息苦しさよ去らば!パールイズミ『ベンチレーションマスク』の感想

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最近ではマスク姿のまま自転車に乗っている方もチラホラ見掛けますが、スポ車乗りに限って言えば、例のウイルス対策としてではなく紫外線や防寒、虫や排ガス対策の場合が殆どでしょうか。

私の場合、マスクの利用は防寒が一番の目的で、過去にこのブログで対策を紹介するくらい『鼻水』がドバドバ出てしまう厄介な体質なんです。

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数年前までは、その記事でも紹介しているスリット付きフェイスマスクこと『ヤケーヌ』と眼鏡の曇り止めを併用して何とか凌いでいましたが、このヤケーヌは元々女性向けなこともあって見栄えがイマイチという欠点がありました。

そんな理由から、ここしばらくはフィルター機能に定評のあるナルーマスクの『F.U+』を使っていましたが、とあるメディアでパールイズミからヤケーヌをブラッシュアップしたような自転車用マスクがリリースされたことを知ります。

見た目はどうあれ、ヤケーヌは間違いなく呼吸が快適なマスクでしたから、これは期待せずにはいられません。

今回はバールイズミ『MSK-03 ベンチレーションマスク』の感想と共にナルーマスク『F.U+』との違いについても、簡単に触れてみたいと思います。

見た目がシンプルでGOOD!パールイズミ『ベンチレーションマスク』の詳細

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早速ポチってみましたが、この手の小物はメール便に対応していることが多く、通販でも気兼ねなく買えるのが嬉しいですね。価格は税抜きで¥1580です。

カラーバリエーションはホワイト・グレー・ネイビーの三色で、どうやらホワイトが一番のレアカラーみたいです、今回は無難にグレーを注文しました。

大きさはS-M/M-Lの2サイズ展開で、S-Mが高さ15x横幅19cm、M-Lが高さ16x横幅21cmとアナウンスされ、私が購入したM-Lサイズの実寸もほぼ同じですね。

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パッケージ内にはマスク本体と一緒に、内部のポケットに装着できる挟み込み用生地が同梱されていました。

この生地は特にフィルター機能を備えていない普通の布なので、実際にポケットに挟み込んで使うよりも、不織布の台紙や雛形にするような使い方が向いているかも知れません。

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マスクを下側からのぞき込むと…この製品のキモ、スリットが見えます。単純な仕組みですが、これのお陰で普通のマスクよりも格段に呼吸が楽になり、眼鏡やサングラスなどのアイウエアも曇りづらくなります。

マスクの上側をまくり上げることで、マスクを付けたままで簡単に給水ができるのも魅力ですね、バータイプやゼリータイプの行動食なら、マスク付けたまま食べられるかも。

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スリットがあるぶん一般的なマスクと比べて感染防止には不相応になりますが、前述した通りマスク内側にはフィルターを挟み込めるポケットが備わっているので、工夫次第で機能強化が可能です。

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試しに同梱されいた『普通の布』をポケットに挟み込んでみましたが、布にコシが全くないせいか収まり具合が良くありません。

布を45度回転させて菱形状にして入れると多少マシになりますが、自前で少し質感が固めなフィルターを準備した方が良さそうですし、サイズも試行錯誤が必要でしょうか。

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耳紐には若干の伸縮性がありますが、フィット感の調整は画像のアジャスターの位置で調整するシンプルな仕様ですね。

因みに、スリットの入ったマスク下側のラインを顎にピッタリ沿わせてアジャスターを調節するのがコツで、マスクのフィット感が増し、見た目も綺麗に整います。

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生地表面は速乾性を重視したメッシュ状になっていて、同社製の夏用マスクと同じ素材が使われているようですね。生地には撥水加工が施され、汗でマスクが張り付いてしまうのを防止する効果もあるそうです。

経験上、顔の前に布一枚あるだけでも鼻水対策としては十分ですが、気温5度前後でロードバイクなんかに乗る場合は流石に厳しいかも知れませんね…フィルターを工夫して防寒性UPが必要かな。

因みに、マスクを初めて使う前に軽く洗った方が良いですね、それほど強くはありませんが、僅かにケミカル臭がありますから。

どんよりライドでチェック、パールイズミ『ベンチレーションマスク』の使用感は?

