所有するミニベロ『F-20R』の軽量化として、前回のサドル交換と同時にシートポストも交換しています。
F-20Rは折畳み機能をもったフォールディングバイクなのですが、標準のシートポストには目盛りが付いておらず、そのままでは折畳みするたびにサドルの高さがわからなくなってしまう、地味に嫌な欠点がありました。
今回ようやく、シートポストを目盛り付きの物に交換することで不満が解消されましたが、ミニベロ特有の欠点ともいえるフレームの小ささも緩和したかったので、ついでにオフセットタイプの製品を選択しています。
軽量でコスパの良い『シマノPRO LTシートポスト』
KHSのミニベロ『F-20R』のシートポスト径はロードと同じ27.2mmで、シートポスト長は標準よりも少し長めの400mmです。
初期装備のシートポストはKalloy(カロイ)製の『Uno SP368 27.2×400』らしく、重量は336g程あります。
交換するシートポストは、この重量よりも軽いことは勿論ですが、目盛り付きで尚且つオフセット仕様であることが条件です。
最終的に私が選んだのがシマノPRO LTシートポストで、この製品にはシートポスト径27.2mmと30.9mmのそれぞれに、オフセットなしと20mmオフセットの2モデルが準備されています。
肝心の重量はカタログスペックで265gとあり、400mm長のシートポストとしては悪くない数値でしょうか?価格も3000円程なのでコスパもなかなか優秀ですね。
因みに20mmオフセットモデルの方が人気で品薄らしく、私は在庫があり国内よりも安かった海外通販を利用して注文しました。
待望の目盛りも刻まれており、これで折畳みやサドル高を調整する際の煩わしさから解放されます。
KHSさんはそろそろ本気で目盛り付きサドルを標準にすることを考えた方が良いのではないでしょうか…
やぐら部分はカチカチと角度調整が可能な作りになっていて、サドルレールの固定はサイドを貫通するように設けられた六角レンチを一箇所締め付けるだけで済みます。
オフセットは後方に緩やかにカーブしていて、ミニベロに付き物なフレームサイズ問題を抜きにしてもサイドからのシルエットが映えるので個人的に好みです。
まとめ
シートポストの交換で70gの軽量化となりましたが、若干軽くなったことよりも目盛りが追加され使い勝手が良くなったり、オフセットによって窮屈感が緩和された利点の方が大きいでしょうか 。
私は身長が180cm以上あり、フレームサイズの小さいミニベロでは長距離の走行で腕や肩に掛る負担が少なくありません。
今後はステムの交換も視野に入れていますが、このシートポスト交換だけでも少しだけ楽になりました。
シートポスト長が400mm以上の製品は選択肢が少ないのですが、アマゾンなどで200g以下のカーボンシートポストも見受けられます。
精度や耐久性にバラツキのある中華製なので不安もありますが、有志のレビューを読む限り製品によっては十分に実用可能な品質らしいので、さらなる軽量化を求めるなら中華カーボン製に手を出すのもありでしょうか。