レザー製は扱いがムズい?快適グリップ『ERGON GP1』の感想

レザーグリップ『ERGON/エルゴン GP1』イメージ01

以前の話ですが、ファットバイクで30km以上走行すると掌や手首、腕や肩に痛みや疲労を感じる事がよくありました。

こういった症状はフラットバーハンドルのクロスバイクやMTBでも珍しくありませんが、ファットバイクのライザーバーハンドルでは、輪を掛けて負担が大きくなります。

ハンドルの上下位置を調整し、ライズの小さいフラット気味のハンドルに交換する事で随分と痛みや疲労は軽減されましたが、試しに導入した”TOGS/トグス”による恩恵も少なくありません。

手や腕の痛みが軽減!?クロス&MTBは"TOGS/トグス"を試すべし
フラットハンドル仕様のクロスバイクやMTB、ファットバイクは長距離乗ると脚よりも先に手や腕が痛くなりがちですが、そんな時におすすめしたいのが"TOGS/トグス"を使う方法です。ハンドルポジションが増えることで痛みが軽減し、エルゴグリップとの相性も抜群です。

TOGSはバーエンドバーを指用にコンパクト化した様な機能を持ち、親指と人差し指の間に挟み込んで使えば、グリップに軽く掌をのせただけのリラックスした状態でも、危なげない操作ができる便利な代物です。

実際にTOGS使い続けていて感じる事の一つに、もしかしてエルゴグリップと併用すれば更に快適になるのでは?と言うのがあります。

掌をグリップの上にのせる頻度が増える訳ですから、グリップの面積が広くなれば更に負担が減らせるかもしれない…と言う単純な思いつきですが、果たして結果はどうなるのでしょうか?

今回は、人気のエルゴグリップ“ERGON/エルゴン GP1”に交換してみた感想とレザー製グリップのお手入れ方法についてまとめてみます。

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レザー製はデリケート?定番の『ERGON/エルゴン GP1』を購入

レザーグリップ『ERGON/エルゴン GP1』イメージ02

エルゴグリップの鉄板と言えば、やはり”ERGON/エルゴン”のGP1シリーズです。

素材別にバイオレザー製、バイオコルク製、スタンダードなラバー製、BROOKS/ブルックスとコラボした高級レザー製の四種類があり、今回はバイオレザー製を選びました。

見た目や質感はブルックスとのコラボモデルの方が私好みでしたが、流石にグリップに1万円越えは躊躇しますし、表面に弛んだ様な皺が出来る欠点が気になったので素直に諦めました。

バイオコルク製とラバー製には握りの太さが異なるSサイズとLサイズの二種類がありますが、レザー製はLサイズのみです。

また、グリップの長さ別に左右で”ロング/ロング”や”ショート/ショート”、”ロング/ショート”などの組み合わせが存在し、ショートタイプは主にSRAM社製のグリップシフトに使用される物です。

レザーグリップ『ERGON/エルゴン GP1』イメージ03

しっかりした作りの化粧箱を開封してみると、お手入れ用のクロスとオイルが付属していました。

レバー長が133mm、重量はペアで215gとレザー製だけに少し重めの仕様です、交換予定のKCNC製EVAグリップが55gですから、この辺は少し悩ましく感じるところでしょうか。

このグリップはイギリスの”Quoc Pham”と言うシューズブランドとのコラボモデルだそうで、珍しくベジタブルタンニン鞣しのレザーが使用されています。

見たところ、表面はそれほど乾燥していない様ですが、念のため付属のオイルを柔らかい布に少量含ませてから染みにならない様に薄く馴染ませていきます。

その後、付属のクロスで表面を軽く磨き、それだけでも随分と艶やかになりしたが、仕上げとして革靴用の防水/撥水スプレーを表面に塗布して取付け前の下準備は完了です。

ERGONに限らず、レザー製のグリップはデリケートなので扱いが難しくラバー製よりも手間が掛かります。

定期的なお手入れは勿論ですが、傷がつかない様に注意を払う必要もありますし、汗を含む水対策も必要になってきます。

レザー用品のお手軽ケアグッズでは“マスタングペースト”“ラナパー”が有名ですが、レザー製グリップには塗ってもベトベトせず撥水効果も得られるラナパーの方が向いています。

レザー製グリップと長く付き合うために、ラナパーやアメダスなどの皮革用撥水スプレーくらいは揃えておきましょう。

『ERGON/エルゴン GP1』の使用感とTOGSとの相性は?

レザーグリップ『ERGON/エルゴン GP1』イメージ04

ファットバイクに”ERGON/エルゴン GP1″を取り付けて30kmほど走ってみました、因みにエンドキャップは未交換のままです。

グリップの取付自体は簡単ですが、ハンドルバーの内径が17mm前後の場合では付属のエンドキャップが大きすぎてハマらないので、ニッパーなどでキャップの差し込み部分を加工してあげる必要があります。

上画像は屋外で撮影したせいもありますが、オイルとスプレーで軽くお手入れした影響が早くも出始め、パッケージを開封した直後のマットな質感から、艶のある飴色に変化しています。

さて、肝心の使用感ですが、ハンドルに手を置いた瞬間にハッキリとわかるくらい、掌の馴染み方が違います。

左右の掌が広いグリップ面に吸い付く様な感覚があり、非常に安定感のある握り心地はそれだけで乗っていることを楽しく感じさせてくれます。

道すがら、何度か調整して自分にフィットする角度を模索しましたが、私には出っ張った腹の部分が水平よりも少しだけ上向きになるくらいが最も手首に負担を感じない角度でした。

余りにも使用感が良く、TOGSとの相性を確かめるのを忘れてしまう程でしたが、結果は予想に反してイマイチでした…

レザーグリップ『ERGON/エルゴン GP1』イメージ05

ERGONは確かにグリップ面は広いのですが、TOGS付近となる根元部分は交換前のEVAグリップよりも細く硬質な作りになっています。

TOGSに親指を引っ掛けると、この硬い部分に掌が当たってしまい、広いグリップ面の恩恵が殆ど得られないのです。

根元側があと10mm短い他のエルゴグリップならギリギリ両者の長所を活かせそうですが、前述した96mmのショートタイプと組み合わせた方がハッキリとした効果を感じるかも知れません。

TOGSと併用する場合は”ショート/ショート”タイプを試してみるのも面白そうです。

まとめ

残念ながら、ロングタイプではTOGSとの相性がイマイチでしたが、ERGON GP1自体は噂に違わぬ使い心地で、掌や手首の痛みには高い効果を発揮してくれそうです。

前述した通り、レザー製グリップは扱いが難しいため、街乗りオンリーかレザー製に拘りたい方以外は、耐候性に優れるラバー製を選んだ方が良いでしょう。

積雪のある時期に大活躍するファットバイクに、どうして水に弱いレザー製を選んだのかと自分を問い詰めたい気分ですが、カッコいいので仕方がありません…

せめて、この時期だけは水に強いラバー製に交換する事を目論んでいますが、残念ながらラバー製には好みの配色がブラックくらいしか見当たりません。

オールブラックでは流石に味気ないので、補修パーツのYHB01300を使ってクランプ部分をシルバー化するのが良さそうです。

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