そろそろロングライドしても大丈夫かな?
毎年この時期は天候の見定めが難しく、早秋だというのに真夏のような酷暑なんてこともしばしば。
地域によっては10月まで残暑が続くという悪夢のような長期予報も聞かれますが、幸運にもご当地は気温30度以下で湿度も50%前後という、恵まれたコンディションです。

7月から続く猛暑ですっかり脚が鈍っているものの、折角の休日を無駄にするのも憚られ、少し早めのリハビリライドに勤しむことに。
自分でも理由はわかりませんが、この時期になると遠方にある自然公園を訪れるのが恒例行事。
走行距離は60km前後と少し物足りなさを感じるも、鈍り切った脚にはこれくらいがちょうど良いのかも知れません。

気温も湿度も本当に申し分なく、直射日光を遮る物のない信号待ちが少し苦痛なくらい。
この日だけ季節がスキップされたような印象すらあり、体感だと10月上旬のような爽やかさでしょうか。
小休止でも額に汗が滲むことはなく、携行しているハンドタオルにも殆ど出番がありません。

暑さにやられてメンテナンスをサボっていたせいか、チェーンやプーリーがキュルキュルと僅かに鳴り気味。
間違いなくチェーンクリーニングと注油の頃合いなのですが、夏はどうしても不精になりがちですね。
余談ですが、愛用していたディズナの「チェーン快適 おそうじ クロス」が某サイクルベースあさひの店頭から姿を消し、少し困った事態に。
トップの「チェーンクリーナーウェットクロス」が変わりに店頭に並んでいますが、やっぱり使い慣れた物の方に心が傾きます。
簡易クリーニング用のウエットクロスなので流石にチェーン内部の汚れまでは落とせませんが、ガチクリーニングの頻度は確実に減らせるので、多忙な方や私のように不精な奴にはそこそこそ重宝するアイテムだったり。

あと、バーテープも早々に交換したいところ。
一年半ほど使い続けた5mm厚のバーテープの「CICCIO/チッチョ」でしたが、クッション性や使用感は良好なものの、ライズ付きのドロップハンドルとは相性が悪いことが判明しました。

現在、SURLYの30mmライズ付きドロハン「TRUCK STOP BAR」を使用していて、白矢印の肩の部分に少し難があります。
この部分を跨ぐようにバーテープを巻いてしまうと、徐々にバーテープがステム方向にずり落ちてしまう現象が見られ、エンド部分が緩んでしまいがち。
この不具合は昔ながらの糊つきバーテープだと特に顕著で、夏場の熱でテープの粘着力が弱まってしまうことも一因でしょうか。
エンドテープで強引に固定したり両面テープで裏打ちすることで騙し騙し使い続けていますが、シリコン製バーテープに代表される糊なしタイプの製品に乗り換えるのが無難です。
候補としてゲル入りで評価も高い中厚手のバーテープ、BBBの「GravelRibbon/グラベルリボン BHT-16」を考えていて、久々のカスタマイズはこちらへの交換になるかも知れません。

目的地への道すがら、良さげな脇道が思わず視界に入ります。
進んでみたい誘惑に駆られるも、ここは昨年も気になった場所で私の記憶が確かなら早々に行き止まりになってしまうはず。

目的地に近づくと、さらにもう一つ気になる脇道が……
グラベルタイヤでも問題なく走れそうだったため、思い切って進んでみると分岐後に100mほど進んで直ぐに再合流というありがちな顛末。
もう少し長ければ、夏場でも快適に走れる木陰のコースとして楽しめたかも知れませんね。

あちこち寄り道した末に、ちょうど一年前にも訪れた見晴らしの良い湖畔に到着。
昨年は汗まみれだったことを鮮明に覚えていますが、今回は気温がほぼ同じでも湿度が低いせいか、不思議なほど汗を掻いていません。

そして、前回同様に湖畔の東屋で小休止。
付近の¥100自販機で購入した飲料の種類が変わっているくらいで、行動パターンが昨年と全く一緒なことに気付いて思わず苦笑い。

ここに至るまで、メンテ不足による大きなトラブルはありませんでしたが、フロントのディスクブレーキから少しだけ異音がします。
けたたましくは鳴かないものの汚れているのは確かで、そろそろローターとブレーキパッドを本格的にクリーニングする頃合いですね。
因みに、使っているブレーキはTRPのハイブリッド式ディスクブレーキ「HY/RD ハイロード」
キャリパー部分が油圧式でレバー部分が昔ながらのワイヤー引きという組み合わせになっています。

自然公園をぐるりと一周してから帰路につく予定でいると、愛用のコンデジが唐突にバッテリー切れ。
不慣れなスマホでの撮影に切り替えるも、やっぱりスマホの画質は見栄えは良いものの加工感の強い絵面ですね。
加工が過ぎると「真実を写したもの」を意味する写真という言葉が疑わしく思えてきます。
某社のスマホで巻き起こったムーンゲート騒動みたいに、AIによる加工が過ぎるのも考えモノでしょうか。

この自然公園には日本庭園も併設されていて、観光スポットにもなっています。
人が多いのでいつもはあまり近寄りませんが、駐車場に一台も車が停まっていなかったため気まぐれに寄り道。
画質が良いとは言えないコンデジと比べても、ぬり絵みたいにのっぺりとした画質でイマイチ現実感がありませんね。
同じスマホでも高級機なら話は変わってくるのでしょうけど。

ついでにスマホで愛車も撮影。
背景には百日紅が咲いていますから、季節的にはやっぱりまだ夏なんでしょうね。

リハビリを兼ねて走り、往復60kmほどで帰宅。
思ったほどダメージはなく、太腿には心地良い疲労感がありました。
ライドの先々で少なからず秋の気配を感じましたが、まだまだ夏が優勢な印象。
丸一日かけて、のんびりロングライドするのはもう少しだけ先の話になりそうです。