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念願の軽量ホイール!ファットバイク用に”DT Swiss BR2250”を購入

DT Swiss製ファットバイク用軽量ホイール"BR 2250 CLASSIC"イメージ01

数年前の話になりますが、私は自転車についてほぼド素人の状態でファットバイクを購入しました。

1年、2年と乗り続け、今年で漸くファットバイク歴が3年になりますが、カスタマイズして愛着が増す一方、人並みの知識を得た事で愛車への不満点も露になってきます。

中でもホイールに関する不満が最も多く、カラーリング・重量・リアエンド幅・リム幅・チューブレス対応・タイヤの選択肢など、この3年間で気になった点が幾つもあります。

これらの不満点を払拭するには、ホイールごと新調するのが一番の近道ですが、ご存知の通りファットバイクのパーツはどれも高価で入手性も最悪です。

最近はファットバイクにも安価なエントリーモデルが増えていますし、下手をすればホイールを買い替える予算で、そこそこの新車が買えてしまう有様です。

そういった理由から、中々ホイールの購入に踏み切れずにいたのですが、幸か不幸か別件でファットバイク用のスルーアクスルを物色している最中に見付けてしまいました…

以前から購入候補の一つとして考えていたDT Swiss製のファットバイク用ホイールセット“BR 2250 CLASSIC”が、海外通販でお手頃価格になっていたのです。

本来なら、DT Swiss公式HPでの表示価格で$1039ほど、日本から購入すると諸々含めて¥120000くらいと、本当に新車が買えてしまうお値段ですが、この機会を逃さず思い切って購入してみる事にしました。

今回はDT Swiss製のファットバイク用軽量ホイール”BR 2250 CLASSIC”を購入した感想と、海外通販を利用する際のコツや注意点について話題にしてみます。

ファットバイク用軽量ホイール”DT Swiss BR 2250 CLASSIC”を選んだ理由

DT Swiss製ファットバイク用軽量ホイール"BR 2250 CLASSIC"イメージ02

さて、冒頭でも触れた様に購入候補として考えていたホイールが3種類ほどありました。

一番欲しかったのは、元祖ファットバイクことSURLYの“My Other Brother Darryl”を使ったホイールだったのですが、この80mmリムを使用した完組ホイールが見当たら無い上に自分で手組出来る技術や機材もありません。

私の住む地方都市では、近場にファットバイクのホイールを手組してくれそうなお店も見当たらないので、この選択は早々に却下されました。

次に候補に考えていたのがファットバイク用の低価格カーボンリムで人気の中華メーカーNEXTIEの“NXT90WD-II”で、こちらは90mm幅のディープリムです。

リム穴が全く無いので見た目が少し寂しいですが、山なりになったディープリムのお陰で雪がリムに纏わり付きません。

また、チューブレス化に対応したダブルウォール仕様のリムなので、シールテープが最小限で済み、リムストリップ分の重量も節約できます。

おあつらえ向きに完組ホイールとしても注文が可能で、ワンセット$1000強の価格を度外視すれば、最有力候補です。

三つ目の選択肢として考えていたのが、今回購入したDT Swissの“BR 2250 CLASSIC”で、2017年モデルまでのCANYON製ファットバイクに標準採用されていたアルミ製軽量ホイールです。

幅広な100mmリムと比べて、80mmリムは4インチ・5インチどちらのタイヤにもバランス良く対応できますし、肉抜きされまくったリムはNEXTIEのカーボン製リムと同程度の重量を実現しています。

DT Swiss製ファットバイク用軽量ホイール"BR 2250 CLASSIC"イメージ04

私にとって一番有難かったのが、ホイールに採用されているエンド幅の変換機能で、上画像の様にエンドキャップを交換する事で197mm190mm両方のリアエンド幅に対応します。

このハブは”BR 2250 CLASSIC”だけでなく、NEXTIEのカーボンホイールにも採用されていますが、今や絶滅危惧規格となったリアエンド幅190mmを採用している5インチファットバイクにとって、救いの女神となる存在なのです。

これから5インチファットバイクを購入する予定の方は、必ずリアエンド幅が197mmのモデルを選びましょう。

結果的に、価格が”BR 2250 CLASSIC”を選んだ一番の理由になりますが、カーボンホイール並みの軽量さとリアエンド幅の互換性、何よりファットバイクのトレードマークともいえるリム穴の存在が購入を後押しした感じです。

