残暑も一段落、グラベルロードで早秋のリハビリライド

残暑も一段落、グラベルロードで早秋のリハビリライドイメージ01

十月に入っても、まだまだ残暑が続く。

そんな悪夢のような予想が囁かれていますが、北国にはゆっくりと秋の気配が漂い始めています。

夏場は暑さにやられてライドが捗らず、急に悪化した紫外線アレルギーも手伝って月の出走回数は片手で足りるほど。

サボり続けた影響で脚が完全に鈍っていますし、ウエストまわりには久しく拝んでいなかった浮き輪が出現する始末。

避暑のためとはいえ、流石にそろそろヤバい……

紫外線がまだ気になるものの、日差しや湿度には夏の厳しさを既に感じないため、ライドを本格的に再開することに。

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いきなりロングライドは反動がデカそうなので往復60kmのコースで適度なリハビリ。

少し遠方にある自然公園を目指します。

道すがらの田園ではもう稲刈りが始まっていて、ご当地では米不足もどこ吹く風。

とはいえ、こんな田舎でもスーパーの棚からお米が消えた時期があり、不安を煽るメディアの影響力を痛感します。

「水を節約するようにと言われた途端、誰もが水を飲み始める」

うろ覚えですが、昔読んだ「アラブの格言」という書籍に、こんな言葉があったような気が。

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早秋とはいえ気温が30度を越えていたせいか、到着する頃には額から大粒の汗が滴ります。

湿度が低いため夏場のような不快感こそありませんが、ここらで水分補給を兼ねた小休止。

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湖畔の東屋でしばしのクールダウン。

日陰に入って一息つくと瞬く間に汗が引き、もう夏ではないことを再認識します。

少し前に、汗を拭うには乾いたタオルではなく濡れたタオルの方が汗の引きが早いと聞いたので、それに倣って実践中。

濡れタオルで気化しやすい量の水分を肌に残してあげた方が、体温が素早く低下してくれるという理屈ですね。

携帯に不向きな濡れタオルではなくフェイスペーパーで代用していますが、本当に汗が早く引いてくれます。

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この東屋は眺めが良く付近に自販機もあるので、休憩所として打って付け。

野鳥の撮影スポットとしても人気があり、私のすぐ傍らで望遠レンズを構えている方も。

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この場所には一月にもファットバイクで訪れていて、その時はオオハクチョウの撮影で賑わっていました。

早秋の今回も汗だくですが、真冬だったその時も汗冷え寸前だった覚えがあります。

ミレーのあみあみこと「ドライナミック メッシュ」が汗冷えに効果覿面だそうなので、今年の冬に試してみる予定。

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休憩後は木漏れ日が落ちる気持ちの良いルートで公園内をぐるりと一周。

毎年、熊出没で騒ぎになる場所ですが、今年は控え目なようで一安心です。

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山栗もすっかり秋色に染まり、イガも油断できないくらい鋭利。

チューブレス化したMTBなら気になりませんが、ノブ無しのグラベルタイヤなので不用意にタイヤで踏み抜くのは避けた方が良さそうです。

因みに、栗は熊の大好物。

特に人間に品種改良されたものに強く惹かれるそうで、大粒の西明寺栗が良く狙われていると聞きます。

人間が軍手で持っても怪我をすることがあるのに、熊はイガをどう処理して食べているのか?

気になって調べたことがありますが、熊も顔に触れると普通に煩わしいらしく、地面に押し付けるように両手で殻を割ってから器用に中身だけを食べるそうです。

地面の無い樹上の栗の場合、足場として作った熊棚を作業台にして割っていると考えられていますが、剥いた栗を落とさないように手のひらに乗せてみたりと、人間っぽい行動もするとのこと。

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公園内をひとしきり散策すると、まだ日は高いのに日差しが夕方のような雰囲気。

芝生や車体がほんのり茜色で、時間感覚が狂ってしまいそう。

その後、スポーツドリンクのみの補給で帰途についたせいか、復路で見事にガス欠。

残り10kmでバテバテな上に、太腿にも強めの疲労感が出ました。

帰宅後は太腿をしっかりとケアして翌日に備えますが、あと数回はリハビリライドしないと復調は難しそうです。

残暑も一段落、グラベルロードで早秋のリハビリライドイメージ10

最後に余談を少々。

最寄りのサイクリングロードに3cm程の白い毛虫が大発生しています。

虫が苦手な方も多いので全体がハッキリと写っていない画像を選んでいますが、外観は半年くらい散髪をしていないネコヤナギのような印象。

毒のあるチャドクガの類だったら怖いので、見えてる地雷を避けるように走行しますが、他の自転車乗りは何かを諦めたようにガンガン飛ばしていました。

この話を園芸が趣味な友人にしたところ。

「アメシロでしょ?」

こんな玄人っぽい答えが返ってきます。

あめしろ?

調べてみると「アメリカシロヒトリ」という外来種で、園芸をする人にとっては珍しくない毛虫とのこと。

幸い毒はありませんが、初夏と初秋の年二回大発生し、後者の場合はそのまま越冬するという嫌な情報も。

食性としてクワ、クルミ、サクラ、プラタナス、ヤナギ、柿を好むそうですが、付近にはそれらしい植物は見当たらず、路上を広範囲に渡って這い回っている理由も不明。

最寄りのサイクリングロードには散歩を含めて10年近く通っていますが、こんな光景は本当に初めてです。

ヨロズ日記

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