ミニベロ・折り畳み自転車には縦型サドルバッグがおすすめ!!

TOPEAK(トピーク)製縦型サドルバッグ『MondoPack(モンドパック)』02

複数台の自転車を所有している方にとって、サドルバッグの使いまわしは珍しくない行為かも知れません。

私もファットバイクとミニベロでサドルバッグを使いまわしていたのですが、容量不足を感じファットバイクをフレームバッグに切り替えることに。

さて、そうなると余ったサドルバッグは必然的にミニベロ専用となる訳ですが、元々ファットバイクに合わせて購入したせいか、見た目がどうにもしっくりきません。

なぜ、見た目がイマイチなのだろう……

朧げにそう感じてしまう理由を私なりに考察してみると、ミニベロや折り畳み自転車にありがちな『長いシートポストに原因があるのでは?』という結論に至ります。

ミニベロ・折り畳み自転車に似合うサドルバックとは?

KHS フォールディングバイク F-20R 2016年モデル

個人的に懐かしさを覚える画像ですが、こちらは私がF-20Rに初乗りした時に撮影した一枚。

有り合せのパーツを取付けて急遽出走したこともあり、今見るとサドルまわりに野暮ったさが漂っています。

特にサドルバッグのミスマッチ感が強く、ツールケースに携行品を詰め込んでボトルケージにマウントした方が遥かにスッキリとした見た目になっていたでしょう。

これはあくまでも私の主観ですが、ミニベロはサドルとタイヤの間隔が広く、そのスペースを持て余している印象を受けます。

シートポストは40~55cmと通常よりも長くタイヤはもちろん小径、サドルからタイヤまでは50cm近く離れていて、使用するサドルバッグの形状やサイズによっては違和感を増長しかねません。

では、サドル下のスペースを持て余すミニベロや折り畳み自転車には、どういったサドルバッグが似合うのでしょうか?

その答えを求めてネットの海を彷徨ってみたところ、奇しくも私と同じF-20Rにジャストフィットしているサドルバッグに出会います。

荒い画像のみで詳細は不明だったものの、必死で調べた結果。

そのサドルバッグがサーファスのスーパーライトバッグという製品であることがわかり、俗に縦型サドルバッグと呼ばれる物でした。

見た目がバランスよく感じたのはこの縦長要素が影響していて、サドル下の空きスペースが違和感なく埋められています。

私も真似をしてみようと早速購入を決めたのですが、どうやら少し古い製品らしく既にレア物と化していました。

諦め切れずに今度は縦型サドルバッグに絞って代替品を探してみると、TOPEAKのMondoPack/モンドパックという製品が目に留まります。

これが何の巡り合わせか、探し求めていたサーファスよりも私好みだったため、早速購入してみることに。

縦型サドルバッグTOPEAK/トピーク『MondoPack/モンドパック』の感想

TOPEAK(トピーク)製縦型サドルバッグ『MondoPack(モンドパック)』01

縦型サドルバッグのMondoPack/モンドパックには、サイズや取付け方法により4種類のモデルが存在しています。

昔ながらのストラップマウントが1種、残りは全てサドルレールにアタッチメントを取り付けてワンタッチ化した、クイッククリックと呼ばれる仕様。

上画像のモンドパックは一番サイズの小さな1.2Lタイプで、他にも容量1.7Lでボトル用ポケットの付いた『MondoPack Hydro』や容量2.0Lでファスナー調整でスペースを拡張できる『MondoPack XL』がラインナップ。

大容量タイプのMondoPack XLに心惹かれましたが、既に収納スペースに優れる同社のダイナパックを所有しているので、今回は一番コンパクトでミドルサイズ相当の1.2Lタイプを選びました。

TOPEAK(トピーク)製縦型サドルバッグ『MondoPack(モンドパック)』03

製品自体はシンプルなパッケージで届き、何となく奈良県にある石舞台古墳を起想させる外観です。

サドルレールに取り付けるクイッククリックのアタッチメントが見当たらず焦りますが、ちゃんとサドルバッグに装着された状態で一安心。

TOPEAK(トピーク)製縦型サドルバッグ『MondoPack(モンドパック)』04

モンドパックは正面からではなく、両サイドにある開閉口から携帯品を出し入れする作りになっていて、後方から見て右サイドに位置するファスナーはポケット状になっています。

こちら側はちょっとした小物や使用頻度の高いツールを入れるために使い、大きい内室にはアクセスできない仕様でした。

TOPEAK(トピーク)製縦型サドルバッグ『MondoPack(モンドパック)』05

後方から見て左サイドのファスナーが内部へアクセスする直接の出し入れ口で、蓋側にメッシュポケットが設けられています。

形状的にモンドパック上部にあたる先端部分がデッドスペースになりやすく、容量を最大限に活かすには収納に少しだけ工夫が必要。

実際のサイズ感は350ml缶をギリギリ出し入れできるくらいでしょうか。

TOPEAK(トピーク)製縦型サドルバッグ『MondoPack(モンドパック)』06

試しに手元にあった500mlペットボトルを突っ込んでみますが、デッドスペースに先端部分から入れたとしても収納は困難。

大容量を求めるなら他のモデルを選べば良いのでしょうが、形状に大差がないだけに1.2LモデルにもMondoPack XLの様なファスナーによる拡張機能が欲しかったところです。

TOPEAK(トピーク)製縦型サドルバッグ『MondoPack(モンドパック)』08

実際に携帯品を詰め込んで試走してみましたが、車体に取付けた際の外観はこんな感じ。

シェルタイプのサドルバッグと比べると、サイドシルエットがかなり映えますね。

容量も若干増えたため、今までサドルバッグとツールケースに分けていた携帯品がまとめて収納できるようになりました。

TOPEAK(トピーク)製縦型サドルバッグ『MondoPack(モンドパック)』07

冒頭の初乗り時の画像とはサドルやシートポストの種類が変わり、サドルキーパーとフェンダーも無くなっているので少しばかりアンフェアなものの、こちらの方が遥かにスッキリとまとまっていますね。

あくまでも主観なので全ての方にオススメ出来る訳ではありませんが、私と似たような感性をお持ちの方は縦型サドルバッグを是非お試しあれ。

まとめ

TOPEAK(トピーク)製縦型サドルバッグ『MondoPack(モンドパック)』09

縦型サドルバックのモンドパックが思いのほか気に入ってしまい、大容量タイプにも食指が動きそうです。

言い忘れていましたが、折り畳みでシートポストを伸縮する際にはサドルバッグが邪魔になるので、取外しが簡単なクイッククリック版の方が煩わしくありません。

また、個人的にやぐら付近が緩やかにカーブしたオフセットタイプのシートポストと相性が良いと感じるので、ポジション出しに差支えが無いのなら同時交換がオススメ。

シマノPRO LTシートポストのオフセット版が一押しで、軽量な上にF-20R純正シートポストには無かったメモリまで備わっている優れモノです。

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