以前にこのブログでお伝えした、ファットバイク用の超軽量チューブこと『Revoloop.Blue Fat.』が遂に発売されました。

リリースのアナウンスがあってからほぼ一年待ち続け、発売時期が2018年末から2019年春に、更に2019年夏へと遅れに遅れ、今年中に入手出来れば御の字かな?と気長に構えていましたが、予定よりも少しだけ早い2019年4月にようやく登場してくれました。
期待の新素材であるTPUこと熱可塑性ポリウレタンが使われたこのチューブは、従来のラテックスやブチルチューブよりも遥かに軽量な上に2倍のパンク耐性を誇ります。
まさに夢の次世代チューブな訳ですが、この軽さは激重なファットバイク用チューブと置き換えてこそ最大限に活かされますし、チューブレス化の代用としても大いに期待できます。
既に、ロード用やMTB用のTPUチューブでは『Tubolito』などが良く知られ、国内でも使用している方増えつつありますが、今のところファットバイク用のチューブは『REVOLOOP』からしかリリースされていません。
Tubolitoなら日本国内でもアマゾンから気軽に入手可能ですが、残念な事に正規でも並行輸入品でもREVOLOOPを取り扱っているお店は日本国内には見当たらず、入手するには海外通販を利用するしか無さそうです。
少し待てばアマゾンに並行輸入品が現れるでしょうし、ファットバイクをメインに取り扱うサイクルショップが黙っている筈もありませんが、私はREVOLOOPを開発しているTPUplus社のあるドイツの海外通販を利用して取り寄せてみました。
今回は超軽量なファットバイク用TPUチューブ『Revoloop.Blue Fat.』を実際に使ってみた感想と、チューブの取付け方法や注意点について簡単に解説してみます。
余談ですが『Tubolito』は日本語でツボリトないしチューボリトと読みますが、発音は後者の方が近いでしょうか。
薄い!軽い!そして白い…『Revoloop.Blue Fat.』の詳細

さて、待ちに待ったRevoloop.Blue Fat.がドイツから丁度一週間で到着しました。
今回注文したのは、予備を含むチューブ×3とTubolito/ツボリトのTPU用パンク修理キット×2です、後述しますがREVOLOOPにはまだ正式なパンク修理キットが存在していないため、代用品として同じTPUチューブであるTubolito製のキットを試しに注文してみました。
因みにお値段はTPUチューブが21ユーロ、修理キットが4ユーロでした、日本円でそれぞれ¥2700と¥500くらいになります。
SCHWALBEのファットバイク用軽量チューブが国内価格で一本¥1500程、ブチル最軽量のSURLY ultra light tubeが¥2400程ですから、極端に高価と言う訳でもありませんが、TPUチューブには伸びたら伸びっぱなしという特徴があるため、安いに越したことはありませね。
大容量のファットバイク用ならそこまでシビアではありませんが『4.8インチタイヤ⇒4.0インチタイヤ』といったチューブの使いまわしができず、実質的にタイヤとチューブをセットで使うことが求められるのもTPUチューブの特徴といえるでしょうか。
さてさて、TPUチューブをおもむろに箱から出してみると、製品版はプロトタイプの時の様なゴミ袋チックな青色ではなく半透明な乳白色のチューブに生まれ変わり、手触りは見た目通りにツルツルです。
何かに似ているな…と記憶を辿ってみると、アレです!これはイカソーメンに激似かも知れません。

さて、パッケージと同じサイズに折り畳まれたTPUチューブを解いてみると、バルブは輪の内側中央に配置されています。
対応するタイヤサイズは26 x 3.8/5.0ですが、チューブ越しにバルブが透けて見えるほど薄く、チューブの厚さは約0.3mmだそうです、数値だけ見るとファットバイク用としては心もとない感じですが、直に触れるとしっかりとした強度がありますね。
TPUチューブの製造には高い精度と品質管理が要求されるそうで、REVOLOOPの製造元である
TPUplus社は、品質の疑わしいアジア圏に製造委託せずに、100%ドイツ国内で生産しているとアナウンスしています。
チューブの質感は書類用のクリアスリーブを柔らかくした感じで、昭和生まれの私が一番近いと思ったのはアイスのチューペットでしょうか?本当にチューブとして機能するのが疑わしく思えるほどプラスチック的な仕上がりで、今までのチューブとは色・質感・手触りなどすべての面で程遠い印象でしょうか。

