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大好物のタンカラー!スノータイヤに交換でファットバイクを雪道特化

大好物のタンカラー!スノータイヤに交換でファットバイクを雪道特化イメージ01

ウインターシーズン直前ということで、久々にファットバイクの話題です。

丸一年近く放置していた車体のメンテナンスも済み、後は昨シーズンから計画していたスノータイヤへの交換を残すのみです。

ここ数年に渡る自転車関連パーツの供給不足により、タイヤも少なからず影響を受けていて、今期はちょっと無理かな?と半ば諦めていたのですが、何とか目星を付けていたスノータイヤを購入できました。

タイトルや画像から既にお察しいただけると思いますが、とある理由からまたもやタンウォール・スキンウォールのタイヤを選んでしまいました…もう一種の呪いみたいなものですね。

今回は私が購入したスノータイヤこと、45NRTH VANHELGA/ヴァンヘルガの詳細と共に、ファットバイク用でサイドウォールがタンカラーやスキンカラーのタイヤを幾つか紹介してみます。

オススメはどれ?ファットバイク用スキン&タンカラータイヤ

大好物のタンカラー!スノータイヤに交換でファットバイクを雪道特化イメージ02

さて、冒頭でも触れた通り、私が購入したのは45NTRH VANHELGA 26×4.2のタンカラー仕様です。

ファットバイク用タイヤは今まで四種類くらい試しましたが、昨シーズン使用したスパイクタイヤ以外は全てサイドウォールがタンカラーまたはスキンカラーのタイヤです。

タンカラー好きにも程がある…と思われてしまいそうですが、愛車のファットバイク『アーガス エキスパート』の標準タイヤがタンカラーだったのが、そもそもの始まりですね。

めざせ完全防御!ファットバイクの『泥除け』を強化&カスタマイズイメージ20

例によって、この車体にはタンウォールのタイヤが一番似合うハズ…という、単なる私の思い込みかも知れない縛りプレイが継続中な訳ですが

フレームの色味が黒に近いブラウンカラーだったり、交換したホイールのリムもこれまた黒色だったりと、主張の強いファットバイク用タイヤまで真っ黒にしてしまうと、無味乾燥な冬景色ではイマイチ味気ない見た目になってしまう気がするのです。

とはいえ、黒いタイヤの方が選択肢が豊富ですし、機能面に優れることも理解しているので、次にファットバイクを買うなら、きっと派手なフレームを選ぶことでしょう。

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私と同じタンカラー中毒者が、世の中にどれだけ存在するのかわかりませんが、グラベルロード人気でタンウォールのタイヤが復権しつつある中、ファットバイク用は微増といった状況でしょうか。

上画像の45NRTH製が割とよく知られていて、私が購入したVANHELGA/ヴァンヘルガや5インチスパイクタイヤのDILLINGER 5/デリンジャー 5は、ここ数年のサルサ製ファットバイクの標準タイヤとして採用されています。

因みに、DILLINGER 5にはスタッズ無しモデルもあり、こちらは舗装路上でも良く転がることで人気がありますね、サルサのMUKLUK/マクラクもこのタンカラーが標準タイヤになりました。

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45NRTHとは逆に、タンカラーが減少しているのが元祖ファットバイクこと、SURLYのタイヤです。

ファットバイク用スリックタイヤとして人気だったBLACK FLOYD/ブラックフロイドはタンウォールどころか、製品そのものが生産されていません。

現在、ギリギリ入手可能なのは上画像左のNATE/ネイトくらいで、SURLY製のファットバイクをタンカラーでドレスアップしている方は、高確率でこのタイヤを選んでいます。

NATEは26 x 3.8インチと細目のタイヤですがオールラウンドに使え、60TPIのスキンウォール版は1395gと比較的軽量です。

真っ黒なNATEはフォールディングビードでチューブレス化に対応していますが、こちらのスキンウォール版はワイヤービードでチューブレス未対応だったはずなので、その点だけは注意しましょう。

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こんなのリリースされてたんだ…と中々の伏兵っぷりを発揮しているのがVEE TIREのファット用タイヤでしょうか。

一昔前ならもっとラインナップが豊富でしたが、Natural Wallと呼ばれるスキンカラーやサイドウォールが真っ白なタイヤなんかをリリースしていた記憶があります。

現在ラインナップさているのが、上画像左のCHICANE/シケイン 26 x 3.5と右のBULLDOZER/ブルドーザー 26 x 4.25で、CHICANEはSURLYのBLACK FLOYD/ブラックフロイドの後釜として重宝しそうな外観をしていますね。

理由はわかりませんが、VEE TIREは海外と国内とでファットタイヤのラインナップを差別化していて、これらのタイヤを購入するには並行輸入品を頼ることになります。

45NRTH・SURLY・VEE TIREと、私の知っている限りのタンウォール・スキンウォールタイヤを紹介してみましたが、中古品やデッドストック品まで含めると、この倍以上に種類が膨れ上がると思います。

