涼しさ1000円也!夏の自転車でマイアイス『背中クーラー』を試す

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奇しくも二回連続で暑さ対策のお話。

ずっと気になっていたものの、ズルズルと買いそびれていた冷涼グッズをようやく購入。

アイス枕といった温冷便利品を得意とする株式会社ケンユーが販売している、マイアイス「背中クーラー」がそれで、保冷剤を使ったアイスベストといえばわかりやすいでしょうか。

「1000円以下と安価なのに、しっかりと効果を実感できる……」

実際に使用した方からはこういった評価が聞かれ、特に二輪乗りからの支持が厚い印象。

例え期待を裏切られても懐は大して痛くありませんし、自転車用として不向きなら庭仕事やウォーキングで使えば良い。

そんな心積もりで手を出してみると、これが存外悪くありません。

夏ライドの暑さ対策として、今回は良コスパなアイスベストことケンユーのマイアイス「背中クーラー」の詳細や実際の使用感について話題にしてみます。

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貧者のレオンポケット?マイアイス「背中クーラー」の詳細

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パッケージからもお察しいただけるように、マイアイス「背中クーラー」はジェル状の保冷剤を専用カバーに収納して背負うだけというシンプル設計。

浅い位置に太い血管が通り、温度を感じる身体的なセンサーが数多く分布している「首の付け根」や「肩甲骨の間」といった箇所を集中的に冷やす仕組みで、これはソニーの人気商品「REON POCKET/レオンポケット」と共通しています。

あちらはペルチェ素子で冷却して、お値段は30000円弱。

こちらは保冷剤で冷却して、お値段は1000円弱。

良い意味で貧者のレオンポケットと呼びたくなりますが、ハードかつ実用的に使いたいなら雑に扱えた方が気が楽です。

余談ですが、似たような効果を狙うやり方として、バックパックにコンビニで買えるロックアイスを仕込み、氷が溶けたらドリンクボトルに移して飲み水として活用するルーチンが有名ですね。

最近はバックパックに冷凍の今川焼や焼きおにぎりを忍ばせる方もいるそうで、解凍後に補給食として美味しくいただくといった強者も。

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上画像の通り使い方に特に難しい点は無く、保冷剤入りのジェル袋を平面にした状態で4時間以上冷凍庫で予冷。

あとは断熱アルミシートの向きを間違えないようにセットしてから、カバーにジェル袋を入れて背負うだけ。

予冷時間は4時間以上となりますが、長く冷やした方が保冷力が増すとのこと。

パッケージ裏には幾つか注意書きもあり、個人的に覚えておきたいのが以下のふたつ。

洗濯はネットを使用、断熱アルミシートと保冷剤を外し、面ファスナーを閉じて行う

素肌に直接はNG、冷えすぎる場合は断熱アルミシート側を当てるかタオルを挟んで調節

地肌に直接使えないため皮脂汚れの心配はありませんが、カバーが洗濯に対応していて一安心。

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開封してみると、カバーと保冷剤がお目見え。

購入したのは実売価格1000円の標準タイプですが、こちらの他に予備の保冷剤が付属した増量版も存在しています。

某所のレビューにもありましたが、カバーそのものの作りは大変シンプルで、多くの方が「DIY出来そう……」といった感想を漏らしていました。

メーカー曰く、カバーは中国製ですが保冷剤は国産の高性能タイプとのことで、効果の持続性に問題は無さそう。

カバーはグレーとベージュの二色展開となり、パッケージ写真のようにトップスの上から着用する場合は、色味を合わせやすいグレーを選ぶのが無難。

逆にインナーとして使いたいなら、トップスから透けても目立たないベージュを選ぶのがオススメでしょうか。

マイアイス「背中クーラー」はシンプルかつ薄手なので、Tシャツの下に仕込むといった普段使いにも向いています。

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ケース内には断熱アルミシートが片側にだけ仕込まれていて、銀色の反射面が内側を向くようにセットします。