TPUチューブ最大の特徴と言えば上画像のバルブ部分です、 バルブコアは従来通り金属製ですがバルブ本体はチューブと同材質のTPU製または樹脂製で、今までボトルネックだったバルブ自体の重量を非金属製にする事で解消しています。
バルブの質感はTubolito製よりもREVOLOOP製の方が硬質な手触りですが、軽量化のために金属製からTPU製に素材を変更したことで、バルブを破損させてしまうリスクも高くなっているのが少し残念。
ロード用のTubolitoでは、ホース無しタイプの携帯ポンプでがむしゃらにポンピングしてしまい、バルブ先端どころかバルブ本体ごと『く』の字に曲げてしまい、空気漏れが止まらなくなった…なんてトラブルもよく聞きます。
REVOLOOP製は硬質なので多少は安心できますが用心に越したことはありませんね、後述しますがバルブコアも外さない方が良いかも知れません。
また、バルブの根元にはお馴染みのリムナットが無くネジ溝もありません、リムナットはチューブ装着時にしっかりとバルブを露出させたり、リム内にバルブが落ち込んでしまうのを防ぐ目的で設けられていますが、それらの無いTPUチューブでは取付けの際にちょっとしたコツが必要になります。
仕組みとしては米式バルブと同じですが、米式バルブはファットバイク特有の低圧利用でバルブがズレてしまうため、本格的なファットバイクには採用されていないことが多いです。
個人的に気休め程度でもTubolito製チューブの様にオーリング的なパーツがリムナットの代用として備わっていた方が良い気がしました。
バルブの下部に目を移すと、根元には新しく改良されたバルブシートがあてがわれています、この部分は空気漏れを起こしやすく、プロトタイプから一番大きく変化した部分でしょうか。

パッケージには重量159gとありますが、実重量は148gと10g以上軽くTPUチューブにも個体差がある様ですね。
今まで最軽量チューブだったSURLY ultra light tubeでも340gですから、重量は一気に半分以下になり、標準的なファットバイク用チューブと比べると約1/3と言う驚異的な軽さです。
予備用として携帯していたSCHWALBE 26×3.5/4.8 13J-SVがカタログ値で390g、実重量が364gですから、嵩張りがちなファットバイクの携帯品をサイズダウンできるのも嬉しい点ですね。
手で持った感覚は、従来のチューブが350mlの缶飲料と同程度、TPUチューブがヤクルト二本分と同程度でしょうか?それくらいの体感差があります。

パッと見では重量ほど差を感じませんが、TPUチューブをロール状にすると面積が1/2、体積が1/3程度になり、予備用の携帯チューブとしても優秀です。
適当な物が無かったのでストレッチフィルムで軽く巻きましたが、TPUチューブは空気に触れても劣化しないので、輪ゴムで縛るのが一番簡単かも知れません。
無造作にまとめた時のサイズはW12×H7×D3cmくらいで、試しに標準サイズのツールケースに入れてみると、他に余裕が無くなりますが十分に収納できました。
畳み方を工夫すればまだコンパクト化の余地が残されていそうですが、ロール状にする場合はチューブ内側中央に位置する40mm長のバルブが、サイズダウンのボトルネックになります。
REVOLOOPのパンク修理キットについて

