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チューブレス楽勝なMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入

チューブレス特化のMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入イメージ01

一度でも怖い思いをすると、今まで当たり前だったことが途端に不安に思えてくる…そんな経験はありませんか?

私は割とビビリな方ですが、昨シーズンに『チューブレスタイヤの暴発』という惨事に見舞われてからというもの、それまで普通に使っていたフックレス仕様のカーボンホイールに不安を覚えるようになってしまいました。

チューブレスに潜む危険…タイヤが外れた原因とビード落ちの予防策
チューブレス化はメリットばかりが注目されますが、使用するリムとタイヤの相性やタイヤの空気圧が適切でないと、走行中にタイヤが外れてしまうなどの大変危険なデメリットも存在します

過去に記事にしたこともありますが『チューブレスタイヤの暴発』とは一体なんぞや?という方に一言で説明すると、チューブレス化したタイヤが走行中に外れてしまう現象のことを言い、大音響の破裂音と共にタイヤがホイールから脱落します。

リム幅に不釣り合いなタイヤを使っていたり、フックレスリムなのにタイヤの空気圧が過剰だったりと、割と無茶な使い方をしていたので自業自得なんですが、下手をすると大怪我…状況が悪ければ天に召されていたかも知れません。

田舎道で低速だったのが不幸中の幸いですが、思い返すと今でも背筋に冷たいものが走ります。

正しい使い方さえしていればフックレスリムでも特に心配する必要はないのですが、そこはビビリな私です、潰せる不安は全力で潰しておくべし!とオンシーズン前にホイールを新調することに固く心に決めていました。

ホイール選びの第一条件はリムにビードフックが備わっていることですが、アルミホイールは大概そうなので特に問題はないでしょう。もちろん、この時点で現在のカーボンホイールほどの軽量さを望めないことは覚悟しています。

どうせ新調するなら見た目がカッコイイほうが好みですし、ついでにチューブレスリムテープ要らずなホールレス仕様なら文句無しです。

我ながら、アルミ製でそんな都合の良いホイールなんて存在するの?と思いましたが、何とか私のワガママな要望を叶えてくれるホイールを見付けることができました。

今回はチューブレス化と相性抜群なCrankbrothers/クランクブラザーズのアルミ製ホイール『Cobalt/コバルト2 XC』について話題にしてみます。

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クランクブラザーズのホイール『Cobalt/コバルト2』と『Cobalt/コバルト3』の違いは?

チューブレス特化のMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入イメージ09

購入するホイールに見当を付けたものの、クランクブラザーズ製の27.5インチ&29インチMTB用ホイールには『Iodine/アイオダイン』『Cobalt/コバルト』の大きく分けて二種類があります。

前者はオールマウンテン・トレイル系のワイドリム、後者はクロスカントリー系のナローリム、私のフルサス29erには既にセミファット用40mmリムがあるので、今回はナローリムのコバルトを選びました。

コバルトにはグレード順にコバルト1・コバルト2・コバルト3・コバルト11の四種類があり、エントリーグレードのコバルト1とカーボン製で高価なコバルト11は早々に候補から外れたものの、ここで少し悩みます。

残るはコバルト2とコバルト3ですが、グレードは当然コバルト3が上で価格差は23000円ほど。しかしながら重量差はコバルト2が1790gに対してコバルト3が1735gと僅か55gしかありません。

外観もパッと見ではリムのアクセントカラーが明るめのグレーか暗めのグレーかの違いしか分からず、正直なところコバルト3には価格差ほどの魅力を感じません。

コバルト2とコバルト3の違いが気になって調べてみると、唯一得られた情報はフリーハブボディの素材がスチール製かアルミ製か、リムに装飾を含む二次加工がされているか否かの違いくらいで、どうやら大きな差は無い模様。

因みにこの情報元となった海外サイトでは、フリーハブボディを標準のシマノHGから別売りのSRAM XDドライバーに交換するなら、わざわざ高価なコバルト3を選ぶ必要は無いよ!とアドバイスされていました。

購入した方のインプレを見る限り、コバルト3の方がリムのディティールに高級感がありますし、もしかすると使用されているベアリング等にも細かな違いがあるのかも知れませんが、今回はXDドライバー別途で購入する兼ね合いもあるため、あまり背伸びをせずにコバルト2に決定です。

ホールレスリムの魅力!『Cobalt/コバルト2』XCホイールの詳細

チューブレス特化のMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入イメージ02

さて、早速購入してみたコバルト2 XC ホイールですが、外観はかなり個性的です。下調べした通りリムの一部がグレーのアクセントカラーでペイントされていますが、思ったよりも目立たず落ち着いた印象ですね。