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実りの秋も終わりに近づき、爽快感に欠ける空模様の中で早速ベンチレーションマスクの使用感をテストしてみました。ご覧の通り人気のない海沿いのコースは荒涼とした有様です。

さて、肝心の着用感ですが、今まで使用していたナルーマスク『F.U+』はどちらかといえばバラクラバ的なフィット感で、口元にある種の不快感があったのですが、こちらのベンチレーションマスクは市販の立体マスクをほぼ変わらない着用感ですね。

無造作に装着すると、マスク下部のラインが緩んだ感じになってしまうので、前項で説明した方法でフィット感を調整します。

自転車でマスクを使用する際に個人的に気になるのが耳の上が渋滞することでしょうか、マスクの耳紐とアイウエアのモダン部分が耳上のスペースを奪い合い、意外としっくり来ません。

ナルーマスク『F.U+』は耳紐が太目で、この点に苦労させられませしたが、ベンチレーションマスクは耳紐がおよそ半分の太さになっているお陰か、煩わしさを感じませんね、地味ですか重要な点です。

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パッとしない天気でしたが、気が付けは70kmほど走っていました…すでに夕方で輪を掛けて肌寒いです。

さて、半日ほどパールイズミ『ベンチレーションマスク』を使ってみた感想ですが、呼吸の快適さは謳い文句通り二重丸でした、マスク特有の息苦しさが一気に軽減されますね。

また、ナルーマスク『F.U+』には眼鏡の曇り防止とフィット感を高める目的でマスクの鼻部分に自由に曲がる芯が入っていましたが、ベンチレーションマスクはその機能なしでも曇りを感じることはありませんでした、私はあまり鼻筋が通っていない顔なので、こちらのフィット感の方が好みでしょうか。

取り合えず手放しで褒めてみましたが、気になる点も二つほどありました。一つ目はフィット感を調節するアジャスターで、無造作に調節すると耳裏の変な所に紐のたわみが出来てしまい、見た目が残念なことになります。

コツが必要ですが、アジャスターの位置が耳たぶ付近になるように調節るのが見栄え的にベストでしょうか。

二つ目はマスク裏側にあるポケット部分の薄布が鼻に触れてしまうことで、神経質な方には割と気になる点かも知れません。

製品説明によると、皮膚との接触を考慮して肌離れの良い生地を使っているとのことですが、鼻呼吸することで両方の鼻の穴にメッシュ状の薄布がゆるく張り付く感触があり、走行中に何度か違和感を覚えました。

常時ではありませんし、『あれ?何だろう…』くらいの感覚ですが、マスクの着用位置が上過ぎたり、薄布のメッシュ生地が呼吸の湿気で目詰まりすると張り付きやすくなるのかも知れません。

これは内側にポケットを設けたことの弊害ですが、マスク自体の使い勝手が悪くないだけに、原因をはっきりさせたいところですね。

まとめ

パールイズミ『ベンチレーションマスク』の使用感についてまとめてみましたが、使用に差し障りが出るような際立った欠点はなく、今までのマスクに後戻りできないくらい呼吸が快適でした。

見た目が普通の立体マスクに近いので普段使いも出来そうですが、サージカルマスク的な機能は期待してはいけません!なにせマスク下部はスカスカですからね…

逆に同じ自転車用マスクでもフィルター機能を重視したいなら、布マスクでは最強クラスのナルーマスク『F.U+』を使いましょう。

不審者っぽさが激減?ナルーマスク『F.U+』を試しに購入
普段使い出来そうなNAROO MASK/ナル―マスク『F.U+』を購入。元々はPM2.5や花粉対策をメインとした高機能フィルターマスクですが、5μm程度といわれるウイルス飛沫にも効果が見込めるのかな?洗って使えるサージカルマスクといった印象ですね。

余談ですが、ベンチレーションマスクを購入するついでに、ナルーマスクの着用感を改善する目的で『マスクブラケット』なるものも購入しました。

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シリコン製の骨組みを利用し、マスク内部に空間を作ることで着用感が良くなるアイテムなのですが、私が購入した画像左の製品は硬すぎて失敗でしたね…

御多分に漏れず、こちらも中華製のオンパレードですが、これから購入する方はやわらかい作りの画像右のタイプがオススメです。

ナルーマスク『F.U+』はフィルター機能は高性能で信頼できますが、唇に密着してしまうので、立体マスク寄りな使用感を求めるならマスクブラケットは必須かもしれません。

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