あえて電池式!ピンチに備える自転車の『予備ライト』あれこれ

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誰でも多かれ少なかれその傾向があるものの、私は結構な心配性。

この気質は趣味の自転車にも表れていて、装備品や携行品への影響が特に顕著です。

その典型例となるのが自転車用のライト。

普段使いするメインライトの他に予備となるサブライトも携帯し、車体にはセーフティーライトまで装備しているという念の入れよう。

流石に神経質すぎない?

そんな声も聞こえてきそうですが、これにはちょっとした事情もあってメインライトを複数台で使い回しているせいか、ごく稀にライトを携帯するのを失念することがあるのですよ……

昨今は無灯火で青切符ゲット!そして5000円の反則金という世知辛さですから、そんな時はサブライトの存在が欠かせません。

予備用にはキャットアイのUNO/ウノという製品を愛用していて、このフロントライトは今や絶滅危惧種となりつつある電池式。

あえて充電式ではなく電池式を選んでいるのには幾つか理由があり、低温下でも安定して動作してくれるだけでなく、自己放電によるバッテリー切れやその後の過放電によって肝心な時に使えないといった最悪な状況を回避できるから。

乾電池ならコンビニで簡単に買えますし充電時間も不要、長いこと放置しても充電式のように過放電や発火の心配もありませんしね。

さて、ここかが本題。

故合って予備ライトの買い増しを計画していると、愛用のUNOが既に生産終了になっていることを知ります。

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単三電池一本で点灯し、重量は電池・ブラケット込みで73gと軽量。

光量も緊急用としてなら十分で、これに長期保存が可能なエボルタNEOを組み合わせて携帯するのが私の定番でした。

もう手に入らないため渋々代替品を探すことになりますが、前述した通り電池式は年を追うごとに減少傾向。

しかも、電池式は乾電池のサイズがコンパクト化のボトルネックになってしまうため、予備ライトとして携帯に向いた製品は益々選択肢が限られてしまいます。

正直、現在主流の充電式で妥協しようとも思いましたが、今回は自分用の備忘録を兼ねてコンパクトで携帯しやすい電池式のフロントライトを幾つかピックアップしてみます。

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けっこう曖昧?自転車の「前照灯/フロントライト」に求められる基準

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さて、予備ライトを選ぶにあたり、自転車の前照灯・フロントライトに求められる必要最低限の性能を把握しておきたくなりました。

一応、日本の道路交通法だと「夜間、前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認できる光度」

この条件を満たすことが義務付けられてはいるものの、明確な数値は設定されておらず結構アバウトな内容。

また、ライトの明るさを数値化する単位にはルーメン・ルクス・カンデラの三種類があり、自転車用のライトに関していえば海外だとルーメン、国内ではカンデラが主流な印象。

色々調べてみた内容をかなり大雑把にまとめると、ルーメンなら最低ラインは100~200くらいで、これは街中のように周囲にある程度の光源があることが条件。

カンデラなら400くらいが最低ラインとなり、この値はJIS規格の定める自転車用ライトとしての基準が元になっています。

フロントライトを選ぶ際は、現状このどちらかを満たしていることが求められますが、あくまでも必要とされる最低基準であることは肝に銘じておきたいところ。

因みに、ルーメンは光源から発した全方向の明るさを表す単位で、カンデラは方向性を持った光源付近の明るさ表す単位となり、例え高ルーメンでも光に指向性が無いとピンポイントでの光量が不十分なケースも。

少し話が脱線しますが、フロントライトには設置義務がなく、取付け位置にも特に規定が無いことをはじめて知りました。

昼間しか走行せず暗所も通過しないのなら、フロントライトを設置していなくても道路交通法違反には問わません。

ただし、暗くなったら即アウトなのは間違いなく、日没後やトンネル通過時は無灯火として扱われるので青切符による反則金の対象になります。

個人的に興味深かったのがフロントライトの取付け位置に規定がないことですが、だからといって車体以外にメインライトを取付けるのは流石にNGな模様。

道交法では夜間に要灯火な対象を「車両等」と定めているため、登山用のヘッドランプを使ったりクリップライトやスマホ等を点灯させて胸ポケに入れるといった行為は無灯火扱いになる可能性が高いです。

ヘッドランプやクリップライトが許されるのはサブライトとしてだけで、車体には基準を満たすメインライトが必ず備わっている必要があるとのこと。

ラバーバンド式がオススメ!「電池式フロントライト」あれこれ

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まずは鉄板のキャットアイからですが、生産終了のUNOの後釜になりそうなのは画像右のURBAN/アーバン「HL-EL145」でしょうか。

