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失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ01

既に季節を跨いでいますが、少し前にファットバイクがライド中にパンクしたことをお伝えしました。

原因は天然の有刺鉄線こと「サンショウ」の枝でしたが、ちょうどファットバイクのオフシーズンに差し掛かっていたこともあり、パンク修理は取り合えず後回しという流れに。

日にちが経ち、流石に不精し過ぎたと重い腰を上げるも、TPUチューブやチューブレスにすっかり慣れた私にとって、ブチルチューブのパンク修理は実に六年ぶりのこと。

奇しくも前回のパンク修理もファットバイクで、チューブ一本当たりパッチ三箇所以上という、なかなかの重症だった記憶があります。

セオリー通り、サンドペーパーで患部を荒らしてからゴム糊を塗布、五分ほど乾燥させてからパッチを貼り付け、タイヤレバーとゴムハンで入念に圧着。

この流れで間違い無いはずですが、何故か最終仕上げのパッチから透明フィルムを剥がす工程で失敗します。

最初は、久しぶりだから腕が鈍ったなか?などと悠長に構えていましたが、まさかの失敗連発で「これは何かがオカシイ……」と頭を悩ませることに。

正直「こんなに剥がしづらかったっけ?」と自分の記憶を疑ってしまうくらい、透明フィルムがパッチからスムーズに剥がれてくれず、力任せに剥がそうとすると圧着したパッチごと剥がれる始末。

過去にこの工程で失敗した経験が皆無だったので本当に困惑しましたが、この時まで私は知らなかったのです。

ゴム糊やパッチも経年劣化するということを……

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¥100ショップのパンク修理キットはダメ?ゴム糊&パッチの寿命について

パンク修理が立て続けに失敗したことが気になって軽く情報収集してみると、どうやら使っていたゴム糊に原因がありそうな気配。

よくある小型チューブ入りゴム糊は、缶入りの業務用タイプよりも成分の劣化が進行しやすいそうで、一度開封したら使い切るくらいの気構えが必要とのこと。

う~ん、何とも腑に落ちませんが、薬のチューブにも同じような性質があるので、開封後に年単位の保管は要注意ということなのでしょう。

前回使用したのが六年前、もちろんゴム糊のチューブは開封していますから、成分が劣化していても何らおかしくはありません。

また、これは私の偏見かも知れませんが、使用していたパンク修理キットが¥100ショップの物だった点も引っ掛かります。

結局、調べてみても透明フィルムごとパッチが剥がれてしまう理由は不確かなままですが、とりあえずゴム糊くらいは未開封の物で試してみようと、買い出しへ。

余談ですが、パンク修理キットを買いに行こうと思ったら、普段使いしている自転車までもがスローパンクしていました……ミニベロよ、お前もか。

路上に異物が多い春先は本当にパンクしやすいですね、買い物には場違いなフルサス29erで行く羽目に。

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ02

まずはダ〇ソーで、前回と全く同じゴム糊とパッチをセットで購入。

疑わしいのに¥100ショップでなぜ再購入?

そんなふうに思うでしょうが、新品ならしっかりと機能するか否かの検証用です。

因みに、このパッチはロードバイク・クロスバイク・ミニベロのチューブに対してはサイズが大き過ぎですし、厚さも過剰。

サイズは元より薄手の軽量チューブとは相性が悪いため、使うならママチャリ・ファットバイク・MTBのパンク修理に留めておいた方が無難です。

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ03

お次はこちら、地元のホームセンターでミニベロ用のMサイズパッチを購入。

最後にサイクルベース あ〇ひで、スポーツ自転車専用のリペアキットも保険で購入しておきました。

ダ〇ソーで約200円、ホームセンターで約400円、あ〇ひで約600円の出費と、やはり¥100ショップのコスパが光ります。

因みに、タイヤの内側にパッチを貼る「チューブレス用パンク修理キット」もあ〇ひで販売されていました。

1000円オーバーと割高ですが、チューブレスタイヤをしっかりと補修できる手段は限られているので、レビューを兼ねて一度くらいは試してみたいところ。

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ04

そして帰宅後、ファットバイク・フルサス29er・ミニベロに備え付けの携行用パンク修理キットも引っ張り出して大集結!

青いプラケースに入ったパークツール製キットを使えば無出費でも修理可能でしたが、付属のゴム糊を開封したくなかったので手付かずのままにしています。

あえて携行用キットまで集結させたのには訳があり、パンク修理失敗の原因を調べる過程で「スーパーパッチ」「イージーパッチ」の類が、数年で劣化してしまうという情報を耳にしたからです。

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ05

パークツール製は「スーパーパッチ」、パナレーサー製は「イージーパッチ」と呼ばれていますが、これらの簡易パッチはゴム糊無しで圧着が可能なため、携帯しやすく応急処置用として大変重宝します。

ですが、そのシールライクなパッチの仕組みが災いして、肝心な時に使えなかった……なんて話も多く、数年に渡って手付かずのままでいると、知らぬ間にシール状のパッチがカピカピになっていたり、台紙やプラ容器に貼り付いて使えなかったりと、ゴム糊タイプと比べてややデリケートな側面も。