ホイールサイズは29インチで、フロントが15x110mm、リアが12x148mmのBOOST版、リム外幅27.5mm、リム内幅23mmとなり、タイヤサイズは1.8~2.3インチまで対応となっています。

スポーク数は24本と一般的なXCホイールよりも4本少ないですが、左右完全対称のツインペアスポークのお陰で剛性は十分、おまけにリムハイトが低くサイドもスカスカなことから横風に強いという話ですね。

因みに、国内在庫が無かったため海外通販を利用しましたが、何故か通関手続きで4日も足止めを喰らい不思議に思っていると、外箱の水濡れ&破損の影響でした。

流石にホイールなだけにしっかりとした外箱が使われているハズ…と高を括っていましたが、いざ届いてみると安っぽいダンボール箱がヤバい感じに傷んでいる上に、緩衝材はくしゃくしゃにした厚紙のみというアバウトさ。

慌ててホイールに傷が無いか、変形で振れが出ていないかチェックしましたが、何とか無事に済みました。海外通販は偶にこんなトラブルがあるから怖いです。自転車本体は元より、ホイールやフレームの購入は要注意ですね。

チューブレス特化のMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入イメージ03

計量してみると、実重量はフロント826g、リア1045g、合計1871gとカタログスペックの1790gとはかなりの誤差があります。

上位グレードのコバルト3がカタログスペック通りの1735gなら、コバルト2の実重量よりも136gほど軽量ということになり、23000円の価格差が割とリアルな数字に思えてきます。単なる個体差かコバルト2のBOOST版が非BOOST版よりも重たいだけだと信じたいですが…

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同梱品はマニュアル、ステッカー、予備スポーク&ニップル、チューブレスバルブの四点でした。変換用のエンドキャップが見当たらず、箱の破損でロストしたのでは?と心配しましたが、BOOST版には初めから同梱されていなかったようです。

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付属のチューブレスバルブに目を移すと、リムの内側に密着するラバーベースがMTB用で一般的な円型ではなく、ロード用でよく使われるスクエア型でした。

画像手前が同梱されていた純正のチューブレスバルブ、画像奥がスタンズ製のチューブレスバルブですが、ナローリムのXC用ホイールだけにロードと同じタイプのチューブレスバルブを使うみたいですね。

同梱されているとは思わず、チューブレスバルブを事前に購入していましたが、ラバーベースを任意に交換できるMUC-OFF製を選んでおいて正解でしたね…危うく無駄にするところでした。

チューブレス特化のMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入イメージ12

梱包の雑さとは裏腹にホイール毎にプロファイルが付属していて、仕上がりや付属品のチェックリストと共に、ドライブ側と反ドライブ側のスポークテンション値が記載されています。

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個人的に購入の決め手になったのがこの部分、スポークとニップルを反転させてホイール外周を軽量化した特殊な作りになっていて、リム側にはスポーク穴が一切存在していません。

チューブレス特化のMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入イメージ05

現在使用しているフックレスカーボンホイールもニップル穴の無いホールレス仕様ですが、ビードフック付きのアルミホイールでホールレス仕様になっているのは、私の知る限りこちらのクランクブラザーズ製くらいでしょうか。

ニップル穴無しがそんなに良いの?と思うでしょうが、高価なチューブレスリムテープをいちいち買う必要がありませんし、ホイールの外周部からリムテープ分の重量を減らすこともできます。

何より定期的にチューブレスリムテープを貼り替える面倒な作業から解放されるので、不精で不器用な私にとって実に都合の良いホイールなのですよ。

試しに余っているタイヤを使ってビード上げしてみると、安物のフロアポンプでも難なく成功しました。ビードフックが低いためタイヤの密着も良く、シーラントの注入なしでも空気漏れをしている気配が全くありません。

流石にチューブレスレディだけにこのまま走り出すなんてことはしませんが、そう思わせてくれるほどチューブレスタイヤとの親和性が高いですね。

結局、シーラント無しで丸一日放置しても、タイヤがヘコヘコになることはありませんでした。

チューブレス特化のMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入イメージ06

しかし、このホイールは見れば見るほどスポークまわりの作りが独特ですね。スポークが途中から一回り太くなっているように見えますが、実はこの太い部分の全てがロング仕様のニップルに相当します。

正直、重量だけを見るとパッとしないホイールですが、ニップルを含む重量物をホイールの回転中心に集めることで踏み出しの軽さを実現しているなど、外周部の軽量化には相当な拘りがあり、紙上の数値だけでは判断できないポテンシャルを秘めています。

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ハブはフロント・リア共にクランクブラザーズ製でローターの取付けは6ボルト式、今のところダイレクトマウント式はラインナップされていません。

