簡単メンテナンス!動きの悪いドロッパーポストに専用オイルを試す

『動きの悪いドロッパーポストを専用オイルで潤滑&クリーニング』イメージ01

昨年ファットバイクにドロッパーシートポストを導入して以来、あまりの便利さにすっかり手放せない存在になっています。

有難いことに、増車した29erプラスのフルスタッシュ8には最初から内装式のドロッパーシートポストが備わっていて、わざわざ追加購入する必要がありませんでした。

現在はファットバイク用にコスパに優れ機能も十分な『Brand-X Ascend II』、29erプラスに標準装備の『Bontrager Line Dropper Seatpost』という構成ですが、剛性や質感はボントレガー製に軍配が上がるものの、厄介なことに時折動作不良を起こしドロッパーポストがスムーズに下降しなくなる不具合があるのです。

『Brand-X Ascend II』が¥13000程度、備え付けとはいえ『Bontrager Line Dropper Seatpost』が¥26000程度と価格差は二倍なのに…どうしてこうなった?と思わずにはいられませんが、原因は製品の出来不出来に寄ることろではなく、フレームのジオメトリが少なからず影響しているのかも知れません。

導入当時から、ドロッパーポストは頻繁に動作させる部分なのにイマイチお手入れの方法がわからない…といった疑問がありましたが、今回は動作のスムーズ化を狙ってサスペンション&ドロッパーシートポスト専用の潤滑オイルを試してみたいと思います。

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フレームのジオメトリとドロッパーポストの相性について

『動きの悪いドロッパーポストを専用オイルで潤滑&クリーニング』イメージ02

本題に入る前に、冒頭で触れたフレームのジオメトリとドロッパーポストの相性問題について話題にしてみます、なお『ドロッパーシートポスト』では少し長いので、以下『ドロッパーポスト』と記述します。

上画像はファットバイクに装備している外装式のドロッパーポストです、価格なりの質感で剛性にやや頼りなさはあるものの軸部分にはガタは無く、動作に関しては至ってスムーズ、今のところ不具合が起きた事は一度もありません。

初めてのドロッパーポストだったこともあり、私にとってこの製品の使用感がドロッパーポストの良し悪しを計る評価基準になっている感じですね。

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『動きの悪いドロッパーポストを専用オイルで潤滑&クリーニング』イメージ03

問題なのがコチラ、29erプラスのドロッパーポストです。剛性や質感は『Brand-X Ascend II』に勝り動作にも安定感がありますが、最長状態から押し下げる際に意図的に強く自重を掛けないとポストが上手く縮んでくれないことがあるのです。

上から手で押し下げた場合でも動作が重く感じるので、最初はこのドロッパーポストの特有の仕様か、またはメンテ不足で潤滑性が低下しているかのどちらかだと思っていたのですが、どうやら原因はそれだけでは無さそうです。

『動きの悪いドロッパーポストを専用オイルで潤滑&クリーニング』イメージ04

上画像を見るとわかりますが、29erプラスのフルスタッシュ8はオールマウンテン/トレイル系のフルサスMTBに属し、ファットバイクを含む通常のスポーツ車よりもシートチューブアングルが寝ています。

カタログスペックには65.5度と記載があり、ファットバイクの73度に対して外観からでもハッキリわかるくらい傾斜に違いがあり、実車を初めて見た時は違和感を覚えた記憶がありますね。

さて、これだけ傾いていると乗り手の自重はポストを縮ませる方向だけでなく、ポストをしならせて動きを鈍くする方向にも作用してしまい、その影響が一番大きくなるのがポストが最も伸び切った状態な訳です。

簡単にまとめると【1】シートチューブアングルが寝ている【2】元から動きの重い製品仕様【3】中古車だけにメンテ不足で潤滑性が落ちている可能性、この三つが不具合の原因なのかも知れませんね。

ドロッパーポストを買い換える以外で簡単にできそうなのは、ドロッパーポスト専用オイルで潤滑性を高めてあげたりサドル位置を前にずらしてポストのしなりを緩和してあげることくらいですが、少しでも不具合が改善されるなら試してみて損はありません。

マイルズワイドインダストリーズ『Wet Seal/ウェットシール』がオススメ!

『動きの悪いドロッパーポストを専用オイルで潤滑&クリーニング』イメージ05

さて、記事中で何度も触れたサスペンション&ドロッパーポスト専用オイルですが、代表的な製品が二種類存在します。

上画像右の製品がWPL『FORK BOOST LUBE/フォークブーストルブ』、上画像左の製品が『Miles Wide Industries Wet Seal/マイルズワイドインダストリーズ ウェットシール』です。

どちらも似たような性質の製品で価格もほぼ横並びですが、フォークブーストルブの方が120mlとウエットシールよりも約三倍ほど大容量ですね。

『動きの悪いドロッパーポストを専用オイルで潤滑&クリーニング』イメージ06

基本的な使い方も共通していて、ドロッパーポストやサスペンションのシール付近に少量垂らしてから、何度も可動部分をギシギシと動かしてあげるだけですね、潤滑されると同時に上画像左のように内部の異物や汚れが浮き上がってきます。

サスペンションにもジャブジャブ使いたいなら大容量のフォークブーストを選びたいところですが…残念ながらこちらは国内での入手が難しく、試しに使ってみたいなら『ウエットシール』一択ですね。

『動きの悪いドロッパーポストを専用オイルで潤滑&クリーニング』イメージ07

価格は30mlで¥1300程度とプリンター用の純正インク並みに高価ですが、取扱っているお店はそれほど多くはありません。

この記事のトップ画像を見返すとわかりますが、キャップ部分がそのままスポイトになっていて、旧バージョンよりも使いやすく改良されています。

使い方は至極単純なので、早速ボントレガー製ドロッパーポストに使ってみると…お目汚しなので画像はのせませんが、訳の分からない汚れが出てくる出てくる、ジャリジャリしているので砂も少し混じっている感じでしょうか。

ウエットシールを垂らす⇒何度も上下動させる⇒汚れを拭き取る、この作業を2回繰り返すとジャリジャリした感覚が薄れ、動作も見違えるほど軽くなりました。

特に手で押し下げた時にハッキリとした違いを感じ、今までの7割程度の力加減で押し下げることができます、動作音もシュコシュコと小気味よい感じに変化し、ひとまず潤滑には成功したようです。

まとめ

サスペンションやドロッパーポストのメンテナンスと聞くと、どうしても分解掃除やオーバーホールが頭を過りますが、ウエットシールなら簡単にその手間を軽減できそうですね。

メンテナンス後に試乗してみましたが、やはりシートチューブアングルが少なからず影響しているらしく、動作は随分とスムーズになりましたが不具合は100%解消されませんでした。

ファットバイクに装備しているBrand-X Ascend IIに付け替えて動作の違いをあらためて検証してみたいところですが、外装式なのがネックですね…懐具合に余裕さえあればドロッパーポストの最高峰といわれ動作が抜群に軽いBIKE YOKE/バイクヨークの『REVIVE』あたりを使ってみたいところです。

【追記】その後に二回ほどライドしたところ、いつの間にか動きが更に滑らかになっていました。ポストを最も伸ばした状態からでも引っ掛かりなく下降し、今までは難しかった小刻みな調整も簡単にできます、どうやらウエットシールは馴染むまでに少し時間が必要なようですね。

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