数年で必ず劣化してしまうという訳ではありませんが、この手の簡易パッチは下手をすると長期間に渡って出番が無いことも珍しくないので、最低でも三年を目安に新品と入れ替えした方が良さそうです。

幸い、私が二つ所持しているスーパーパッチはどちらも無劣化でしたが、人里離れた僻地で途方に暮れるなんてことがないように、簡易パッチに頼り切るような装備は絶対に避けましょう。

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ06

さて、早速ダ〇ソーで購入したゴム糊&パッチで修理にリトライしますが、その前に新旧の違いをハッキリと自覚できるように、最後にもう一度だけ六年前のキットで修理してみることに。

画像のように、圧着までは恙なく進むのですが、最後のフィルム剥がしで立て続けに失敗しています。

パンク修理で失敗しやすいポイントを調べたところ、手の皮脂もパッチの圧着に影響するそうで、念のため軽く脱脂した後にゴム糊を指先で塗り広げずに、開封したチューブの先端を直接あてがってゴム糊を塗り広げてみました。

個人的に、指先の皮脂なんてたいして影響しないでしょ?と内心思っていますが、YouTube等でパンク修理方法を再確認したところ、街の自転車店の方や製品メーカーの方ほど指先を使わない傾向が見られました。単に指先がベトつくのが嫌だからなのかも知れませんけど。

しつこいくらいに圧着した後、何度も失敗している透明フィルムを剥がします。

下調べによると、フィルムを剥がす際は透明フィルム側を引っ張るのではなく、チューブ側を引っ張ると失敗が少ないとのこと。

どうせゴム糊が劣化してるんだから、また失敗だろうなと期待せずにチューブ側を引っ張ってみると……

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ07

なんで成功するの?

無駄な出費をした後に、嫌がらせのような仕打ちです。

とはいえ、過去の成功例と比べると危うさの残る仕上がりで、オレンジ色のパッチ際はギリギリ合格点な圧着加減でした。

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ08

細部を確認してみると、劣化が激しかったのはどうやらゴム糊ではなくパッチの方で、画像上段の台紙と透明フィルムには劣化したパッチ際のオレンジ部分が、マグカップの輪染みのようにこびり付いていました。

画像下段の新品と比べると、台紙から剥がした時点でハッキリとした違いがあり、新品は何の抵抗もなく綺麗に剥がれてくれます。

冷静に考えると、チューブやタイヤの寿命は三年ほどですから、パッチの寿命もそれ相応と考えるのが普通ですよね……

六年前のパッチ、しかも¥100ショップの代物ですから、ケチって使う方が間違っています。

知見という程ではありませんが、パンク修理用のパッチは台紙からスムーズに剥がれてくれない時点で劣化している可能性が高く、仮に上手く圧着できても最後の工程で失敗しやすいことがわかりました。

そして、これは後で知ったのですが、そもそも¥100ショップのパッチはフィルムから剥がれづらい傾向にあるらしく、YouTube上に公開されいたプロによる修理動画でも同様の失敗場面がチラホラと。

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ09

続けて、ミニベロのチューブにホームセンターで購入したMサイズパッチも圧着。

こちらには新品のゴム糊を使っていますが、透明フィルムは当たり前のように滑らかに剥がれてくれて、ここ数回の失敗が嘘のようです。

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ10

パッチの際も荒れることなくシームレスに圧着されていて、剥がした透明フィルムにもパッチの癒着は見られません。

ようやく私の記憶に残る本来のパンク修理に仕上がってくれましたが、ゴム糊よりもパッチの方が劣化の影響が大きいとは予想外でした。

ゴム糊もパッチも簡易パッチと同様に寿命があるため、滅多にパンクをしない人ほど定期的な買い替えを意識した方が良いかも知れませんね。

いざという時に役立たないのが一番困りますから。

まとめ

久々のパンク修理で失敗したことにより、ゴム糊やパッチにも寿命があることを学びました。

【1】ゴム糊の小型チューブは開封した使い切るつもりで
【2】台紙から剥がれづらいパッチは劣化している可能性が高い
【3】簡易パッチは通常パッチよりも経年劣化しやすい

注意点は上記の三つになりそうですが、携行品にしている場合は三年を目安に総入れ替えしてしまうのも一つの手です。

失敗の原因は?久々のパンク修理で知った『ゴム糊&パッチ』の寿命イメージ11

最後に余談ですが、保険で購入した「サイクルベース あ〇ひ」のパンク修理キットが、かなりのクセモノ。

チューブの穴に目印をつけるチョークが付属する点に魅力を感じて購入したものの、肝心のパッチが見慣れない代物で、付属の簡易マニュアルを見ても使い方がチンプンカンプン。

パッチが未カットな上に、透明フィルムも見当たらず、どちら側をチューブに貼り付けるかすら不明瞭。

中身を確認せずに、買ってそのままツールケースに放り込んでおくと、パンクした時に地雷を踏むことになりそう。

たぶん、パッチの黒い部分をチューブ側に圧着して、銀色の台紙を剥がす使い方なのかな?

WELDTITE/ウェルドタイトの「1003 キュアC」という名称で、この製品だけが極端に不親切ですが、マーカーだけは有難く使わせてもらいます。

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