前述した通り、コバルト2のフリーハブボディはスチール製でシマノHGが標準になっています。ラチェット数は21Tとなり、ラチェット音はしっとりとした大人しい音色ですね、とりあえず爆音ハブじゃなくて一安心。

因みに、リアハブ先端のエンドキャップ部分に『LOOSEN』の文字と矢印が見えますが、この部分は逆ネジになっていてフリーハブボディの交換などでエンドキャップを緩める際は、この部分を時計回りに回転させることになります。

チューブレス特化のMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入イメージ13

一通り細部をチェックしてみましたが、私はSRAMユーザーなので近々フリーハブボディをSRAM XDドライバーに交換する予定です。

某海外通販で最後の一つを運良く手に入れることができたものの、世界的に自転車需要が高まっている影響からか、上画像のクランクブラザーズ製ホイール対応のXDドライバーが入手困難になっていました。

唯一の気掛かりはこのXDドライバーがBOOST規格のホイールに対応しているか否かですね。海外通販でもショップによってBOOST対応か否かの表記が結構あやふやでイマイチ確証が持てません。

念のため『12x142mmや12x148mmのエンド規格に対応しているよ!』と説明のあるショップから購入しましたが、結局は現物合わせの出たとこ勝負になりそうです。

Crankbrothers製ホイールのフリーハブボディをXDドライバーに交換
クランクブラザース製ホイールのフリーハブボディをシマノHGからSRAM XDドライバーに交換。MTB用のcobalt/コバルト・Iodine/アイオダインで手順は共通していますが、交換方法の情報が少ない為、こちらにまとめておきます。

【追記】『Cobalt/コバルト2』XCホイールの走行感は?

チューブレス特化のMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入イメージ14

フリーハブボディの交換と話が前後しますが、ようやくコバルト2ホイールで試走できたので、簡単に感想を追記しておきます。

外観は上画像の通りですが、直射日光下でみるとワンポイントのグレー部分が若干青みがかって見えますね。

目立つペイントやワンポイントのあるホイールは初めてなので、タイヤのロゴ位置をどこに合わせるのかで少し悩みました。

ゴチャゴチャし過ぎるかもしれない…と意図的にずらしてみたものの、タイヤのロゴ位置とホールのロゴ位置は統一させても良さそうです。

チューブレス特化のMTB用ホイール『Crankbrothers Cobalt2』を購入イメージ15

交換前はカーボンホイールに超軽量TPUチューブ『REVOLOOP』を使い、おまけに軽量で転がりのよいグラベルタイヤ『SCHWALBE G-ONE SPEED』という組合せでした。

ローターを含めたフロントホイール全体の実重量は1400g程で、フルサス29erとは思えないほど良く転がる構成です。

交換後はアルミ製のコバルト2 XCホイールによる重量増、シーラント&チューブレスバルブによる重量増、XCタイヤに交換したことによる重量増で、フロントホイールの全体の実重量は1600g程になりました。

さて、肝心の走り心地ですが…実のことろ、ホイールと同時に新調したドロッパーシートポストとサドルに気を取られてしまい、ライドの途中までホイール&タイヤが完全な別物になっていることに、全く気が付きませんでした。

確実に足まわりは重くなっているのにも関わらず、それだけ体が感じる落差が少なかったということになりますが、走り出しや加速時の軽快さはカーボンホイールと比べても遜色ありませんね。

40km以上ライドすると流石に脚の疲労感で違いを感じ始めますが、これはホイールそのものよりもタイヤの違いに寄るところが大きいでしょうか、 同じタイヤ&同じTPUチューブという構成で試してみたいところです。

また、各所のレビューで『硬い乗り心地』という感想を見掛けたものの、フルサス29erだったせいかその印象は薄かったです、当たり前ですけどね…

まとめ

一通りクランクブラザーズのMTB用ホイール『Cobalt/コバルト2 XC』の詳細をまとめてみましたが、絶賛オフシーズン中につき、肝心の走行感は少し間をおいてから追記することになりそうです。

ビードフックがあるからといって、チューブレスタイヤの暴発が完全に防げるという訳ではありませんが、これで少しは安心できるようになりました。あとはタイヤサイズを守り空気圧に気を配れば良いだけですね。

コバルトもアイオダインも見た目がカッコイイため一目惚れで購入される方も多いそうですが、少しでも軽く外観の細部にまで拘りたいならコバルト3、SRAM派で実用性&コスパ重視ならコバルト2といった選び方になるでしょうか。

もっと太いタイヤを使いたい!という方は2.8インチのセミファットタイヤにも対応する『Iodine/アイオダイン』シリーズがオススメですね。こちらもコバルトシリーズと同様にホイールの外周が軽く、ニップル穴の無いホールレスリムが使われています。

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