保冷バッグでよく見掛ける構造ですが、背中に冷感を伝える目的があるため断熱アルミシートが備わっているのは直接肌に触れない外側のみ。

前述したように、冷たすぎる場合はこの断熱アルミシート側を肌に触れるように使用しますが、ケースそのものには裏表の概念は無く、どちらの面を肌に当てても着用感に変化はありません。

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ちょっと戸惑ったのが、この部分。

無造作に断熱アルミシートをセットすると、入口に備わったベルクロの邪魔をしてケースを閉じることが出来ません。

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パッケージでも説明されていますが、ケースの入り口には3cm程の折り返し加工が施されていて、ここをめくって断熱アルミシートを差し込むのが正解。

気が短いとハサミでバッサリやってしまいそうになるので、間違って断熱アルミシートをカットしないように注意しましょう。

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保冷剤を予冷する前に、念のため試着。

辛うじて肩紐の長さ調節は可能なものの、チェストストラップなんて物は一切備わっていません。

使用中に肩紐がずり落ちないかと心配していましたが、腕を通すと意外にもしっかりとした装着感がありました。

使用者の体型にも左右されるので一概には言えませんが、体を激しく上下に揺するといった極端な使い方でもしない限り、走行中に脱落する心配は無さそうです。

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ケースを含む総重量は466gとなり、500mlペットボトル一本分とほぼ同じですね。

実際に着用しても背中にずっしりと重い感覚は無く、長時間使っても疲れることは無さそう。

因みに、ケース内に収まったジェル袋の寸法は20cm×15cm×2.5cmとなり、袋の耳部分を除くと19cm×15cm×2.5cmでした。

標準の保冷剤では満足できない場合は入れ替えも考慮に入るため、寸法はしっかりと押さえておきたいところ。

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購入前はもう少し大柄なイメージがあったのですが、実際はA4サイズのコピー用紙よりも二回りほど小さいサイズ感。

ケースの素材は単純な布ではなく、圧縮フェルトに似た薄手のフリースのような質感でしょうか。

保冷剤を使うため、このケースには結露による水分を受け止める役割もありますが、防水処理はされていないため袋の中に水が溜まることはありません。

夏の自転車でマイアイス「背中クーラー」を使ってみた感想

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マイアイス「背中クーラー」の効果が気になり、早速の実践投入。

冷凍庫内のスペース確保で少し苦戦しましたが、なんとかジェル袋を平面状に凍らせることが出来ました。

予冷時間は12時間ほどで、保冷剤となるジェル袋はガチガチの固形状態。

ケースに入れる際には、素手で持っていられないほど冷えていました。

私としては、真夏のライドで2時間効果が持続するなら御の字だと思っていますが、これが環境要因によってどれだけ前後するのかを見定めたいところ。

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晴天の予報でしたが、生憎の薄曇り。

気温32℃、風速5m/s、湿度55%前後と、梅雨時にしては少しちぐはぐなお天気です。

今回はマイアイス「背中クーラー」をインナーとして使い、トップスには半袖Tシャツを着用。

素肌にはNGとのことなので、アンダーシャツには水分の吸収拡散性の良いユニクロのエアリズムを組み合わせています。

これは保冷剤の結露対策の一環で、背中からダラダラと水が滴るのを防ぐのが主目的。

実際にインナーとして着用してみると、背中クーラーのフィット感が良い上にトップスもオーバーサイズ気味なせいか、普通の姿勢でいる分には特に目立つようなことはありません。

また、Tシャツには汗ジミ防止機能がある製品を選び、万が一結露した水分がトップスに浸透しても背中に長方形の染みが浮かび上がらない万全の備えです。

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途中から天気が徐々に回復し、テストには打って付けなコンディション。

