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イジワルな超軽量グリップ”KCNC製 EVA LOCK-ON GRIP”の感想

KCNC製EVAグリップのイメージ01

愛車のファットバイクにはGORIX(ゴリックス)のレザー製グリップを使用しているのですが、レザー製は汗や雨などの水分に弱く、夏場に使用するにはあまり向いていません。

皮革部分の手入も面倒ですし、そろそろ目立つ傷も増えてきたので、思い切ってグリップを交換することにしました。

このグリップは長時間使用しても掌が痛くなりづらいエルゴグリップタイプでしたが、使い心地が良い反面、握り部分の直径が不均一なので5本の指を有効に使えず、雪道などの悪路を走る際は不安定さを感じることがありました。

長距離や街乗りに向いたエルゴグリップも捨てがたいのですが、今回新調するグリップは握りを重視したノーマルタイプを選ぶことにします。

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超軽量なKCNC製EVAグリップを選んでみた

KCNC製EVAグリップのイメージ02

交換するグリップを選ぶにあたって、もう一つ重視したのが重さです。

車重から携帯品まで、何から何まで嵩張るファットバイクの軽量化には個人的に関心が薄く、あきらめ半分だったのですが

昨シーズンは雪深い道を押して歩いたり、不安定な雪の上で車体を取りまわすなど、車体の重さがネックになるシュチュエーションが多発したため、やむなくファットバイクの軽量化と向き合う羽目になりました。

正直、タイヤやホイールと比べるとグリップは軽量化の恩恵を感じづらい部分ですが、70cm以上もあるハンドルの先端部分だけに、馬鹿に出来ないものがあります。

さて、軽量なグリップという条件で真っ先に白羽の矢が立ったのが、上画像のKCNC製EVAグリップです。

ノーマルタイプとロックオンタイプの二種類があり、ノーマルタイプ(画像上)はペアで12g、ロックオンタイプ(画像下)はペアで55gと、どちらも大変軽量に作られています。

軽量化を優先するならノーマルタイプなのですが、下調べによると取り付け後は角度調整が少し面倒だという事なので、後々の調整やメンテナンスが楽な55gの“EVA LOCK-ON GRIP”の方に決めました。

超軽量だが、少しイジワルな仕様のグリップ

KCNC製EVAグリップのイメージ03

早速購入してみましたが、どれも高額なイメージのあるKCNC製にしてはお手頃価格です。

ファットバイクのホイールがゴールドなのでブラック/ゴールドの組み合わせを選びましたが、ゴールド部分の色味は思っていたよりもオレンジ気味でした。

質素なバーエンドキャップも付属し、メイン素材はプロテクターなどにも使われるEVAフォームで手触りは硬いスポンジといった感じです。

上画像の様に、未使用の状態でも黒地にムラが目立ちますが、EVAフォーム部分の見栄えの良し悪しは、光の加減に寄るところが大きいです。

レザー製グリップのイメージ01

因みに上画像が今まで使っていたゴリックスのレザー製グリップで、試しに重さをはかってみると200g弱の値です。

おまけ程度の軽量化と思っていましたが、グリップ交換でマイナス130gはちょっとしたサプライズでしょうか。

さて、新しいグリップを早速取り付けてみますが、何故かハンドルバーに上手くハマりません…

アルミ製のリング部分には、それぞれR・Lの表示があり、左右の取り付けを間違わない様になっています。

表示の通りにすると、リングの無い方がハンドル先端側になる筈なのですが、リングの付いている側の径が僅かに小さく、22mm径のハンドルがギリギリハマらないのです。

試しに、左右を逆にしてリングの無い方から差し込んでみると、こちらは抵抗なくハンドルにハマってくれます。

ひょっとしてリング側が先端部分になるのか?とネットで調べてみると、どちらの取り付け方も見られ、今一つハッキリしません。

あれこれ試行錯誤した結果、リングについているネジを緩めて捻り、アルミ製のリングとEVA製の本体を分離してから、それぞれをハンドルに通して再結合することで、ようやく解決しました。

仕組みを知れば、簡単に出来るといった感じで書いていますが、結構コツが必要で知っていてもスムーズには取り付け出来ないと思います。

本来とは逆方向(リングがハンドル先端側)に取りつけてしまった人の気持ちが少し理解出来ました。

さて、後は付属のバーエンドキャップを装着すれば無事作業終了となる訳ですが、ここでまた問題が発生します。付属のバーエンドキャップがまたもやハマりません。

KCNCはどもまでイジワルなんだ…と愚痴りたくなるほど説明不足な仕様ですが、ちょっとこれはゴムハンでようやく叩き込めるレベルで素手では難しいですね。

しかも、力ずくで取り付けるとエンドキャップの見えない部分がヤバいくらいに変形するので、不本意ながら付属のバーエンドキャップを取り付けるのを諦め、取外したレザー製グリップのキャップを流用しました。

どちらにしてもチープな見た目なので、別途で見栄えの良いバーエンドキャップを準備したほうが良さそうですね。

防御力UPで使い捨てOK!フラットハンドル用バーエンドキャップの話
ファットバイク・MTB・クロスバイクにオススメなフラットハンドル用バーエンドキャップ/プラグを紹介しています。スタンドの無い自転車では駐輪時の横倒しや立て掛けで傷や汚れが出来やすくなるので、エンドキャップは安い使い捨てタイプの方が便利です。

まとめ

KCNC製EVAグリップのイメージ04

後々の調整が楽だという理由でロックオンタイプを選びましたが、これほど苦労するなら、より軽量なノーマルタイプでも良かった気がします。

握り心地を確かめる為に10kmほど走ってみると、思っていたほどEVA製のグリップは汚れず、手垢が目立つ様な事はありませんでした。

グリップ本体の握り心地も良く、ラバー製よりもずっとやわらかい素材です。

流石にエルゴグリップと比べると、掌にハンドルからの圧力を感じやすく、グローブ無しで長時間乗ると違和感が出てきそうな印象ですが、平面に加工されているKCNCのロゴ面を掌の丁度良い位置に調整すれば多少軽減できると思います。

余談ですが、何故かハマらないバーエンドキャップが少し引っ掛かり後日調べてみると、この手のエンドキャップにはニッパー等で差し込み部分の角を落したり、適度なサイズに成形してから差し込むタイプもあるとのこと。

こういったドレスアップパーツには説明書が付属することは稀ですし、海外ブランドだと輪を掛けて不親切ですから、知らないままだと初期不良品と勘違いしそうになりますね。

エンドキャップが硬くて入らない…と感じたら、ゆるくなり過ぎない匙加減で、差し込み部分をちょっとずつカットしてあげましょう。

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