パンクしたら何本必要?『CO2ボンベ』とファットバイクの話

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長年の疑問が解消したので、今回は小ネタを一つ。

MTBやファットバイクなどのオフ車乗りだと、大抵はタイヤの空気圧調整用にハンドポンプを携帯していますよね。

当然、パンク修理時にも使用しますし、余程の急ぎでもない限りインフレーターやCO2ボンベのお世話になることは少ないかも知れません。

ですが、仮に大容量のハンドポンプを携帯していたとしても、タイヤ幅が3.0インチもあるプラスサイズや、それを更に上回るファットバイク用ともなると、延々と続くポンピングが億劫になるのも事実。

空気圧の調整とは異なり、ほぼ一から空気を入れなければならず、流石にこの時ばかりはインフレーター&CO2ボンベを使い、サクッと済ませたくなります。

さて、そこで素朴な疑問です。

オンロード用タイヤの数倍はあるであろうファットタイヤには、一体何本のCO2ボンベが必要になるのでしょうか?

※CO2ボンベの「ボンべ」は、ドイツ語から派生した日本でしか使われていない和製英語的な言葉だそうなので、英語呼びに倣って、これ以降「カートリッジ」と記述しています。

ファットバイク用タイヤはCO2カートリッジ何本で走れるようになるのか?

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現在、自転車用として市販されいるCO2ボンベやCO2カートリッジと呼ばれる物には、16g/20g/25gといった三種類の容量が準備されています。

オン車なら16g、オフ車なら20~25gあたりを使うことになり、16gのCO2カートリッジにはおよそ8L分の二酸化炭素が封入されているとのこと。

最近は太目の28cが主流なので、ロードバイク用チューブの体積を1Lとし、それに8.0BARで注入した場合に必要となる容量は8倍の8Lとなります。

かなり大雑把に計算していますが、16gのカートリッジで丁度チューブ一本分をしっかり充填できる計算ですね。

さて、これがファットバイクだと、26インチホイールに4インチタイヤを使用した場合で、チューブの体積は16~20Lくらいです。

ファットバイクの空気圧は高めでも1.0BARくらいなので、ほぼチューブの体積と同じ注入量が求められます。

普通に考えると、極太タイヤのファットバイクでも16gカートリッジ2本で十分に走行可能になる計算ですが、実はトラブル後に自走で帰宅するだけなら16gカートリッジが1本でも十分なのですよ。

実際に海外の方が検証されていましたが、ファットバイクは0.3~0.5BARの極低圧でも十分に走れてしまうため、無理をしなければ16gのCO2カートリッジ1本だけで十分とのこと。

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一応、PDW/ポートランドデザインワークスからは38gのファットバイク用CO2カートリッジもリリースされていますが、入手しやすい上に容量に多少の余裕を持たせた25gカートリッジを1本または、16gカートリッジを2本を携帯するのが現実的でしょうか。

因みに、CO2カートリッジ使用後に追いポンプもアリですね、トピークの「MOUNTAIN TT G」ならワンストロークで100ml弱注入できますし、ゲージ付きなのでファットバイク用の携帯ハンドポンプとして、おあつらえ向きです。

まとめ

極太タイヤで知られるファットバイクのイメージとは裏腹に、自走で帰宅するだけなら16gのCO2カートリッジ1本だけで十分という結論でした。

この場合はタイヤの空気圧が0.5BAR以下となり、雪道を走る際のセッティングとほぼ同じになります。

私の経験上、この数値でも十分に走れるのは分かっていますが、砂浜や雪道に特化した空気圧だけに、バンプのあるトレイルや舗装路上では、リム打ちパンクしないかと冷や冷やモノ。

チューブレス化したファットバイクなら何の心配もありませんが、チューブドで運用しているなら25gカートリッジ1本か、16gカートリッジ2本でのリカバリーがおすすめでしょうか。

残る問題は、零度以下の低温下でガス圧がしっかり発揮されるか否かですが、これに関する情報は今のところ見付かっていません。

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