前述した通り、REVOLOOPからは未だに正式なパンク修理キットがリリースされていません。
流石にパンクするたびに新しいチューブに交換できるほど安い買い物では無いので、代替案として同じTPUチューブであるTubolito/ツボリトのパンク修理キット『Tubo-Flix Kit』を手元に備えておく事にしました。
因みにTubolito社はドイツのお隣にあるオーストリアの企業で、TPUチューブに関してはREVOLOOPとは親戚の様な間柄です。
使い方は非常に簡単で、大雑把に言えば【1】キレイに拭く【2】パッチを貼る【3】乾燥させる、この3ステップで終了です。
従来のチューブの様にサンドペーパーで表面を荒らす必要は無く、代わりに上画像の白い小袋に入ったアルコール漬けのワイプでチューブの表面をキレイに拭き取り、パッチを密着できる下地作りをする感じでしょうか?
該当部分の表面のクリーニングした後は、粘着質の楕円形パッチをシールの様に貼り付けるだけで、仕上げとして5分ほど乾燥させれば修理は完了します。
余談ですが、 TPUチューブはタイヤ内に納まっていない状態でチューブを膨らませると、従来のチューブよりもバーストしやすいそうなので、空気漏れのチェック時は高圧にし過ぎない配慮が必要です。
実はRevoloop.Blue Fat.の発売前に、問題点の洗い出し目的でプロトタイプを海外のファットバイク乗りが長期テストしているのですが、その時点でもパンク修理キットは提供されておらず、ホームセンターで売られている強力接着剤やブチル用パッチを流用してDIY的に修理に挑んている方もいました。
少し気になったので『TPU 接着剤』などのワードで検索してみると、スマートフォンのTPUケースや保護フィルムに混じって、液体の接着剤や粘着テープがチラホラ現れ、どうやら浮き輪やゴムボート、ウォーターベッドやテントを修理するためのビニール専用パッチやテープに同種の物があり、TPU対応の製品なら流用できるかも知れません。
REVOLOOPから専用キットが登場するまでは、Tubo-Flix Kitで間に合わせるつもりでいますが、サイズの大きい破損にはTPU対応の粘着テープを頼る事になりそうです。
因みに従来の2倍近いパンク耐性を誇り、穴が開いても空気抜けが緩やかなTPUチューブでも、高圧にするとチューブの素材が薄くなるためパンクしやすくなります、低圧主体のファットバイク用チューブには有利に働く特徴ですが、ロードバイク用チューブでは少し気になる部分でしょうか。
国内での使用例が多いTubolitoではバルブ根元からの空気漏れやバールーンアートの様なチューブの不均一な変形などが報告され、未だにネタアイテムとして評価されている側面もありますが、REVOLOOPの改良されたバルブシートを見ると、TPUチューブの進化が日進月歩である事を実感しますね、下手をすれば数年でブチルやラテックスのチューブを駆逐してしまうかも知れません。

【追記】2019年10月に漸くREVOLOOPから純正品のリペアキット『REVOLOOP.Repair Kit』が登場しました。
価格は7ユーロ弱(¥850~900)、透明で伸縮性のある2×2cm方形パッチとアルコール漬けワイプがそれぞれ三枚同梱され、使い方は 『Tubo-Flix Kit』 と全く同じです。
枚数が少ないだけにこちらの方がパッチが大きく、仮に釘が貫通しても十分に補修できるサイズ感です、マウンテンバイクやファットバイクなどのオフ車には、この純正品の方が向いているかも知れませんね。
コツを掴めばブチルより簡単?『Revoloop.Blue Fat.』TPUチューブの取付け方法
ここからは、実際にRevoloop.Blue Fat.の取付け方法について解説します。
私自身、TPUチューブの取付けは初めての経験ですが、コツさえ掴めば従来のチューブよりも作業が楽でした。

今回はチューブの入れ替えなので、リムからタイヤが完全に外れた状態ではなく、片側のビードを外した状態からスタートします。
極薄のTPUチューブはとにかく噛み込みに注意が必要なので、タイヤは片側だけ開いた方がリスクが少なくなります。

