大人のチャリ活事情、自転車を始める3つの理由と辞める3つの理由

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始まりがあれば、必ず終わりがある。

出典は中国の故事成語だそうですが、自転車趣味を長く続けているとふと頭を過ることの一つです。

私が自転車趣味に目覚めたのは結構な年齢になってからのことで、もう八年前の話。

数十年ぶりの自転車、しかも本格的なスポーツサイクルでしたから、チャリ活デビューした日のことは今でもはっきりと覚えています。

幸いなことに現在でも飽きずに続けられていますが、本人の意思とは無関係に自転車に乗れなくなる日が唐突に訪れるかも知れません。

私の知人には七十歳代からロードバイクに傾倒した方もいれば、五十歳を待たずにサドルからお尻が遠のいた方もいます。

自転車を始める理由、自転車を辞める理由。

事情は人ぞれぞれですが、これらの切欠や原因にはどういったケースが多いのでしょうか?

ママチャリを含む自転車全般ではなく、趣味として楽しむスポーツサイクルに寄った内容となりますが

今回は「大人が自転車趣味を始める理由と辞める理由」について話題にしてみます。

尚、公的な資料を参考にした情報ではありませんので、あくまでもエンタメとして楽しんでいただけると幸いです。

スポーツサイクルに乗り始める3つの理由

辞める理由から始めるのは辛気臭いので、まずは大人が自転車に乗り始める理由から。

特にランキング形式は意識していませんが、意見の多かった順に並べています。

【1】健康維持やダイエット・フィットネス目的

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大方の予想通り、最も多かったのは健康維持やダイエット・フィットネスが目的で自転車を始めるケースでした。

スポーツサイクルの場合は特にですが、筋力や持久力が鍛えられると共に有酸素運動による心肺機能の向上にも期待できます。

また、ジョギングと比べると体への負担が小さく、運動経験に乏しい方が無理なく続けられるのも魅力でしょうか。

冒頭で触れた七十歳代からロードバイクに乗り始めた御仁も、かかりつけ医からの勧めが切欠だったそうです。

忘れがちですが、四季折々の景色を眺めたり風を感じたりする走行感がとにかく気持ち良く、運動不足だけでなくストレス解消にも繋がるのは間違いありません。

ドイツには「トラックいっぱいの薬より、一台の自転車」なんて諺もあるそうで、自転車には「医者いらず」といった異名も。

因みに、スポーツサイクルに限らずママチャリを含む自転車全般として見ても、健康維持やダイエットといった目的がトップに立ちます。

【2】シンプルに趣味や競技として

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個人的に意外だったのがこちら。

生まれながらのガチ勢というべきか、最初から趣味にするためにスポーツサイクルを始める方が予想以上に多い印象。

こういった方は初心者でもしっかりとウェアや装備を整えてから臨みますし、ルート開拓やレースへの参加にも積極的な傾向にあります。

自転車業界にとってはありがたい存在ですが、ブームによって増減しやすい極端な傾向も。

一過性のブームはよくビールの泡に例えられますが、泡の上澄みが萎んだ後にどれだけ液体のビールを残せるかが鍵になります。

大抵の方は何の脈略もなく「よし、明日から自転車を趣味にするぞ!」なんて行動は起こしませんが

昨今はYouTube動画や漫画・アニメ作品などから影響を受けて自転車を始めるケースも少なくありませんね。

自転車全般でみると「交通手段として乗り始めた」といった、趣味とは真逆な理由がこの位置にランクインするのも面白いところ。

【3】仲間との交流・付き合いから

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いわゆる「趣味の輪」ですが、友人や知人の影響でスポーツサイクルに乗り始める方も多いです。

知人に自分のセカンドマシンを貸してライドに誘ったら、次回にその友人が新車と共にサイクルジャージ姿で現れた……

そんな冗談みたいな話もよく耳にします。

これは友人や知人に限らず、ご夫婦や親子、恋人同士などにも見られ、パートナーからの誘いや影響が切欠になったという方も珍しくありません。

広い意味では、学生時代の部活動やサークル活動なんかもこちらに含まれるかも知れませんね。

個人的な意見ですが「一緒にマラソンやろうぜ!」よりも「一緒にサイクリング行こうぜ!」の方が誘われる側の抵抗感が少ない印象でしょうか。

ロングライドではなく「サイクリング」と言い換えるのがミソです。

スポーツサイクルに乗るのを辞める3つの理由

お次はスポーツサイクルに乗るのを辞める理由について。

乗るのを辞めた「事情」の方がしっくりきますが、こちらも意見の多かった順に並べています。

【1】時間の確保が困難

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自転車を辞める、乗らなくなる理由で最も多かったのが、時間が確保できなくなったというものです。

