早ければ五月上旬のGWくらいから注意が必要だそうですが、強い日差しの中で自転車に乗ると、とんでもない勢いで日焼けします。
特に強い日差しをイイ感じの角度で浴びてしまう両腕は、サンバーンと呼ばれるヒリヒリした状態になりやすく、紫外線の悪影響を最も実感しやすい部分でしょうか。
毎年この時期は、日焼け止めオンリーの紫外線対策していますが、個人的に日焼け止めの使用感があまり好きではなく、顔や首まわりだけに留めておきたいのが正直なところです。
日焼け止めにはあまり肌に良い成分が含まれていないので、使用後はすぐに洗い流すようにしていますが、この作業が実に面倒臭いのです。
腕まで塗ってしまった場合は特にそうで、ライドの距離や汗の有無に関わらず、帰宅後は必ずシャワーに直行しなければなりません。
そんな事情から、長袖のトップスを着用による紫外線対策を画策していたのですが、いざ探してみると真夏でも快適に着られる長袖はあまり多くない上に、デザインがスポーティー過ぎてちょっと私の趣味にはそぐいません。
さて、どうしたものかと思案した結果…幸いにもクローゼットに山ほどある、選りすぐりの機能性Tシャツにアームカバーを組み合わせるという、いたってシンプルな考えに行き着きます。
早速、使い勝手の良さそうなアームカバーを探してみたのですが、どうもしっくり来る製品が見つかりません。
アームカバーにありがちな地味目のカラーリングには目を瞑れるのですが、化繊丸出しのテカテカした質感や主張の強いデザインやロゴマークには、どうしても抵抗を感じてしまいます。
半袖サイクルジャージに合わせる前提ではなく、カジュアルTシャツにも合わせられる製品は無いものか…と更に深堀りしてみた結果、ようやく見つけたのがオンヨネ製の『プリントメッシュアームカバー』でした。
本来は女性向け?オンヨネ製プリントメッシュアームカバー
オンヨネ製のプリントメッシュアームカバーには、30種ほどカラーバリエーションがあります。
ユニセックス仕様とはいえ本来のターゲットは女性らしく、ビビットな色合いやファンシーな柄物が結構な割合でラインナップされていました。
その中から男性向けで程よくカジュアル寄りな物を探してみたところ、個人的に目に留まったのがデニム柄タイプとボーダー柄タイプのふたつです。
特にデニム柄タイプはカジュアルな見た目で使い勝手も良さそうだったので試しに購入してみましたが、組み合わせるトップスの色によっては、明るい配色のボーター柄も悪くありませんね。
素材はもちろんコットン製のデニム地ではなく、化繊100%の生地にデニム風のプリントが施されたものです。
手で触れてみると確かに化繊特有のしっとりサラサラした手触りですが、安っぽい感じは殆ど無く光沢も控えめな印象でしょうか。
オンヨネのロゴも上手く字体を崩してある為か、煩わしく感じるような強い主張は感じませんね。
ひっくり返してみると、裏側は通気性の良いメッシュ地になっていて、縫い目は表地からは見えないようになっています。
実際に腕に装着してみても、裏側の縫い目が邪魔になることはなく、特に違和感はありません。
カジュアル寄りなデザインですが、アームカバーに必要とされる機能性はしっかりと備えており、真夏でも十分に使用できる作りです。
今回はLサイズを購入しましたが、アームカバーの実寸は42cmほどで腕回りは30cm対応となっています。
この腕まわりの数値は腕をまっすぐ伸ばした状態のものなので、腕まわりが30cm前後で筋肉質の方はワンサイズ上を選んだ方が良いです。
生地にはストレッチ性があり大変よく伸びますが、フィット感が強すぎると地肌が薄っすらと透けてしまう上にプリント柄が伸びて化繊特有のテカテカした質感が全面に出てしまいます。
もうすこし着用感に余裕が欲しい方やプリント柄を活かしたい方は、ジャストよりもワンサイズ大きめを選んだ方が良いでしょうか。
まとめ
アームカバーは機能性を重視するのが当り前かもしれませんが、もう少しカジュアル寄りな製品が増えてくれると嬉しいですね。
最近は化繊100%でも、手触りや質感がコットンに近い速乾生地も見られるようになってきたので、アームカバーの今後にも期待できるかもしれません。
とりあえず、このオンヨネ製アームカバーは気に入ったのでOサイズのボーダー柄を追加で購入決定です。
個人的に効果は半信半疑ですが、巷には『飲む日焼け止め』なんて物もあるそうで、今以上に面倒臭い病が進行した場合は、こいつでも試してみましょうかね。