DT Swiss製ファットバイク用軽量ホイール"BR 2250 CLASSIC"イメージ03

因みに、この”BR 2250 CLASSIC”のリムは、残念ながらチューブレス化に対応していません。

ですが、上画像の赤マル部分にはビード落ちを防ぐチューブレス対応リムに特有な溝が設けられ、リム穴さえシールテープで塞げば十分にチューブレス化が可能です。

DT Swiss側は、全ての状況下で適切に働くことが保証出来ないという理由でチューブレス対応を公に謳っていませんが、海外のフォーラムでは盛んにチューブレス化が行われています。

今回の購入で学んだ、海外通販のコツと注意点

オンラインショッピングイメージ01

さて、今回私は海外通販を利用して”BR 2250 CLASSIC”を購入しました。

実は購入先は有名処のWiggleやChain Reaction Cyclesではなく、ここ数年で一気に利用者が増えたドイツ系通販の“Bike24”です。

このBike24はWiggleやChain Reaction Cyclesと比べて、送料が必要、セールが殆ど無い、クーポンによる割引も期待できないなどの特徴がありますが、その代わりに価格が常に安いです。

ドイツの通販なので価格表示はユーロになっていますが、私が購入したホイールは515ユーロで日本円で¥66000くらいです。

日本国内の最安価格でも¥96000くらいが精々ですから、一度でもこの価格差を目にしたら手を出さない方が無理でしょう。

因みに、Bike24のページ右上のボタンで届け先の国と表示する言語が選択でき、届け先をユーロ圏以外の国にするとVAT(付加価値税)抜きの価格が表示され、その価格で購入できます。

基本的にBike24は送料として20ユーロが必要になり、大型商品では更に19ユーロが加算されます。

ホイールが手元に届くまでに様々な手数料が加算され、結果的に私が支払った価格は¥72350(代金+送料+為替交換手数料)と¥3300(国内消費税+通関手数料)を合わせて¥75650になりました。

送料や諸々の手数料でプラス¥10000と結構な出費になってしまいましたが、それでも国内価格よりも2割も安いです。

さて、良い事尽くめのBike24ですが、注意が必要な点が3つあります。

一つ目は輸送に関してで、ドイツ国内の配送を担当する”DHL”は評判が悪く、エコ志向で梱包材や緩衝材の控えめなドイツでは、破損などのトラブルが少なくありません。

クレームが多かったせいか、ここ数年で随分と改善されていますが、高額な精密部品は避けた方が良いかも知れません。

私は事前にDT Swiss製のホイールがメーカー純正のかなり丈夫なダンボールに梱包されて配送されることを知っていたので、博打半分、安心半分で注文した感じでしょうか。

二つ目は支払いに関してで、支払いはクレジットカードではなく、必ずPayPalを利用しましょう。

クレジットカードで支払いをすると、本人確認のためクレジットカードに対してユーロで少額の入金が行われ、その金額をユーロ単位のままメールでBike24に報告する面倒な作業が待っています。

しかも、いつまで待ってもクレジットカードの履歴には入金額が表示されなかったり、例えされても通貨単位が¥だったりと、割と踏んだり蹴ったりな仕様です。

余談ですが、PayPalよりもクレジットカード会社の為替交換手数料のレートが低いので、PayPalで支払いをする際は、円建てではなくユーロやドル建てのまま決済したほうが安上がりになります。

三つ目はPayPalのアカウントに関してで、海外通販用として名前をローマ字に住所を英語表記に統一したアカウントを準備しておきましょう。

名前のローマ字表記はクレジットカードと同じ綴りで構いませんし、住所の英語表記はJuDress君に届け!といったサイトで自動変換できます。

忘れてはならないのがPayPalの言語設定で、海外通販で利用する際は事前の言語を英語に設定しておきましょう。

アカウントがPayPalと紐付けされているeBayやアカウント登録そのものが無く支払いがPayPalのみのサイトは、名前や送り先の住所をPayPalのアカウントから取得しているので、日本語のままだと注文できなかったり、注文した物が届かなかったりします。

因みに今回利用したBike24やその他の大手海外通販は名前や住所を英語でアカウント登録してから利用する仕組みになっているので、上記の様な事前準備は必要ありませんが、トラブル防止のため海外通販用のPayPalを準備する事をお勧めします。

最後に気になる関税ですが、自転車関係の品々はシューズやウェアを除いて基本的に無税です。

WiggleやChain Reaction Cyclesを利用すると、関税どころか国内消費税や通関手数料も掛からない事が多いですが、Bike24の場合は輸送にDHLを使っているため、ほぼ確実に国内消費税と通関手数料が受取の際に徴収されてしまう様です。

ファットバイク用ホイール”BR 2250 CLASSIC”が到着!