仕事はもちろん、家庭における家事・育児・介護といった生活の忙しさから、趣味に時間を割くことができなくなってしまったという内容が殆ど。

定期的なトレーニングを必要とするレース参加者や、ロングライドなどのまとまった時間を必要とする楽しみ方をしている方への影響が大きい印象でした。

趣味は人生を豊かにしてくれるとはいえ、ライフステージの移行に伴い趣味との向き合い方にも見直しが必要になるということなんでしょうね。

因みに、自転車全般だと「安全面への不安」がトップのこの位置に来ます。

転倒や交通事故などの恐れから自転車に乗ることを避けるようになるとのことですが、なんとなく結婚後にオートバイを引退するライダー的な雰囲気が。

【2】モチベーションが維持できない

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モチベーションなんてもっともらしい言葉を使っていますが、「飽きてしまった」の方が本質に近いでしょうか。

イベントやレース参加での目標達成や、その逆となる度重なる挫折でモチベーションが維持できなくなる。

確かにそういった側面もありますが、毎回同じルートを走ったり同じトレーニングを繰り返す、こういった行為が「飽き」や「モチベーションの低下」に繋がりやすいとのこと。

これは自転車を趣味にしていたら少なからず感じることかも知れませんね。

私はそうしていますが、写真撮影や食ベ歩きなど自転車以外にもう一つだけ趣味を絡めると、飽きずに長続きするような気がします。

余談ですが、何歳になっても人間の脳がフル回転するのは「見知らぬ土地」に行った時だとか。

いつもは通らないちょっとした裏道を走るだけでも効果があるそうなので、日々のライドにアクセントが欲しい時には是非お試しあれ。

【3】体力の低下や健康面の問題

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個人的に自転車を辞める理由のトップに来ると思っていましたが、意外に控え目な結果でした。

因みに、自転車全般だとこちらの「体力や健康面の問題」が二番手に来ます。

加齢による体力低下で乗れなくなったという意見とともに、怪我や病気で激しいトレーニングやロングライトに体が耐えられなくなったというケースも多いですね。

自転車を辞める理由というよりも、自転車に乗れなくなった理由といったほうが正確かも知れません。

体力の低下だけなら電動アシスト自転車やイーバイクで補えるのでは?

そんなふうに思いがちですが、これらは車重が20kg前後と重いので、車体の取り回しにもある程度の体力が求められます。

余談ですが、私は若いうちからイーバイクに乗ることにあまり良い印象を持っていませんでした。

ですが、「筋肉は維持できても関節は消耗品」この言葉を意識するようになってからは一気に肯定派に。

高齢になっても自転車趣味を続けたいですからね、早くから温存しておくのも手です。

大人の自転車デビュー!最初の一台に選ばれやすい車種は?

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さて、ここからはオマケです。

「大人が自転車を始める理由」に絡めて、最初の一台として選ばれやすい車種について調べてみました。

なんとなく予想していた通り、一位はクロスバイク

某所ではクソスバイクだの、絶対に後からロードが欲しくなるから止めておけ!だの、散々な扱いを受けていますが堂々のトップ。

通勤や街乗りなどの普段使いから、フィットネスやロングライドといった幅広い楽しみ方がでる点が評価されてスポーツバイク初心者に支持されているとのこと。

そして二位がロードバイク

スピードやパフォーマンスの高さが評価され、レース参加も視野に入れた競技志向の方から支持されています。

ミニベロや折り畳みかと思いきや、以外にも三位はマウンテンバイク

もちろん、いきなりフルサスバイクを選ぶ方は稀ですが、アウトドア志向の方に好まれているとのこと。

因みに四位はグラベルバイクで、マウンテンバイクの立ち位置が危うくなる追い上げを見せています。

最初の一台としては珍しいチョイスかも知れませんね。

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さて、最初の一台として高価なイーバイクは選ばれているのか?

これも気になったので調べてみると、全体として5~10%くらいは電動が選ばれているとのこと。

自転車先進地域のヨーロッパでは既に電動スポーツバイクのシェアが20~30%に達しているそうですが、日本国内はもう少し時間が掛りそうですね。

国内では電動スポーツバイクよりも電動アシストの軽快車の方が需要が多い事情があり、こちらを含めると割合はもっと違った結果になるのかも。

まとめ

大人が自転車を始める理由
【1】健康維持やダイエット・フィットネス目的
【2】シンプルに趣味や競技として
【3】仲間との交流・付き合いから

大人が自転車を辞める理由
【1】時間の確保が困難
【2】モチベーションが維持できない
【3】体力の低下や健康面の問題

一覧にまとめるとこういった内容でした。

どこかにランクインすると思っていた「費用問題」は辞める理由の四番手。

おこずかいでやり繰りしている自転車乗りには身につまされる話です。

他にも「気候・天気の影響」「盗難・保管問題」などがあり、これらはママチャリを含む自転車全般で自転車を辞める理由のワースト5に入っていました。

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