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軽さとサイズが両立!グラベルロードを軽量フラットペダルに交換

軽さとサイズを両立!グラベルロードを軽量フラットペダルに交換イメージ01

PCの液晶モニターが寿命を迎え、しばらく記事を投稿できずにいましたが、ようやくの復帰です。

本題とは無関係ですが、七年ぶりにモニターを買い替えてみると機能面の進化と共にその価格にも驚愕。

国産パネルの27インチ4Kモニターが2万円台半ばで買えてしまうとは……

さて、ここからはいつもの話題。

バラ完グラベルロードのカスタマイズが一段落し、今後はライドの快適さを追及したり、車体や装備品を軽量化するのが主体となります。

月一くらいで軽量パーツとの置き換えを進めて行く予定ですが、今回は手始めとしてフラットペダルを軽量な物に交換することにしました。

見た目・踏面サイズ・重量のバランス良し!KCNC「ACTIVATE KPED12」の詳細

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ファットバイク、ミニベロ、フルサスMTBと、フラットペダルがメインの自転車に乗り続けてきせいか、軽量フラットペダルに関してはそこそこの蘊蓄があります。

軽いだけのペダルなら幾らでも心当たりがありますが、その大半は踏面サイズが子ども用ペダルと見紛うばかりだったり、無理な肉抜きで耐久性が皆無だったりと、なかなかのクセモノ揃い。

経験上、重量・踏面サイズ・剛性、これら三要素のバランスが重要だと学習済みですが、今回は重量300gアンダーという条件のもと、KCNCのフラットペダル「ACTIVATE/アクティベート KPED12」に決定。

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因みに、最後まで悩んだのが上画像のふたつ。

左がPalmy Sports/パルミースポーツの「PS-717T」で重量が200g

右がwellgo/ウェルゴの「C-260」で重量が188g

どちらも軽量なチタンシャフトが採用され、踏面サイズもギリギリ実用レベルですが、前者は過去に購入した経験がある上にグラベル用としては耐久性に不安が残るため却下。

後者は価格が17000円前後と高価で、雑に扱うことに心理的な躊躇が出そうなので却下となりました。

ペダルは車体が転倒した際にダメージを負いやすい箇所ですし、駐輪時にはスタンド代わりとしてガリガリ削れることも多いので、嫌でも傷を気にしてしまう高価な製品は選びづらいのが本音です。

逆にいえば、ロードバイク・クロスバイク・ミニベロなどで街乗りオンリーなら、悪くない選択肢でしょうか。

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早速開封してみますが、5000円程度という価格の割にしっかりとした化粧箱に納められていました。

カラーバリエーションは全五色、一見ブラックに見えますがピューター(グラファイト)と呼ばれる緑がかったグレーを選んでいます。

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踏面は適度に肉抜きされ、外観も癖の無いデザインに仕上がっています。

実寸サイズは85mm×85mmでシャフト部分を含めた横幅は115mm、成人男性の場合なら一辺80mm以上が安心して踏める最低ラインの寸法かも知れません。

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ペダルの厚さはピンを含めて25mm程、ピン高は5mmですから最薄部は15mm程になります。

ご覧の通り、シャフトを通す中央部分が太くなっているので、ピンを減らして軽量化すると踏面が滑りやすくなる可能性も。

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ペダルの取付けはペダルレンチではなく8mmの六角レンチに対応。

因みに、シャフトはクロモリ製で残念ながらチタン製ではありません。KCNC製の割に安価なのは、この辺りが理由でしょうか。

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肝心要の重量ですが、ペアで277gとカタログスペックとほぼ同じでした。

前述したふたつのペダルと比べると重量面で見劣りしますが、クロモリシャフトでこの値なら合格点ですし、不満なら後々チタンシャフトに交換してしまう手もあります。

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個人的に少し気になったのがスパイクピンの鋭利さでしょうか。

このペダルはロードバイクやクロスバイク用として設計されていますが、スパイクピンの質はMTBに寄せた作りになっていて、靴底への攻撃性が気掛かりです。

流石に本格的なトレイル用と比べるとマイルドなので、短時間で靴底がボロボロは無さそうですが、カジュアルシューズには若干負荷が大きいかも知れません。

私はこのまま使いますが、気になる方はホームセンターで見繕い、別のピンに交換してしまうのもアリです。

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言い忘れていましたが、今回の交換でお役御免となるのはMKSこと三ヶ島製作所の「ALLWAYS/オールウェイズ」

非常に評価が高い人気のフラットペダルで、それこそハンドスピナーのように滑らかに回転してくれます。

実際、重量面以外に欠点の見られない万能ペダルで、軽量化という目的が無ければ交換することはなかったと思います。

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両者のサイズ差は画像の通りですが、ALLWAYS/オールウェイズの重量はペアで384gもあり、今回の交換で100g強の軽量化となります。

何気にオールウェイズにはしっかりと靴底を捉えつつも攻撃性の低いスパイクピンが採用さていて、カジュアルシューズに優しい設計。

本当に良いペダルなので、今後は夏場のファットバイク用として引き続き活用したいところでしょうか。

KCNC製フラットペダル「ACTIVATE/アクティベート KPED12」の感想

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ペダルの使用感を確認するために、梅雨空の合間を縫って出走。

スタート直後こそ、オールウェイズとの踏面サイズの違いに戸惑いますが、3kmも走ると直ぐに慣れてしまいました。

前述した通り、KPED12の踏面サイズは85mm×85mmですが、靴のサイズが28cmでワイズが2~3Eの私でも大きな不満を感じずに、しっかりとペダルを踏み込むことができます。

鋭利過ぎかも……と感じたスパイクピンの攻撃性も思ったほどではなく、それでいて靴底には確かな喰いつき感がありました。

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正直、回転の滑らかさに関してはオールウェイズに軍配が上がります。

とはいえ、回転が渋いわけではなく手で弾けばそれなりに回り続けてくれるので、玉当たりの調整次第でしょうか。

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因みに、オールウェイズは回転が無抵抗すぎて、画像のようにペダルが勝手に倒立してしまう癖がありましたが、KPED12は滑らかに回転しつつも、角度を維持できる最低限の抵抗感が備わっています。

愛車を頻繁に記念撮影する方にとっては、ちょっとだけ嬉しい仕様かも知れません。

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最後になりますが、地味に便利だったのがコチラ。

意図された機能ではありませんが、踏面の窪んだ部分がベンチの座面や柱状の物体にシンデレラフィット。

スタンド無し自転車にとって、ペダルはスタンドとしての役割も兼ねますから、ライド中の小休止で役立つ場面が何度もありました。

まとめ

グラベルロードのペダルをKCNC「ACTIVATE KPED12」に交換してみましたが、ペアで277gと重量面はそこそこなものの、踏面サイズなどの実用面が犠牲にされていないのが良いですね。

剛性やグリップもバランスよく備わり、気まぐれに無茶なコースも走りたくなるグラベルロードには打って付けなフラットペダルかも知れません。

購入を見送ったPalmy Sports「PS-717T」のチタンシャフトが使えそうなので、移植して更なる軽量化を目指すのも面白そうです。

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