どれがベスト?ファットバイクの泥除け・フェンダーについて

ファットバイク用の泥除け・フェンダー・マッドガード

ファットバイクに乗り始めてから2年近くになりますが、積雪のある季節で意外に重宝したのが泥除けです。

フェンダーマッドガードとも呼ばれ、極太タイヤを擁するファットバイクには独特の形状をした専用の泥除けが用いられています。

恐らく、北海道の一部地区を除く日本国内ではファットバイクで走りやすい雪質が長期間維持されることは稀で、なかなかベストなコンディションは訪れません。

私の住む地域もその例に漏れず、12月や3月は雪が降ったり溶けたりを短い期間で繰り返すため、水分を多く含んだシャーベット状の路面状況が続いてしまいます。

そうなると、前述したファットバイクの泥除けが必須となる訳ですが、残念なことにファットバイクの形状にマッチする見た目の良い製品が殆ど見当たらないのです…。

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ファットバイク用の泥除け・フェンダーの選び方

『フルサス29er&プラスタイヤに使えるMTB用フェンダー・泥除け』イメージ01

ファットバイクにはタイヤの太さ別に大きく分けて、4インチタイプと5インチタイプの2種類があります。

選択できる泥除けの種類はタイヤの細い4インチファットバイクの方が多いのですが、よりタイヤの太い5インチファットバイクとなると選択の幅はグッと狭まり、フロント用のフェンダーをボトムチューブに装着し、リア用フェンダーをシートポストに装着するタイプの製品が主流となります。

このタイプはどのメーカーでも形状が似通っていて、どれを選んでもそれほど差はありませんが、着脱の容易さや耐久性、走行時の安定感がポイントになるでしょうか。

4インチファットバイクに対応した泥除けにはMTB用に似た従来型の泥除けもあり、装着した時の見た目は5インチファット用よりも格段に良いのですが、フォークに取り付けるフロント用のフェンダーが『Rock Shox Bluto』などのファットバイク用エアサスに対応していなかったり、通常のフォークでもタイヤとのクリアランスが確保できない場合もあるので、相性問題にはくれぐれも注意しましょう。

ファットバイク大定番の『PDW』&『BBB』製フェンダー

めざせ完全防御!ファットバイクの『泥除け』を強化&カスタマイズイメージ03

ファットバイク用の泥除け・フェンダーとして最もオススメなのが、PDW(ポートランド・デザイン・ワークス)製のフェンダーです。

5インチファットバイクにも対応し実用性も折り紙付きなのですが、リアフェンダーがタイヤの曲線に沿わない直線的なフォルムをしているため、食わず嫌いの方が多い製品でもあります。

上画像の左側がPDW製のフェンダー類で、初期はボトムチューブに取付けるフロントフェンダーとシートポストに取付けるリアフェンダーのみの構成でしたが、最近はこれらにフォーク用の簡易フェンダーを加えて、より効果を高める方式が主流になっていますね。

注意点として、シートポスト取付型のリアフェンダーには、シート高が低いとサドルバッグと排他利用になってしまう、ドロッパーシートポストには装着しづらい、といった欠点もあり、人によっては携行品の収納場所を変更したり、ドロッパーシートポストからノーマルポストに交換するなどの措置が必要になります。

因みに、上画像の右側はBBB製のフェンダーでPDWのOEM製品と思ってしまうくらい形状や仕様が似ていますが、リアフェンダーをシートポストに取り付ける部分のギミックに若干の違いがあります。

私はBBB製を使用していますが特に不満は無く、本家よりも入手性が高く安価なため、最初に使うにはオススメのフェンダーかもしれません。

PDW製もBBB製もフェンダー部分は樹脂製の板で出来ていて、手で簡単に折り曲げられるほど柔軟性で軽量な作りですが、不思議と路面からの振動や風でバタついてしまうことはありませんでした。ペラペラでも普通に使用する分には十分な耐久性だと思います。

また、スナップボタンで土台部分から簡単に取り外せる仕組みになっているので、フォルムの格好悪さが気になる方は小まめに取り外して使うのもアリでしょうか。

余談ですが、このボトムチューブに取り付けるタイプのフェンダーはボトムチューブの下側にケーブル類が這っているファットバイクに取り付けると、ケーブルやケーブルガイドと干渉してフィット感がイマイチになります。

ゴムバンドでアバウトに固定する仕組みなので多少の段差があったとしても取り付けに問題はありませんが、加工したゴム板などを挟んで段差を無くした方が、綺麗に仕上がります。

見た目は一番?『SKS』製のファットバイク用フェンダー

SKS製4インチファットバイク用フェンダー

PDW製やBBB製がイマイチ気に入らないという方には、ドイツのメーカーSKS製のフェンダーがオススメでしょうか。

こちらもリアフェンダーはシートポストに取り付けるタイプとなり、タイヤに沿って湾曲しているので見た目に拘りたい方には打って付けです。

更にフロントフェンダーはフロントフォークに取り付けるタイプで、ファットバイク用のエアサス『Rock Shox Bluto』にも対応しています。

大変満足度の高いフェンダーなのですが、残念ながらフェンダーの幅が狭く、実質4インチファットバイク対応となり、機能性は前項のPDW製やBBB製よりも確実に劣ってしまいます。

フロント用は『GRAND D.A.D.』、リア用は『GRAND M.O.M.』という名前で販売されていて、フェンダーとしては高価な部類に入りますが、好みによってフロントは他社のボトムチューブ取り付けタイプ、リアはSKS製といった使い分けも出来るのではないでしょうか。

【追記】『GRAND D.A.D.』も『GRAND M.O.M.』も既に生産が終了しているようです。『GRAND D.A.D.』のようにタイヤに沿って湾曲したリアフェンダーをお探しなら、代替品としてCAPTAIN STAG/キャプテンスタッグの『Y-4868』がオススメです。

こちらも4インチフットバイク対応のリアフェンダーですが、一応4.5インチ幅のタイヤまでカバーしてくれます。

SKS製ファットバイク用フェンダー

因みにSKSからは『FATBOARD』というボトムチューブ取り付けタイプのフェンダーもリリースされていて、こちらは幅が141mmと5インチファットバイクに対応してくれています。

リアフェンダーは相変わらずの直線形状ですが、PDW製やBBB製よりも若干硬質な作りですね、こちらの製品は国内での取り扱が少ない上に同種の製品と比べて価格が割高なので、人と違うフェンダーを使いたい…といった方に向いています。

まとめ

なかなか難しいファットバイクの泥除け・フェンダー選びですが、見栄え重視&安価で販売されいるリアフェンダーには少し注意が必要です。

幅がギリギリ4インチタイヤをカバーできる適度だったり、前後の長さが不十分だったりすることが多く、5インチ前後のタイヤを使っている方は手を出さない方が無難ですね。お尻はギリギリ守れるかも知れませんが、高確率で背中が泥まみれになること請け合いです。

ファットバイク用のフェンダーには、MUDHUGGERの『FATHUGGER』やPlanet Bikeの『BIG BUCK』シリーズ、Beaver Guardのベンダーフェンダーなど、気になる製品がまだまだありますが、それについては以下の記事で追記しているので、『他にもっと良いフェンダーは無いの?』とご不満の方は是非参考にしてみて下さい。

めざせ完全防御!ファットバイクの『泥除け』を強化&カスタマイズ
雪どけ水に備えてファットバイクの泥除けを強化。前後にベンダーフェンダーを追加してカバー範囲が漸く実用レベルになりました。また、ドロッパーシートポストにリアフェンダーを取付けたいなら、ヒンジが二箇所あり調整範囲の広い製品を選ぶのがオススメです
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