自転車趣味に傾倒してから数年になりますが、私はサイクルウェアをあまり好まない性分。
ライド時に着用している衣類は街着や普段着と大差のない代物で、本格的なサイクルウェアは数えるほどしか持ち合わせていません。
とはいうものの、流石にコットン100%といった真っ当なカジュアルウェアは避けていて、化繊素材のアウトドア系ウェアが目下のお気に入り。
そんな中、ユニクロで購入した下ろし立てのジーンズでライドする機会がありました。
頑丈なイメージのあるジーンズだけに耐久性に問題はないだろうと高を括っていると、トータル100km程度の走行でお尻の生地に毛羽立ちが発生します。
しかもお尻の部分だけが極端に色落ちしてしまい、真っさらなワンウォッシュのジーンズが何ともみすぼらしい姿に。
ユニクロのジーンズだからか?と疑いの目を向けるも、今どきのユニクロ製ジーンズはセルビッチに限りそれほど低品質ではありません。
気になって確認してみると、所有している幾つかのコットン製パンツにも同様の症状が見られ、どうやらこれはユニクロ製ジーンズに限った話ではなさそう。
ロードバイクやクロスバイクを通勤や通学に利用すると、生地の薄いスラックスなどは簡単に穴が開いてしまうと聞いていましたが、ジーンズがこれほど短期間で劣化するとは思いもしませんでした。
普通のジーンズが駄目なら、自転車のために作られたジーンズはどうだろう?
これが気になった私は、自転車用ジーンズとして名高いSWRVE/スワーブのコーデュラデニムパンツを試してみることに。
SWRVE/スワーブ自転車用ジーンズの詳細

予定通り、LA発のブランドSWRVE/スワーブの自転車用ジーンズ
『Codura Denim Pants/コーデュラデニムパンツ』を購入。
私が選んだのは太腿部分にゆとりを持たせたテーバードスキニータイプで、カラーはインディゴではなくブラック。
製品名にもある通り、このジーンズは耐久性に優れたコーデュラナイロンが混紡され、コットン55%、ポリエステル30%、ナイロン15%の構成になっています。
速乾性やストレッチ性を高めるために化繊を混紡したジーンズは珍しくありませんが、50%に迫る混紡率のジーンズは初めてかも知れません。
実際に手で持ってみると見た目よりも軽く、生地の厚さはライトオンスよりも若干ボリュームがあるくらいでしょうか。
化繊のパンツというと、ディッキーズ製ワークパンツのように最初はバリバリに硬めな印象があったのですが、意外なほどしなやかな質感をしていて手触りも柔らかです。
細部をチェックしてみると、トップ画像に見られるような凝った作りのフロントボタンが印象的。

ブランドアイコンのレザーパッチは省スペース仕様で、真っ黒なパッチがウエスト部分に控えめに設けられています。
このジーンズは自転車用と謳うだけあって股上の作りに工夫が見られ、前傾姿勢でも腹部が圧迫されないように前股上は浅めの作りに。
それに対して後股上は、背中が露出しないようにと深めの作りになっています。
実際に着用してみると、腰回りを優しく包み込むような安心感があり、他のジーンズには後戻りできないくらい着心地が良いですね。
他にも、股合わせの部分はクライミングパンツでお馴染みのガゼットクロッチ仕様になっていて、開脚してもジーンズにありがちな突っ張り感がありません。
自転車はサドル跨る動作でどうしても脚を開く必要がありますから、これは嬉しい仕様ですね。
また、自転車用のパンツの要とも言える膝部分にも手抜かりはなく、立体裁断にすることでスムーズなペダリングを実現しています。

自転車用パンツとして使う場合、どうして気になるのが裾まわりのサイズ感です。
通常のジーンズだと裾幅18cm以上で裾バンドが必須となりますが、スワーブはスキニーフィットだけあって裾幅は17cmと狭め。
この寸法ならチェーンやチェーンリングに干渉することはほぼ無く、裾バンド不要でも安心してペダリングができそうです。
ロールアップすると白いリフレクターも現れ、この部分にも裾バンド要らずな機能が潜んでいました。
SWRVE/スワーブのサイズ感と注意点について

備忘録を兼て、スワーブのサイズ感についても触れておきます。
今回購入したコーデュラデニムパンツは、ウエスト32、レングス32を選びました。
平置きしたときの実寸サイズは以下の通りで、カタログ値よりもウエストまわりがタイトなサイズ感です。
【ウエスト】76cm(平置き)、78cm(円周)
【レングス】81cm
【ヒップ】104cm
【股上】23cm(前)、29cm(後)
【わたり幅】29cm(股合部)、28cm(股合部下10cm)
【膝幅】19.5cm
【裾幅】17cm
普通に計算するとウエスト32インチはおよそ81cmになるはずですが、実寸のウエストサイズは1~1.5サイズ分小さい30インチ相当という値。
製造時に出てしまう単なる個体差なのかもしれませんが、ストレッチ性がほぼ無いことも考慮に入れると、いつもよりワンサイズ大き目を選ぶのが良さそうです。
まとめ
自転車用ということで耐久性ばかりに目が向きがちですが、股上の作りや股合わせのガゼットクロッチ、膝の立体裁断やタイトな裾まわりなど、見どころの多いジーンズでした。
個人的に評価したいのがポリウレタンが使われていないことで、数年後の加水分解を気にせずに長く付き合えるのも魅力でしょうか。
言い忘れましたが、スワーブのコーデュラデニムも色落ちや色移りするので、白系色のサイクルウェアやサドルと合わせて使用する際はくれぐれも注意しましょう。
また、コットン100%と比べると化繊混紡のジーンズはヒゲやアタリが出ずらい性質があるので、綺麗なエイジングは期待しないほうが良さそうです。