光量は50ルーメンの800カンデラと十分、点灯には単三乾電池2本が必要なものの電池込みで78gと軽量さも申し分ありません。

サイズは89×36×26mmでUNOよりも若干横幅が広い形状ですが、メインライトがキャットアイ製なら嵩張りやすいブラケットを共有できるため、キャットアイユーザーならツールケースに収納できるサイズ感で携帯も可能。

続いては自転車用品が意外に充実しているモンベルのサイクルライト。

「サイクルライト」という何の捻りもないネーミングなものの、こちらも単三電池2本使用で最大100ルーメンの光量を確保。

安価な割にしっかりと防水仕様になっていて、水平方向に左右20度の方向調整が可能なのも魅力。

サイズ感は90×38×24mmと仕様の似通ったアーバンとほぼ同じですが、電池込みで94gと登山メーカーの製品にしては気持ち重めな作りです。

注意点として、この製品はブラケットがΦ35mmのハンドルクランプ径には対応していないため、今どきのMTBだとステム付近への取付けが出来ません。

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お次はUNOと同じ単三電池1本で点灯する製品から二種類。

画像左のSERFAS/サーファス「SL-80」は本体サイズが89×26×29mmで重量は電池込みで90g。

ブラケットを除けばほぼ円筒形のため、ツールケースへの収納時にも有利。

光量は最大80ルーメンで400カンデラ以上となり、側面からでも点灯を視認できるサイドエミッターも備えます。

本体は防水仕様な上にフレキブル稼働のブラケットと二種類のラバーバンドでハンドル以外にヘルメット等への固定も可能。

安価な電池式ライトの割りに盛沢山な仕様ですが、標準での対応ハンドル径はΦ31.8mmまでで、Φ35mmには別売りのブラケットにて対応。

続いて、意外に出来が良いと感じたのが画像右のブリヂストン「スリムセーフティライト HL-SP1.A」

セーフティライトの名が示す通り補助灯という立ち位置なものの、光量は400カンデラとしっかりJIS準拠で防水仕様というオマケ付き。

ブラケット不要なラバーバンド式でこそありませんが、工具要らずで取付け可能なブラケットを備えΦ31.8mmまでのハンドル径に対応。

サイズは92×26×26mmと収まりの良さそうな形状な上に、電池・ブラケット込みで75gと侮れない軽量さ。

ブラケットのサイズ感が若干大き目なのが気になりますが、筒状の本体先端に通せばコンパクト化も可能な予感。

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最後はLEDライトのパイオニア、GENTOS/ジェントス「BL-500」シリーズ。

こちらは単四電池を3本使用にも関わらず、本体重量は電池込みで76gと軽量さを維持。

サイズは98×32×33mmと単三電池1本タイプよりも若干太目なものの、専用ブラケットが不要な一体型ラバーバント仕様につき、取付け自由度が高いだけでなく収納時にもかなり有利に働きます。

光量は100ルーメンで1130カンデラと街乗りにならメインライトとしても使える実力。

側面からも点灯を視認できるサイドエミッターも備え、電池式としては完成の域にあるフロントライトです。

唯一の欠点はラバーバンドが最大でΦ31mmのハンドル径にしか対応していないことで、車種によってはステム付近に取付けできない場合も。

流石にΦ31.8mmなら大丈夫でしょうけど、MTBのΦ35mmだとラバーバンドがパツパツになるかも知れませんね。

今回紹介した以外にも、パナソニック・旭電機化成・キャプテンスタッグなどが電池式のフロントライトをリリースしていますが、パナソニックは全体的にサイズ感が大き目。

キャプテンスタッグの小型モデルは光量不足、旭電機化成は良品が多かったものの対応ハンドル径がママチャリ仕様で耐久性にもやや難アリな印象。

携帯に向いたコンパクトな電池式フロントライトとなると本当に選択肢が限られますが、個人的にメインライトとのブラケット共有を考慮に入れなくてもOKなら、ラバーバンド式のジェントスが本命になりそうです。

こちらもラバーバンド式が狙い目!充電式から予備ライトを選ぶ場合

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ここからは私の趣味趣向がかなり入り込んでしまいますが、オマケとして充電式から予備ライトを選んだ場合のベストチョイスをご紹介。