個人的にエイジングした革製品のように見える飴色のタンウォールが好みなので、45NRTHのVANHELGAかSURLYのNATEの二択になりますが、色味に統一感が出るのでレザーサドルやレザーグリップを使っている方にもオススメですね。

スノータイヤに交換!45NRTH『VANHELGA 26×4.2』の詳細

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前半でタンカラーのタイヤについて語り尽くしてしまった気もしますが、ここからはVANHELGA/ヴァンヘルガの詳細や取付けについて簡単に触れておきます。

VANHELGA 26 x 4.2のタンカラー版はケーシングが60TPIとなり、120TPIのブラックカラー版と比べて硬く重い仕様ですね。

以前からタンウォール・スキンウォールのタイヤはどうして60TPIなんだろう?と不思議に思っていたのですが、60TPIじゃないとサイドウォールの強度が保てず、黒タイヤ並みにならないからだそうです。

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ノブはかなり高く7mm前後はあるでしょうか、私が今まで使ったタイヤの中で最も攻撃的な形状をしています。ノブの間隔も広く、雪抜けも良さそうですね。

45NRTHのHPによると、VANHELGAはゆるんだ雪道を走るために設計され、中央に硬めの素材を使うことでタイヤ寿命を延ばし、サイドにソフトな素材を使うことでコーナリング性能を向上させているとのこと。

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高いノブと60TPIのケーシングということもあり、実重量は1600gと結構な重さ。昨シーズン使用したスタッズ付きのDILLINGER 4が1524gでしたから、割とびっくりな結果です。

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最大空気圧は1.4barと、実にファットバイクらしい数値ですね。ファットバイクはここから更に0.3barくらいまで下げられますが、直前まで2.5bar上限のフルサスMTBに乗っていただけに、感覚が麻痺しそうになります。

サイドウォールやビード部分はかなりしっかりと作られていて、私が今まで使ってきたタンカラーの中で一番の分厚さでしょうか、流石にチューブレス対応なだけはあります。

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45NRTHではお馴染みの仕様ですが、同種のタイヤでもフロントに使うかリアに使うかで取付け方向が異なります。

ファットバイクガチ勢の中には、トラクション目的で意図的にリアタイヤを逆向きに取付ける方もいるそうで、タイヤによっては乗り味の変化が楽しめます。

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既に旧タイヤは取外し済みで、例によってチューブは愛用の超軽量TPUチューブこと『REVOLOOP』を流用。

重量は一本150g弱で、下手なチューブレス化よりもタイヤまわりが軽量に仕上がってくれます。

TPUチューブは一度伸びたら元に戻らない性質があるので、4.2インチ幅のVANHELGAに使うと後戻りできなくなるのが少し痛いですね、TPUチューブは未だに割高ですから…

因みに、黄色く変色しているのはTPUチューブの仕様で、タイヤのコンパウンドが影響しています。新品のタイヤほど強く変色するそうで、今度の交換でチューブ全体が黄色く染まるかも知れません。

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久々でしたが、相変わらずファットバイクのタイヤ交換は簡単ですね。タイヤが大柄なので取付けにも取外しにもタイヤレバーが一切不要です。

注意点は極薄のTPUチューブが噛まないように、ポンピング前にビードまわりをしっかり確認することくらいでしょうか。

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正面から見ると、あらためてノブの高さを実感できますね。もったいないので、あまりアスファルト上は走りたくはありませんが、タイヤノイズや転がり具合が気になるところです。

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気になるタイヤの実寸幅は、80mm幅のリムに1.4barの空気圧で103mm程でした。

26 x 4.0インチで実寸が100mm幅だったDILLINGER 4よりも3mmほど太いですが、カタログスペック通りの0.2インチ差はみられず、やや細身のタイヤということになるでしょうか。

まとめ

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さて、いつもなら早速テストライドに向かうところですが、天候が不安定すぎて中々その機会が訪れてくれません。

ここ一ヶ月間で、まともに自転車に乗れたのが僅かに3回です。しかも忙しくて乗れなかったのではなく、自転車に乗れるような天候だったのが、たったの3回しかなかったという酷さ。

テストライドの様子がいきなり雪景色だった…なんてことは避けたいのですが、こうやって自らフラグを立てている気もしています。

最後になりますが、私はタンカラー好きなのでファットバイク用のスノータイヤにVANHELGAを選びましたが、黒タイヤで全く問題ないという方は、SURLY・45NRTH・MAXXISがリリースしている前後で別々のタイヤを取付けるタイプの製品がオススメですね。

SURLYならフロントにBUD 26 x 4.8、リアにLOU 26 x 4.8の組合せ

45NRTHならフロントにFlowbeist 26 x 4.6、リアにDunderbeist 26 x 4.6の組合せ

MAXXISならフロントにMinion FBF Fatbike 26 x 4.8、リアにMinion FBR Fatbike 26 x 4.8の組合せ

凍結していない雪道をメインで走るなら上記の三種類で過不足ないと思いますが、車種によってはフレームに干渉するので、タイヤクリアランスにはくれぐれも注意しましょう。

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