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ファットバイク高速化タイヤ『VEEスピードスター』の魅力

ファットバイク用スリックタイヤ

ファットバイクが最大限に活躍してくれる季節といえば『冬』です。

前シーズンまでは私の所有する自転車がファットバイクオンリーだったので、季節に関係なくオールシーズン乗り回していましたが、新たにミニベロが加ったことで、ファットバイクの出番が思いのほか少なくなりました。

一旦ミニベロの軽快さに慣れると、ファットバイクのペダリングが輪をかけて重く感じる様になり、30km程度の距離でも疲労感に雲泥の差が出ます。

実のところ、トレイルに限らず段差の多い街乗りでも乗り心地自体はファットバイクの方が断然上で、体に掛る負担はミニベロよりも遥かに少ないのですが、舗装道路上で生み出される悪魔のような路面抵抗は容赦なく体力を奪っていくのです。

まあ、ファットバイクは極太のグラベルタイヤがチャームポイントですし、そういう物だと思って割り切って考える事にしていましたが、幸か不幸かファットバイクを常用化する可能性を秘めた『VEE speedster/ヴィー スピードスター』なる、ファットバイク用スリックタイヤの存在を知ってしまいます…

俄然興味を惹かれて詳しく調べてみると、全く違う自転車になったと感じるくらい走りが激変するらしく、ファットバイクを街乗りや舗装路に特化させる、軽量化&高速化タイヤであることがわかりました。

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元祖ファット用スリックは『SURLY BLACK FLOYD TIRE』

surly BLACK FLOYD TIRE(サーリー ブラック フロイド タイヤ)

実はVEEスピードスター以外にもファットバイク用スリックタイヤは存在し、元祖とも言えるのがSURLY(サーリー)の『BLACK FLOYD TIRE(ブラック フロイド タイヤ)』です。

このタイヤは過去に一旦生産を終了したそうですが、ファットバイク需要の増加に伴い復活を果たしました。レンガ状のパターンが特徴的で1050gと軽量です。

サイズは26×3.8でケーシングは60tpi、適合リム幅は50–65mmとカタログスペックにありますが、サーリー製で最大幅となる100mm幅のClown Shoe(クラウンシュー)にも使用できます。

サイドスキンがBLACK WALL(黒)とTAN WALL(茶)の2色展開でどちらもケブラービードですが、海外ではワイヤービード(旧モデル?)も見掛けます。

タイヤを高圧にすることで転がり抵抗が少なくなりますし、何より影響の大きい足回りが軽量化出来るのが魅力ですね。

私のファットバイクは100mmリムの5インチ仕様なので、カタログスペック的には全く推奨外なのですが、先人が同じ100mmリムに使用した実例が多数あるので、導入に対しては安心感があります。

競合するVEEスピードスターよりも軽量ですが、高価な上に入手性が悪いのが欠点でしょうか。

復活を果たしたものの、2020年あたりからめっきり見掛けなくなり、ひょっとしたら再び終売している可能性もありますね、SURLY公式HPからも消えてますし……

夏でもファットバイク!!タイヤを"SURLY BLACK FLOYD"に交換
ファットバイクは主に雪道を得意としていますが、オフシーズンにあたる夏場であっても、転がり抵抗の少ない"SURLY BLACK FLOYD"や"VEE speedster"等のスリックタイヤに交換することで街乗りやアスファルトなどの舗装路も快適に走行できる様になります。

ファットバイク街乗り派にオススメの軽量タイヤ『VEE speedster』

vee speedster(ヴィー スピードスター)

さて、本題の『VEE speedster(ヴィー スピードスター)』です。

発売元のVEE TIREは、雪道に特化したファットバイク用タイヤ『SNOW SHOE(スノーシュー)』や5.05インチ幅の超極太タイヤ『SNOW SHOE 2XL』などをリリースしていて、安価で個性的なファットバイク用タイヤが目立ちます。

VEEスピードスターもサーリーのフロイドタイヤと同様にタイヤ表面にパターンが設けらていますが、全体にレンガ状のパターンのあるフロイドタイヤとは違い、格子状パターンの中央にはハニカム構造のセンタートレッドが設けられ、タイヤを高圧にすることで転がり抵抗が大幅に軽減される仕組みです。

サイズは26×3.5でワイヤビードが1230g 72tpi、ケブラービードが1010g 120tpiとフロイドタイヤに負けず劣らず軽量ですが、チューブレスに対応した最新バーションは100g以上重くなってしまったのが少し残念です。

タイヤ幅が3.5インチとフロイドタイヤの3.8インチよりも狭いですが、海外のレビューによれば、実寸ではおよそ3.65インチ(約93mm)、実重量が約1100g(旧モデル)と割とアバウトな作りのタイヤです。

