを完璧に防ぎたいならこういった結論になるよね……

そんな考えを迷いなくカタチにしてしまった力技系のインナーが、こちらのvantann/バンタン「ケツ汗パッド付きボクサーパンツ」です。

ボクサーパンツ臀部にある吸水生地や防水シートを含む六枚構成のパッドが汗ジミをハードにブロックし、意地でも汗を表に通さないという鉄の意志を感じさせる製品。

自転車用としてはもちろん多汗症の方向けのビジネス用インナーとしても重宝されていて、尋常じゃないレベルの発汗に悩まされている人の救世主になってくれます。

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続いて、バンタン「ケツ汗パッド付きボクサーパンツ」とよく似た作りになっているもう一つの製品が、こちらのCREAL/クレール「ヒップパッド インナーパンツ」です。

仕組みはバンタン製とほぼ同じですが、パッド部分が給水パイル+防水布の二層構造なため、こちらの方が着用した際のもたつき感が気持ち少ない印象。

バンタン製もクレール製も厚めの吸水層と汗を通さない防水シートが採用されているため、着用時にもたつき感やガサガサ感があるという欠点も共通していて、自転車での使用を考えた場合に好みがハッキリと分かれそうです。

因みに、バンタンもクレールもアンダーウェアを主力とする専門ショップで、どちらもショップブランドのインナーという立ち位置。

両インナーパンツとも防水層があるため、余程のことが無い限り汗ジミをボトムスまで通しませんが、自転車用として使うなら蒸れづらく少しでも薄いインナーを選びたいところ。

アイディアが秀逸!サッと外せるケツ汗防止インナー

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お次はこちら、富士パックス販売株式会社が手掛けた「清涼ステテコサットル」というインナー。

このインナーの面白いところは、インナーとして履くのではなく敷くように使う点でしょうか。

商品名にステテコという名が含まれていますし画像では何となく両脚を通せそうに見えますが、実際は腰下丈のエプロンを背面側に垂らすような使い方をします。

お察しの通り、ステテコサットル最大の利点は使い終わったら簡単に抜きとれるその構造で、朝の通勤・通学時にだけお尻の汗ジミを防ぎたいといったピンポイントな使い方も可能。

惜しいことに、使い勝手に優れる反面、防水層を持たず吸水拡散層が主体となった作りのため、汗ジミを防ぐよりも汗ジミをインナーで素早く拡散させて汗ジミを目立たなくすることが重視されています。

淡色のボトムスなんかでも、ハッキリと境目のわかる汗ジミが出来づらくなるのは確かですが、コンセプトが良いだけにあと一歩だけ機能面で踏み込んで欲しかった製品ですね。

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因みに、カラバリのある類似品もあり本家との関連性は不明。

類似品の方がウエスト部分の調整範囲が広いという長所もありますが、もしかすると本家の新バージョンの可能性も。

どちらにせよ単体では機能が心もとないので、速乾性のあるリネンや化繊混紡のパンツか、撥水性のあるアウトドア用パンツと併用することで真価を発揮してくれそうです。

撥水機能で汗ジミもブロック!尿漏れ・軽失禁パンツを流用

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個人的に使い方次第で化けそうだと感じたのが、少しお高めの尿漏れ・軽失禁用インナーパンツです。

上画像はProtectX/プロテクトXという製品で、アンダーウェアとしての着用感を損ねずに自転車通勤・通学時の汗ジミを少しでも軽減させたい……そんな使い方に向いているでしょうか。

あくまでも軽失禁用なので、計量スプーン小さじ一杯分の5ccから20㏄くらいまでの水分を対象としていますが、ケツ汗は尿漏れほど短時間に集中して発生しないため、汗ジミが一気にボトムスまで貫通してしまうことは無さそう。

インナーの内側には吸水・拡散性の高い生地、外側は撥水性の高い生地という二層構造になっていて、吸水した汗をインナーの表地に通しづらい仕組み。

これは数年前から定番化した汗ジミ防止Tシャツと同じ仕組みとなり、見た目や着用感が普通のボクサーパンツとほぼ一緒なのも嬉しい点です。

注意点として、尿漏れインナーパンツの中にはインナーの前側にしか吸水機能が備わっていない製品もあるので、尿漏れ以外に「汗ジミ」といった文言が併記させているものを選ぶのが吉。

基本に戻って「サイクルインナーパンツ」を着用

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最後は原点に立ち戻ってサイクルインナーパンツを使った対策。

スポーツサイクル用のインナーパンツなので、本体は通気性と速乾性に優れる化繊素材が使われています。

正直、化繊の生地自体はお尻の汗ジミに対してはあまり効果を発揮しませんが、お尻の痛みを軽減してくれるパッド部分がそこそこ良い仕事をしてくれることも。

ロングライド用の極厚パッドがその例で、ボトムスまで汗を通さないように働いてくれます。

とはいえ、極厚パッドの影響でボトムスの外観まで変ってしまうため、街乗り用や普段使い用の標準パッドを採用した製品が狙い目。

画像左のモンベル「サイクル インナーショーツ」や定番のパールイズミ「154-3DE メッシュ インナーパンツ」あたりが適任でしょうか。

もちろん、蒸れ防止や速乾性のためパッドそのものにも吸汗性があるため過度な期待はできませんが、どうせ自転車に乗るならサイクルインナーパンツで対策するのも一つの手です。

まとめ

お尻の汗ジミに効果を発揮してくれそうなインナーパンツを幾つか紹介してみましたが、どれを選ぶかは使う方の体質や置かれる環境にも左右されそうですね。

着用感が多少悪くても絶対に汗ジミは作りたくない!

そういった方には力技系のバンタンかクレールのインナーパンツが鉄板。

機能面の中途半端さは否めませんが、速乾性のあるボトムスと併用して短時間だけピンポイントで使いたいという方には、富士パックス販売の清涼ステテコサットルも視野に入ります。

お尻の汗染みは防ぎたいけど、出先で下着を晒す可能性がある……

そんな方には見た目が普通の下着と同じ尿漏れ・軽失禁インナーパンツの流用が向いているか知れません。

ちょっとぐらいの汗染みなら気にしない!

そういった方にはお尻にも優しいサイクルインナーパンツで済ませてしまうのもアリです。

インナーで軽減!自転車通勤・通学のお尻の汗ジミ対策あれこれイメージ08

最後に、これについては何度も紹介していますが、市販の衣類用汗ジミ防止スプレーを併用することで、より効果を高めることができます。

例によって撥水効果を利用して汗ジミを防ぐ仕組みですが、スプレータイプは衣類の表地側ではなく裏地側に塗布します。

因みに靴用の撥水スプレーも流用できますが、シリコン樹脂系は通気性を損ねる可能性があるので、使うならアメダスに代表されるフッ素樹脂系の方がオススメ。

今回紹介したインナーの中では、清涼ステテコサットルやProtectXなんかと併用して、効果を底上げしてあげましょう。

本来なら撥水加工されたボトムスと汗ジミ防止インナーを組み合わせた方が簡単ですが、自転車通勤・通学をしている方には着衣を自由に選べない場合も多いので、撥水スプレーが裏技的に役立ってくれます。

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