まずは画像左上のOWLEYE/オウルアイ「HighLux 18」

光量は夜の河川敷をギリギリ走れる150ルーメン、サイズは66×50×22mmとコンパクトでブラケット要らずなシリコンバンド一体型。

強モードで4時間点灯のスタミナも備え、メインライトとしても必要十分な実力を発揮してくれます。

お次は画像左下のキャットアイVOLT 100XC「HL-EL051RC」

サイズが80×25×31mm、重量は僅か42gの超軽量ライトでハンドルへの取付けもブラケット不要なラバーバンド式。

光量は100ルーメンで400カンデラと最低ラインギリギリを狙ったような仕様になっていて、驚くべきは点灯時間がたった1時間という点。

メインライトとしては全く使えないものの、ツールケースに忍ばせても邪魔になりづらく緊急用と割り切るなら悪くない選択肢かも。

最後は個性的なライトが人気のブランド、KNOG/ノグから二種類。

まずは画像右下の「PLUG FRONT」

サイズは75×43×33mmと短寸で重量も65gと軽量、最大光量の250ルーメンで1.5時間、出力を落とせば最長3.5時間の点灯も可能。

取付けもラバーバンド式でハンドル径の制限が無く、本体の大半が柔らかいTPU素材で覆われているため落下させても傷がつきづらいという特徴も。

キャットアイVOLT 100XCの増強版といった印象があり、あと少しだけ実用性が欲しい人にはこちらがオススメ。

続いて画像右上の「BLINDER ROAD 400」

サイズは63×30×53mmの箱型で重量は70g、左右ふたつの光源はスポットとワイドのそれぞれに異なる性質を備え、片側ずつ使用することも可能。

その名が表す通り光量は400ルーメンとなり片側点灯時は250ルーメンとのこと。

機能面は魅力的なものの残念ながら点灯時間は短い傾向にあり、LOWモードでも2.5時間が限界値と普段使いには若干不向きな印象。

予備ライトにするには少し値の張る製品ですが、ハンドルに沿うように取付けできる外観の良さには惹かれる物があります。

前後にキラめく面光源!KNOGのセーフティーライト『COBBER』の感想イメージ15

因みに、KNOGのライトは「COBBER/コバー」シリーズのMINIをセーフティーライトとして愛用していて、面光源のCOB/チップオンボードLEDは発光がかなり綺麗。

メインライトがバッテリー切れを起したり盗難にあってしまった場合でも、セーフティーライトがそこそこ明るければ無灯火とは判断されづらいので、何気に力を入れておきたい部分かも知れません。

余談ですが、予備ライトについて調べていて唐突に思い出したのが、数年前に某フリマサイトが盗難ライトの泥棒市場になっていた件。

バッテリーの状態が不明瞭なのでライトを中古で買うことは滅多にありませんが、ライト本体のみでブラケットが付属していない出品には、未だに疑いの目を向けてしまいますね。

まとめ

バッテリー切れやライトの盗難といったメインライトの緊急時に役立つ電池式のフロントライトについて話題にしてみましたが、買い増しの本命はやっぱりジェントスになりそうです。

私はメインライトがキャットアイ製なので、ブラケットを共有できるURBAN/アーバンも選択肢に入りますが、どうせならブラケットに依存しないラバーバンド式の製品を選びたいところ。

あえて電池式!ピンチに備える自転車の『予備ライト』あれこれイメージ08

ついでなのでオマケで紹介しておきますが、電源不要で点灯するMAGNIC LIGHT/マグニックライトなんて製品も。

磁力と渦電流の原理を応用し、アルミホイールから非接触で発電するという驚くべきライト。

フロント用とリア用があり、左右にふたつ取付けることも可能。

あえて電池式!ピンチに備える自転車の『予備ライト』あれこれイメージ09

仕組上、アルミ製のリムでしか機能しないものの、キャリパーブレーキ・Vブレーキ・ディスクブレーキの車体に対応し、非接触なだけにペダリングが一切重くならないのが強みです。

この話を聞いて、私も一瞬欲しいと思いましたが……

残念ながら光量は最大で25ルーメンのセーフティーライト相当だそうで、マグニックライト単体では力不足なのは明らか。

しかもよくよく調べてみると、オンオフの切替が任意に出来ないそうで、走っている間はずっと点灯しっぱなしのデイライト状態とのこと。

興味はそそられますが、これは第二世代や第三世代の登場を待ちたい製品でしょうか。

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