因みに、VEEスピードスターには20×4.0サイズのタイヤも存在し、街乗りメインの20インチファットバイクによく採用されています。

見た目からある程度予想は出来ますが、ダートで使用すると格子状のパターンやハニカム構造のセンタートレッドが頻繁に小石を拾います。

舗装路をしばらく走行すると大半が自然に落ちるそうですが、神経質な方は気になる部分かも知れませんね。

余談ですが、特徴的なセンタートレッドの効果で競合するフロイドタイヤ以上に良く転がり、過去に行われた某ヒルクライムレースでは、ロードやMTBを抑えてVEEスピードスター付けたファットバイクが3位入賞を果たしたことがあるそうです。

サーリーのフロイドタイヤ同様に個人的に大変魅力を感じるタイヤですが、海外のフォーラムでは80mm幅のリムでは問題なく使用できると報告されているので、大半の4インチ・5インチファットでも問題なく使用できそうです。

前述の通り、私のファットバイクは100mmリムの5インチ仕様ですから、タイヤ幅の狭いVEEスピードスターが適応するのか否かは大変微妙なところでしたが、Clown Shoeや他社の100mmリムに使用しているのを少数ですが確認できました。

期待のファット用スリックタイヤ『VEE Apache Fatty Slick』

VEE Apache Fatty Slick(ヴィー アパッチ ファッティ スリック)

VEEスピードスターを調べていた時に偶然見つけたのですが、同じVEE TIREには『VEE Apache Fatty Slick(ヴィー アパッチ ファッティ スリック)』という真正のファットバイク用スリックタイヤも存在していました。

日本国内では僅かしか流通していない様ですが、タイヤ表面に一切のパータンが無いガチのスリックタイヤです。

黒い浮輪を思わせるフォルムで、サイズは26×4.5と現在販売されているファットバイク用スリックタイヤでは最大幅となります。

ケブラービードでケーシングは120tpiですが、耐久性や安全性を増すために通常よりも厚く設計する必要があるらしく、重量は1360gとノブ無しのスリックタイヤとしては少し重めの仕様でしょうか。

転がり抵抗は最低限に抑えてあり、まさに舗装路&アスファルト専用タイヤと言えますが、例外的に砂浜との相性が良いらしく、海外からのレビューも幾つか見られます。

タイヤ幅が4.5インチなので100mmリムの5インチファットにも安心して使えますし、実際に使う機会が殆ど無いとはとはいえ、低圧での利用も問題なく実現できます。

やはりノブが一切存在していないため、ダート用のファットタイヤよりもパンクしやすいそうですが、街乗りメインなら試してみるのも一興ですね。

アスファルトとダートを両立させたいなら『VEE MISSION COMMAND』

VEE MISSION COMMAND(ヴィー ミッションコマンド)

VEEタイヤ製に面白いタイヤが多過ぎな気もしますが、ついでに『VEE MISSION COMMAND(ヴィー ミッション コマンド)』も紹介しておきます。

ミッションコマンドは連結したセンターノブに特徴があり、所謂センターリッジタイヤ呼ばれるものです。

このセンターノブのおかげでタイヤが良く転がり、アスファルトメインのオンロードでもスリックタイヤに近い感覚になります。

26インチ、24インチ、20インチとほぼすべてのファットバイク用タイヤを網羅し、26×4.0サイズだけでなく、26×4.7サイズもランナップされているのが面白いですね。

 26インチサイズは、どれも重量が1500g超と重めですが、夏場にオンロードだけでなく荒れたダートやトレイルもそのまま走りたい…という方に重宝するタイヤでしょうか。

因みに、他のタイヤメーカーからもファットバイク用のセンターリッジタイヤがリリースされていていて、軽さを重視したいなら、ミッションコマンドよりも500g以上軽量なMAXXISのMammothやSurlyのLARRYあたりがオススメでしょうか。

まとめ

5インチファットバイク乗りの私の場合、リムとの相性を重視するならサーリーのブラックフロイド、コスパと転がり抵抗を重視するならVEEスピードスターといった選択になります。

ファットバイクを購入したものの、思っていたほど楽しめるシュチュエーションがなく、ファットバイクを持て余し気味の方は、試しにスリックタイヤに交換してみるのも手でしょうか。

本格的なトレイルを走らなければ、冬季以外の3シーズンは快適ですし、街乗りや舗装路で最大限に実力を発揮してくれると思います。

今回は紹介しきれませんでしたが、VEEにはファットバイク用スリックタイヤが他にもまだ二種類あります。

どちらもスリックタイヤとしては重めの仕様ですが『ZIGZAG』にはホワイトサイドウォールのモデル、『CHICANE』にはクラッシックな見た目のナチュラルウォールのモデルが存在し、味気ない真っ黒なタイヤに飽き飽きしている方にオススメですね。

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