人気サドルの『fabric/ファブリック』復活もバーテープに精細なし?

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唐突ですが、2015~2020年頃に人気を博したfabric/ファブリックというブランドをご存知でしょうか?

当時はまだ珍しかった3Dプリンタによる工法を採用し、シンプルかつ洗練されたデザインのサドルが支持を集めていた、英国発の新興サイクルパーツブランドです。

日本国内にもユーザーが多かった覚えがあり、お尻に優しい上に軽量なサドルと聞き、私も一度は試してみたいブランドでした。

個人的にガチ勢よりもややカジュアル寄りなロードバイク乗りに好まれていた印象がありますが、私がfabric/ファブリックの製品で高く評価しているのはサドルではなく、実はバーテープの方だったり。

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うろ覚えですが、医療用グレードのシリコンを初めて自転車用バーテープに採用したブランドで、同分野で先行していたESI Gripsよりもずっと洗練された製品をリリースしていました。

高品質なシリコン製ということでとにかく劣化や汚れに強く、耐候性や寿命には目を見張るものがあり、私もブルホーンハンドルのミニベロに現在進行形で愛用中。

シリコン製バーテープ(ホワイト)02

因みに、これが2017年に取り付けた直後の画像で、テープの仕様は2.7mmの中厚手。

シリコン製だけに裏面に糊は一切なく、何度でも巻き直しが可能な上にバーテープの巻き方や力加減で握り心地やクッション性も調整できました。

5年使っても驚きの白さ!シリコン製バーテープが高耐久すぎる話イメージ04

そしてこれが5年以上経過した状態の物で、横転時に付けた擦り傷による剥離や表面加工の摩耗以外はほぼ無傷なまま。

劣化の早い白バーテープだというのに汚れやくすみの類は一切見当たらず、仮にチェーンオイル塗れの手で握ったとしても使捨てのウェットクロスで簡単に落とせてしまいます。

もうすぐ使用10年目を迎える現在でもこの綺麗さは保たれていて、当時のバーテープとしては若干値が張ったものの、今思い返すとえらくコスパの良い買い物だったという感想に。

さてこのfabric/ファブリックですが、2020年以降は精彩を欠き国内での存在感がどんどん薄くなってしまいます。

最終的には海外通販で辛うじて一部の製品が入手できるような状況に陥り、ブランドとしては完全に死に体。

数年前にグラベルロードを増車した際は、再びfabric/ファブリックのシリコン製バーテープを使う気満々でいたのですが、海外通販まで視野を広げて虱潰しに探してみても、結局イチオシの白バーテープは手に入らず仕舞いでした。

いったいfabric/ファブリックに何が起こったのか?

私も最近までそう思い続けていた一人ですが、ここに来てfabric/ファブリックが日本市場に再上陸するという話を耳にします。

え?いつの間に撤退してたの……

明確な撤退宣言こそ無かったものの、ブランド縮小による事実上の撤退だったそうで、現在は親会社であるCannondale/キャノンデールのパーツ部門へと統合される形になっているとのこと。

好きなブランドだっただけに撤退の理由が気になるところですが、キャノンデールの純正パーツとしての方向性に販売方針をシフトさせたこと、コロナ禍による供給網の滞りと在庫の枯渇。

軽く調べてみても、このふたつの要素が撤退の原因になったことで間違い無さそうです。

ともあれ、日本再上陸で新たに取り扱いを行うのは「ライトウェイプロダクツジャパン」だそうで、既に2026年の2月15日から販売を開始。

現在はAmazonといった大手ECサイトでも普通にfabric/ファブリックの製品が入手可能になっていて、旧ユーザーの歓喜の声が聞こえて来そうです。

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私もようやくfabric/ファブリックのシリコン製バーテープが買えると喜んでいたのですが、ここで予想外の仕打ち。

あれ、シリコン製がfabric公式のラインナップから消えてる……

お気に入りの逸品だったのに、どうして?

随分と意地悪なことをしてくれるものだと落胆するも、この謎は直ぐに解けました。

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カラーバリエーションに若干の変更はあったものの、キャノンデールの純正パーツとしてちゃっかり生き延びています。

製品名は「HexTack Silicone Bar Tape」となり、入手するためにはキャノンデール正規販売店を通じて「キャノンデール製パーツ」として注文する必要があります。

入手が容易になったfabric/ファブリック製のままでいて欲しかったのが本音ですが、とりあえず廃番にはなってはいないようで一安心。

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余談ですが、fabric/ファブリックのシリコン製バーテープの代替品を探し回っていた際に、このキャノンデールのバーテープを見掛けた覚えがあります。

当時はあまりにも似ているためOEMか何かだと推測していましたが、逆に親会社の純正パーツへと出世していたとは思いもしませんでした。

現在、シリコン製バーテープには元祖となる前述のESI Gripsの他に、「GUEE/グイー」や「Silic1/シリコンワン」、「SilicaGrip/シリカグリップ」や今回紹介した「fabric/ファブリック」といった選択肢があります。

シリコン製を謳っていても一部にしか使われていない中途半端な製品も多いので、汚れや劣化を気にせず長く付き合いたいのなら、シリコン100%の製品を選ぶのがおすすめ。

愛車のグラベルロードはフレームカラーがスカイブルーなので白いバーテープが良くマッチします。

もちろん、汚れを気にせずに真っ白なまま使い続けたいですから、次のバーテープはシリコン製一択になるでしょう。

ヨロズ日記

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