貧脚万歳!チェーンリング交換でグラベルロードのギア比をMTB化

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フルサスMTBやファットバイクなど、オフ車主体の私がグラベルロードに乗るにあたり、最も不安を感じていたのがギア比に関してです。

所有するオフ車は、フルサスMTBがフロント30T×リア50Tで最小ギア比が0.6、ファットバイクがフロント28T×リア51Tで最小ギア比が0.55と、貧脚な私にとことん甘い構成。

舗装路なら大抵の激坂はシッティングオンリーで十分ですし、自転車を趣味にして以来、ダンシングどころかスタンディングすらした記憶がないほど。

一応、グラベルロードをバラ完する前にシマノGRXのギア比を下調べしてみましたが、フロントシングルの完成車で最小ギア比が0.95~1.00、フロントダブルで0.88~1.00といった値。

グラベルバイクはオフ車よりもタイヤを含む足まわりが軽量なので、ギア比が見劣りしていても実際の走行感はずっと軽快なはずですが、今までと同じ感覚で登坂できるかは未知数です。

バラ完グラベルのコンポ構成を決める参考として、幾つかある定番コースの激坂でテストしてみたところ、私がシッティング縛りで呼吸を乱さず淡々と登り続けられるギア比は、フロント30T×リア36Tの0.83という結果に。

正直、一般的なグラベルロードの仕様でもギリギリ賄えそうな値でしたが、保険を掛ける意味でフロントは40T、リアはシマノGRXでは非公認ですが使用可能な最大46T、ギア比0.87という組み合わせに落ち着きます。

その後、バラ完グラベルロードが無事に組み上がり、ノリノリで新規コースを開拓しまくっていたのですが……

足りない、あと少しだけ足りない……

山間のコースを走っていると、そんな思いが頭をもたげます。

ロードバイク乗りが聞いたら卒倒しそうな話ですが、あと一枚だけギアに余力が欲しいのが本音ですね。

さて、早々に二枚目のカードを切ることになった私ですが、今回はグラベルロードのギア比をMTBに近づける目的で、シマノGRXクランクのフロントチェーンリングを交換してみようと思います。

魅惑の36T!WOLFTOOTH製シマノGRX用チェーンリングの詳細

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バラ完グラベルを構想していた時から目星はつけていましたが、今回購入したのはWOLFTOOTH/ウルフトゥース製のシマノGRX対応フロントチェーンリング。

シマノ純正は42Tと40Tがラインナップされているものの、他社製にはそれよりも小さい38Tの製品が幾つか存在し、リアスプロケットの交換と共にギア比のMTB化の強い味方になってくれます。

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さて、幾つかある他社製チェーンリングの中で、最も割高なウルフトゥース製を選んだのには理由があります。

嬉しいことに、ウルフトゥース製には38Tよりも小さい36Tのチェーンリングが唯一ラインナップされているのですよ!

前述した通り、バラ完グラベルのリアスプロケットは最大46Tですから、チェーンリングを交換するだけで0.78という一昔前のMTB並みのギア比を、お手軽に達成できてしまいます。

余談ですが、この36T版は海外通販を含めてどこも欠品だらけ。何故か国内のアマゾンに在庫が残っていて、運良く手に入れることができました。

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シマノGRX純正の40Tチェーンリングとのサイズ差はこんな感じ。

BCDは110mm、リングの直径はシマノΦ170mmに対してウルフトゥースΦ155mmと、Φ160mmのディスクローターよりも小振りです。

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軽量化には微塵も期待していませんが、重量はシマノ78gに対して68gと10gほど軽くなっていました。

因みに、価格は倍以上も差があるので消耗したチェーンリングを交換するだけなら、素直にシマノ純正を選ぶのがオススメ。

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割と気なる歯の形状ですが、どちらもナローワイド仕様ながらウルフトゥース製の方が細身な仕上がり。

個人的に、シマノ純正はフロントからのチェーンノイズが大きく感じるので、ウルフトゥース製には静音化を期待したいところ。

また、細いので12速用から仕様の変わったシマノ12速チェーンが使えそうにも見えますが、公式HPで確認してみると残念ながら未対応。

対応するチェーンは9・10・11速用とシマノ以外の12速チェーンで、SRAMのフラットトップチェーンも使えるとのこと。

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私もトラップにハマりましたが、最後に取付けに関しての注意点を一つ。

チェーンリングの交換にペグスパナは不要ですが、同じGRXでも「FC-RX600-1」クランクと「FC-RX810-1」クランクでは使用する工具に違いがあります。

FC-RX600-1なら5mmの六角レンチで済みますが、FC-RX810-1は何故かトルクス。

しかも、自転車用としてポピュラーなT25ではなくT30という落とし穴があり、慌てて最寄りのホームセンターに掛け込む羽目になりました。

何らかの理由があるのかも知れませんが、こんな不親切な差別化は御免被りたいです。

慣れ親しんだ感覚?チェーンリングを36T化した後の走行感

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数値の上ではMTB並みのギア比になりましたが、気になる走行感を確認するために坂道多めのコースへ。

外観はチェーンリングが更に小さくなったことで、クランクまわりの雰囲気がMTBやファットバイクに近い印象になりました。

地味ですが、階段などの段差を押し上げする際に、チェーンリングが接触しづらくなったのも嬉しいところ。

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さて、40kmほど山越えを含むアップダウン多めのコースを走ってみましたが、走行感はかなりMTBに近くなりましたね。

意図的にキツめのコースを選んだはずだったのですが、後詰のローギア三枚には殆ど出番はなく、余裕を持ったライドを楽しめました。

ぶっちゃけ、36Tではなく手に入りやすい38Tで十分だったのでは?

ライド中はそんなふうに思うこともあり、貧脚な私でもグラベルロードには若干過剰に感じる場面も。

結果的に、オフ車乗りの私にはよく馴染みましたが、チェーンリングの小径化により間違いなくトップスピードが損なわれるので、このギア比カスタマイズは人を選ぶかもしれません。

言い忘れましたが、期待通りフロントからのチェーンノイズが控えめになっていました。

そういった話はあまり聞きませんが、フロントシングル用のシマノGRX純正チェーンリングがノイジーに感じるのは私だけ?

まとめ

しばらくはこのままの構成でライドを楽しもうと思っていますが、前述した通りトップスピードに物足りなさを感じるのは確かです。

フロントには入手が容易な38T版を使い、スプロケに適正な最大42T、もしくは非公認の最大46Tにするのがバランスのとれた落としどころかも知れません。

少し前のドロッパーシートポスト導入といい、今回のチェーンリング交換といい、私のバラ完グラベルロードが着々とMTB化している気が……

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