舗装路ではつまらないので農道グラベルに突入しますが、ここには前日にクマが出没しているので油断は禁物。

さて肝心の使用感ですが、1000円で得られる冷涼感としては十分過ぎるほど。

着用直後から背中に確かな冷たさを感じ、意識が冷え冷えの背中側に引っ張られます。

背中しか冷やされていない筈なのに外気温が2~3℃低くなったような感覚があり、夏ライドの負担軽減には間違いなく効果がありました。

一部とはいえ物理的に体を冷やしている訳なので当然といえば当然なものの、高級ウェアであれこれ暑さ対策するのが馬鹿らしく思えるほど、わかりやすい冷涼感がありますね。

気になる保冷剤の持続時間ですが、結論から言うと私の感覚では60分くらいまでは安定した冷たさが続き、あからさまな機能低下は訪れない印象。

ですが、90分を境に冷たさが飽和するような感覚があり、それまでのようなわかりやすい冷涼感ではなくなります。

保冷剤に触れてみると、ジェル袋の表面が軟化しつつあり60分前後でも維持されていた硬質な手触りは既に失われていました。

この飽和した感覚については私以外の方からも報告があり、体が冷感に慣れてしまうことや時間経過による保冷剤の機能低下が少なからず影響しているのかも知れませんね。

とはいえ、冷涼感が飽和していても保冷剤により体が冷やされ続けているのは確かで、暑くも冷たくもないフラットな状態、そんな感覚でしょうか。

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保冷剤の状態を確認するために、この日のライドは2時間ジャストで終了。

ケースを開けて中身を確認して見ると、予想に反して溶け具合はまだ五割ほど。

保冷剤の中心部にはまだ芯が通った状態で、ギリギリ手で折れるくらいの硬さ。

ジェル袋は周囲から均等に溶けていて、断熱アルミシート側の方が溶けづらいのでは?という私の予想は大ハズレ。

途中で保冷剤を裏返す小技も考えていましたが、あまり意味のある行為では無さそうです。

また、この日は梅雨時にしては湿度が低かったせいか結露の影響は軽微。

ケースは薄っすら湿っていたものの、インナーとして着ていたエアリズムに染みていた水分は結露ではなく発汗が大半でした。

トップスのTシャツも殆ど無傷な状態で、これは断熱アルミシートが水分を遮ってくれたことも影響していそう。

さて、2時間のライドで保冷剤が五割残っていたという結果でしたが、わかりやすい冷涼感が得られるのは1時間~1時間半くらいまで。

気温30度台での保冷時間は2~3時間くらいが現実的な数値になるでしょうか。

あと、これは私が長身なせいもありますが、正直あと5cm寸法が長かったら……そう思う場面もありましたね。

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実はケンユーのマイアイス「背中クーラー」と競合する製品として、共同冷蔵の「冷えゾウくん」シリーズがあり、サイズが二倍のBIGタイプも存在しています。

こちらも良さそうだと調べてみると、保冷剤の重量が二倍の1kgになることで肩ひもの耐久性が不足する弱点があり、このシンプル構造で1キロ越えだと無理が出てしまう模様。

ノーマルサイズなら冷えゾウくんを選んでも構いませんが、保冷剤の重量が500gを超える場合は、もっと強度のある本格的な製品から選んだ方が良さそうです。

まとめ

ケンユーのアイスベスト、マイアイス「背中クーラー」の詳細や使用感について話題にしてみましたが、個人的に2時間持つなら十分に合格点があげられます。

トップスを工夫すればインナーとして使える点が気に入っていて、自転車以外のアクティビティにも積極的に活用したくなりました。

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最後になりますが、もう少し保冷時間を延ばしたいなら他社製の保冷剤を流用するのもアリ。

評判の良いCOOLER SHOCK/クーラーショックの「SUPER LONG」がおすすめで、医療分野の血液輸送技術を応用しているため信頼性が高いです。

マイアイス「背中クーラー」の保冷剤よりも横幅が1.5cmほど長いものの、19cm×16.5cm×2.5cmのSサイズなら、保冷剤の耳を折り曲げることで流用できそうな予感。

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また、インナーとして使うつもりが無く、見た目は気にしないといった方にはもっとガチなアイスベストもあります。

各社からリリースされていますが、メディエイドのアイスベストはデザインに癖が無く、自転車用として使い勝手が良さそう。

背面に2個、脇下に2個の保冷剤を収納でき、保冷時間は4時間と日常的なライドで使うなら過不足ありません。

フル装備でも800g以下だそうなので、マイアイス「背中クーラー」で物足りなさを感じる方は、より本格的な製品に手を出してみるのも良いでしょう。

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