再利用OK!何度も使えるインナーワイヤー用エンドキャップを試す

『再利用できるインナーワイヤー用エンドキャップ』イメージ01

少し前の話ですが、クランクをカーボン製に交換しファットバイクをフロントシングル化しました。

カーボンクランク&BB交換でファットバイクをフロントシングル化
ファットバイクのフロントシングル化について、RaceFaceのダイレクトマウントカーボンクランク『NEXT SL G4』やボトムブラケット『CINCH BSA BB30』の取り付け方、必要な工具や交換する際の注意点などについて解説しています。

本来のフロントシングル化は、チェーンリングのシングル化と合わせてスプロケットのワイド化もセットで行うのですが、トレイルをやらない私の場合は現状の10速11-36Tでも特に不自由は無く、少し余裕を持たせた11速10-42Tへの変更は、パーツを集めながらのんびりペースで進める予定でした。

雪道を走るウインターシーズン突入前に準備が整えば十分かな?と考えていたのですが、思いのほか早くパーツが集まってしまい、11速化&ワイドコグ化が前倒しになります。

その下準備として、交換時に必要なスモールパーツやケミカル類を確認していると、ブレーキケーブルやシフトケーブルに使うインナーワイヤー用のエンドキャップが残り少ない事に気が付きます。

ワイヤーの末端処理は、すっぽ抜けやすいエンドキャップを使わなくても、ハンダや瞬間接着剤で固めたり、電装用の熱収縮チューブを流用して済ます事が出来ますが、あった方が少しだけ見栄えが良くなります。

例によって、私の住む地方の片田舎ではエンドキャップと言えどもまともに取り扱っているお店は無く、虎の子のネット通販を頼る事になりますが、適当なインナーワイヤー用のエンドキャップを探す過程でなかなか便利そうなアイテムを見付けました。

既にそこそこ知られているパーツなのかも知れませんが、今回は何度も再利用OKなインナーワイヤー用エンドキャップを紹介してみます。

繰り返し使えてプチ便利、KCNC製『スレッドロックインナーキャップ』

『再利用できるインナーワイヤー用エンドキャップ』イメージ02

私が最初に見つけたのが上画像のKCNC製『スレッドロックインナーキャップ』で、2018年初頭に発売された製品です。

シフト用とブレーキ用の二種類がありカラーバリエーションは全5色ですが、シフト用もブレーキ用も使い方に違いはありません。

このスレッドロックインナーキャップは3ピースで構成され、画像下の様にねじ込み式でワイヤー末端に固定される仕組みになっています。

何度でも再利用できる優れモノでサイズは使い捨ての従来品よりも一回り大きいですが、重量はふたつ合わせても1g以下と見た目通りの軽量さです。

見付けた当初は、このスレッドロックインナーキャップが唯一無二の製品だと思っていたのですが、更に調べてみるとTNIからも類似の製品がリリースされていました。

『再利用できるインナーワイヤー用エンドキャップ』イメージ03

上画像のTNI製はKCNC製よりも構造がシンプルで、ワイヤーを噛み込む内部パーツが無い2ピース構成になっています。

KCNC製はワイヤーのほつれ対策やドレスアップパーツとしての見た目の良さに優れますが、極小パーツの割に価格が少し強気な点が気になったので、今回は割安なTNI製を購入する事にしました、こちらは合わせやすいシルバーカラーがあるのも魅力ですね。

因みにTNI製にもシフト用とブレーキ用の二種類があり、シフト用には横溝を設ける事で見た目がそっくりなKCNC製と比べて両者を区別しやすくなっています。

シンプルで使いやすいTNI製インナーワイヤー用エンドキャップ

『再利用できるインナーワイヤー用エンドキャップ』イメージ04

早速、TNI製のインナーワイヤー用エンドキャップを購入してみました。

上画像の左がブレーキ用で右がシフト用です、パッと見ではパッケージサイズ以外に大きな違いはありませんね。

『再利用できるインナーワイヤー用エンドキャップ』イメージ05

前述した通り、両者は横溝の有無で区別し溝アリがシフト用、溝ナシがブレーキ用です。

同じインナーワイヤーでもシフト用はΦ1.2mm、ブレーキ用はΦ1.6mmとそれぞれ太さが異なるので、取付けの際は両者を間違えない様に注意しましょう。

『再利用できるインナーワイヤー用エンドキャップ』イメージ06

上画像ではわかりづらいですが目をこらして細部を確認すると、KCNC製にあった内部パーツのかわりにTNI製は画像右側パーツにスリットが設けられています、左側のパーツをねじ込む事でこの溝が狭まりワイヤーがかしめられる仕組みになっていました。

『再利用できるインナーワイヤー用エンドキャップ』イメージ07

ワイヤー末端への取付けは簡単で、ふたつのパーツを通してから小さい方のパーツをねじ込むだけです。

ワイヤーの先端が既にほつれている場合などは、内部パーツでワイヤーを束ねられるKCNC製の方が有利ですが、取付け前に少しだけワイヤーをカットして先端部分を整えた方が良いでしょう。

『再利用できるインナーワイヤー用エンドキャップ』イメージ08

試しにふたつセットで重量を測定してみましたが、ご覧の通り安価なキッチンスケールでは計測範囲外となる軽さでした。

この程度の重さなら、路面からの振動でスポークやローターにワイヤー先端が干渉してしまう心配も無さそうです。

まとめ

どちらかと言えばドレスアップパーツとしての意味合いの方が強い製品ですが、個人的に少し気になっていた部分だけに再利用できるパーツの登場は嬉しい限りですね。

最近導入したドロッパーシートポストはシフトケーブルが流用されているので、このエンドキャップでリモートレバー側のエンド処理や再調整が楽になるのが地味に有難いです。

サイズを考えると安価なTNI製でも割高に感じてしまうのが正直なところですが、ブレーキやシフターを小まめに調整する方には打って付けな便利アイテムかも知れません。

今でこそ当たり前に使われているワイヤー引きですが、MTB界隈ではブレーキの油圧化はもちろんの事、シフター無線化の波が予想以上に速く、現時点でもそれほど予算を掛けずに自転車の完全ワイヤーレス化が可能です。

あと十年もしないうちにワイヤー引きがレガシー化して、ワイヤーエンドキャップ?何それ?と言われてしまう時代が到来するのでしょうか。

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