新品のTPUチューブならそのままでも問題ありませんが、バルブがチューブの中央にしっかりと配置されている事を確認し、必ずチューブに空気が入っていない状態にします。
この確認は新品を取付ける時よりも、使用済みのチューブを再取付けする際の方が重要になる手順で、しっかりとシワを伸ばしつつバルブを中央に配置し、チューブ内は真空に近い状態にするのがが望ましいです。
因みに、空気を手っ取り早く抜こうとして、バルブコアを外すのはやめた方が良いです。前述したようにTPUチューブはバルブ本体が従来よりも貧弱なので、下手にバルブコアを外すと再取付の際に気密が甘くなってしまうことがあるのです。

次に、バルブキャップを外したチューブを隙間からリム内に入れ、バルブをしっかりと根元まで差し込みます。
その後、帯状のチューブ全体を折れ目や捻じれに注意しながらリム内に収めていきますが、従来のチューブよりも格段に薄い上に表面がツルツルしているので、作業は思いのほか簡単です。
取付けの感覚はチューブよりもリムテープに近く、兎に角チューブが途中で捻じれていない事だけはしっかりと確認しましょう。
余談ですが、チューブがゴム製ではないのでタイヤパウダーを使う必要はありませんが、タイヤ内側のタルク類が完全にゼロの状態は好ましく無いそうです。

チューブがリム内に適切に収まったら、チューブのダメージや噛み込みに注意しながら開いたビードを閉じます。
ファットバイクの場合、タイヤレバー無しでも十分に出来る作業ですが、今回も折れずに傷も付けづらいCRANK BROTHERSのスピーディアー タイヤレバーが役立ってくれました。
従来のチューブではこの段階で少し空気を注入したほうが作業がスムーズに運ぶのですが、TPUチューブはこの時点でも空気を入れてはダメ!ということらしいです。
これはTPUチューブを単体で膨らませるとバーストしやすいことが理由ですが、一応REVOLOOPには『タイヤ密閉以外では0.5barが上限』といった注意喚起がされていますね。

この手順は必ずしも必要ではありませんが、ビードをリムにはめた後は念のため噛み込みが無いかどうか隙間からタイヤ全周をチェックします。
因みに、隙間から覗いている白い帯はTPUチューブではなくSURLY製のナイロンリムストリップです。

いよいよ空気を注入しますが、リムナットでバルブが固定されていないので上図の様にタイヤ越しにバルブを支えた状態でポンピングします。
ある程度まで空気を入れたら手を放しても大丈夫ですが、強く支え過ぎると空気がスムーズに入らないので注意しましょう。
このまま想定したタイヤ圧までポンピングしても構いませんが、私はビードがはまる直前で一旦ストップし、チューブの噛み込みが無いか再度チェックしました。
今回は初めてなので、用心に用心を重ねましたがこれでTPUチューブの取付けは完了です。

さて、フロントタイヤは恙なく終了しましたが、チューブ交換が思いのほかスムーズに運んで油断していた私はリアタイヤでちょっとした失敗をやらかします。
手で支えながらポンピングする過程を手短に済ませた結果、上図の様にバルブが傾斜して取付けられてしまいました。
結局、空気を抜いてやり直しましたが 、タイヤ越しにバルブを支えながらポンピングする作業は私が思っていたよりも重要なポイントの様です。
海外の使用レポートでは、バルブが傾斜したり低圧でバルブがリム内に多少落ち込んでも、特に問題は無いと説明されていましたが、見慣れないせいかあまり気持ちの良い物ではありませんね。
チューブの使い勝手と『Revoloop.Blue Fat.』で走ってみた感想