DT Swiss製ファットバイク用軽量ホイール"BR 2250 CLASSIC"イメージ05

海外通販を利用すると、商品の到着まで半月は待たされるイメージがありましたが、DHLと日本郵政が配送しているだけに注文から丁度一週間で到着です。

前述した通り、DHLを利用したので通関手続きが行われ、代引きで¥3300を支払いました。

事前に知っていたとはいえ、DT Swiss純正のしっかりしたダンボールに梱包され、凹みや破れなどは見られず、どうらや私はDHLとの賭けに勝った様です。

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エアキャップや発泡スチロールなどは一切使用されていませんでしたが、しっかりとホイールが収まっています、後々の処分を考えるとダンボールオンリーの方が有難いかも知れません。

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箱から取り出した時点でホイールの軽さが実感できましたが、意外だったのはリムストリップが取り付け済みだった点でしょうか。

ホイールは圧着されたビニール袋に密閉されているので、ビニールの状態を見る事で傷の有無が目視で判断できます。

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同梱品は【1】マニュアル【2】シマノフリーボディ用左右エンドキャップ(197mm変換用)【3】 SRAM XDドライバー(197mmエンドキャップ付き)【4】 SRAM XDドライバー用エンドキャップ(190mm変換用)【5】6ボルト用変換アダブター×2の5つです。

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上画像は開封時そのままのシマノフリーボディですが、デフォルト状態のエンドキャップが190mm用なのか197mm用なのか区別が付かず、試しにリアホイールをファットバイクに取り付けてみると、190mmのエンド幅にピッタリとフィットしました。

現在主流の197mm幅ではなく少数派の190mm幅がデフォルトの出荷状態になっているのは、ちょっと不思議な感じがしますね。

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そうなると、この小袋に入っているのが197mm用の左右エンドキャップと言う事になり、ラベルにはリア用スルーアクスルと同じΦ12mmの表示が見られました。

DT Swiss 公式の動画で確認したところ、ハブからリアエンドキャップを外すには12mm径で棒状の器具を浅めに穴に入れてパキッと抉るようにしたり、バイスで先端を挟んでホイールを引っ張ったりする必要があるのですが、今回は交換する手間が省けてラッキーです。

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何気に一番嬉しいのがコレで、SRAM用のXDドライバーが付属してきます、単体で買うと結構なお値段なので、将来的にコンポをSRAM化する場合に余計な出費が抑えられます。

加えて、DT Swiss公式の動画を見る限りフリーハブボディの交換作業はそれほど難しくありません。

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因みに、XDドライバー用のエンドキャップも二種類同梱されていて、リアエンド幅190mmと197mmに卒なく対応してくれます。

XDドライバー用はドライブ側のエンドキャップしか付属していませんが、反ドライブ側はシマノ用と同じものがそのまま使える様ですね。

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ホイールの実重量はフロント1120g、リア1255gで、リムストリップが取り付け済みになっている影響から、カタログスペックよりもそれぞれ70gほど重めの結果でした。

リムストリップはゆるめに嵌っているのが少し気になりますし、真っ黒なリムストリップは劣化やチューブの露出に気付きづらいので、早いうちにSURLY製のナイロン製リムストリップに交換した方が良さそうです。

まとめ

確認の仕上げとして、目視でホーイルをチェックしてみましたが傷は一切なく、車体に仮付けして振れ具合を確認しても歪みはありませんでした。

もしもの時を考えると国内の販売店で購入するのが一番安心できますが、DT Swiss製に限れば梱包がしっかりしているので、海外通販を利用しても大きな問題は無さそうです。

ドイツ系通販はBike24 の他にも幾つかあり、送料が必須で少し高めなものの今回購入したホイールは何処も500~550ユーロくらいで販売されています。

ユーロ安のタイミングで利用すれば更にお得なので、タイヤやチューブなど壊れづらいパーツだけでも積極的に利用しては如何でしょうか?

近日中にホイールのインストール作業を行う予定ですが、その様子は次回の更新で紹介して行きます。

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