毎度の事ですが、例によって試走の時間です。
GW前のお花見ライドではしゃぎ過ぎたせいで体調は芳しくなく、快晴ですが風が強いコンディションです、おまけにチューブのバーストに怯えた私はスリックタイヤの適正値よりも0.5bar低い、前後ともに1.5barのタイヤ圧で挑みます。
いつもは一点止めのサドルバッグを装備していますが、チューブが省スペース化された事で漸くお役御免です、携帯している予備チューブも含めて三本分の置き換えとなり、計700gの軽量化に繋がりました。
晴天の中、颯爽とファットバイクをスタートさせると、最初のひと漕ぎから『あっ!軽い』と確かな感覚があります。
今まで、軽量なスリックタイヤ&軽量チューブ化⇒軽量リムに交換⇒TPUチューブに交換と、段階的に足まわりをカスタマイズしてきましたが、今回が一番ダイレクトに変化を感じますね。
海外の長期テストでは『あらゆる点でチューブレスに近く、チューブレスとの違いにほとんど気付くことはありません』と称されていましたが、残念ながら私はチューブレス化をした事が無いので、その辺の違いについては確証が持てないのが正直なところです。
ただし、チューブが入っているにも関わらず、タイヤのスカスカ感と言いますか空洞感が確かに伝わり、タイヤの走行音も今までとは確実に異なります。
過去に実施した足まわりの軽量化の場合、高速時に恩恵を感じる事が多かったのですが、今回は低速時にそれを感じ、少し大袈裟に言えばストップ&ゴーの多い街乗りでは普段使いしているミニベロライクな走り心地でした。
いつもと同じ様に40km程で試走を終了しましたが、体調や天候のコンディションが良く、ビビらずにタイヤの空気圧を2.0barまで上げられれば、もっとハッキリとした違いを実感する気がします。
さて、TPUチューブに交換してみた結果、走りの面では概ね満足できましたが、チューブの使い勝手には改善の余地が見えてきました。
あからさまな欠点と言う程ではありませんが、Revoloop.Blue Fat.のバルブ先端は携帯ポンプやタイヤゲージが大変はまりづらく、押し込みの力加減に苦慮させられます。
どうやら、差し込み先のバルコア先端の露出が通常よりも少ないの事と、リムナットが無くバルブ本体がTPU製である影響から、強い力を加えるのを躊躇してしまうのが原因らしく、デジタルタイヤゲージを使うだけでも一苦労です。
また、前項の取付け方法の時点でお気づきの方もいると思いますが、ホースの無い携帯ポンプでは、タイヤ越しにバルブを支えながらゼロからポンピングするのが、かなり難しいです。
インフレーターとCO2ボンベを併用したり、膝や足でパブルを支えながらポンピングする方法などが、最も簡単な解決策となりますが、癖の強いバルブまわりはまだ改善の余地があるかも知れません。
最後に、Revoloop.Blue Fat.で24時間後の空気圧を測定してみました、前後共に1.5barからスタートし、フロントタイヤは1.43bar、リアタイヤは1.38bar、24時間でおよそ0.1bar減と言う結果でした。
まとめ
待ちに待ったファットバイク用TPUチューブ『Revoloop.Blue Fat.』を今回初めて使ってみましたが、長期使用での耐久性やTPUチューブ特有の不均一なチューブの変形など、まだまだ心配な部分が多いですね。
TPUチューブはチューブレス化に使用するシーラントから影響を受けない性質があり、チューブレス化したMTBの予備チューブとして重宝がられているそうですが、様々な特徴を見る限り最も相性が良いのはファットバイクなのでは?と思う所があります。
私のファットバイクは、納車時にディスクローターを含むフロントタイヤ全体の重量が3660gもありましたが、現在はタイヤ&ホイールの交換やTPUチューブへの交換で2500gにまで減りました。
これは軽量スポークを使ったカーボンホイールをチューブレス化した時とほぼ同じで、重量だけならチューブレス化に迫ります。
ファットバイクのチューブレス化はリム打ちパンクのリスクが無くなったり、低圧時に最大10%の転がり抵抗の軽減が見込めるなど、軽量化以外の利点も多いのですが、タイヤ交換が面倒になる欠点があり、私もそれが原因でチューブレス化を躊躇していました。
タイヤをマメに交換できる利便性を取るか、最大10%の転がり抵抗軽減を取るかは、用途や好みに寄るところが大きいですが、チューブレス化以外の選択肢が出来た事は素直に歓迎したいですね。