期待の自転車用ジーンズ!ユニクロ『テックデニム』をまとめ買い

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少し前の話ですが、ファストファッションの雄ことユニクロから『カラーステイスリムフィットジーンズ』という製品がリリースされていたことをご存知でしょうか?

その名が示す通り、ジーンズにもかかわらず色落ち&色移りしづらいという特徴があり、私もそれに釣られて購入したことがあります。

このカラーステイジーンズはポリエステル52%、ポリウレタン2%、コットン46%という、化繊がコットンを上回る混紡比率になっていて、一部のジーンズ好きからは『これはジーンズじゃない!』なんて酷評されたりもしました。

とはいえ、昨今ではジーンズを色落ちさせず、清潔感のある濃紺色のまま長く着ていたい。

そんなふうに考える方が増えているそうで、カラーステイジーンズはこういった需要を汲んだ製品だった訳です。

常々、ジーンズからサドルや上着への色移りに悩まされいた私にとって、このカラーステイジーンズは願ったり叶ったりの製品でしたが、悲しいかな重大な欠点が潜んでいました。

気に入り過ぎてヘビロテしまくったせいもありますが、殆ど色落ちしないかわりに直射日光による紫外線を浴び続けると、短期間で赤茶けたように変色してしまうのです。

化繊混紡のお陰で速乾性が高くストレッチ性も十分、おまけに濃紺のインディゴカラーなのでお尻の汗ジミも目立たない。

そんな自転車用として打って付けなジーンズだっただけに、変色という予期せぬ結末は本当にショックでした。

一時は買い直すことも考えましたが、ユニクロの商品ページには私と同じ症状と思われるレビューがチラホラ書き込まれ、どうやらこの症状はカラーステイジーンズの持つ避けられない『仕様』のようです。

結局、半年ほどでこの製品は終売を迎えましたが、およそ一年後に復活を果たします。

その名はカラーステイ改め『テックデニムジーンズ』、以前の長所を引き継ぎつつも更に自転車向きなジーンズとしてパワーアップ。

さて、今度こそは変色という不名誉な『仕様』を乗り越えられるのでしょうか?

騙される覚悟でテックデニムジーンズをまとめ買いしてみました。

ユニクロ『テックデニムジーンズ』の詳細&サイズ感

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セール時を見計らって、取り合えず二本まとめて購入してみました。

カラバリはナチュラル、ブラック、ネイビーの三色で、もちろん購入したのは一番ジーンズらしさのあるネイビーです。

正直、私が勝手に自転車専用ジーンズと吹聴しているだけですが、ユニクロHPにも割とそれを意識した画像が使われていますね。

ストレッチ性、速乾性、軽量、色落ちしづらい、この辺りはしっかりとカラーステイを踏襲していますが、見た目の素材感は以前よりもずっとコットン100%のジーンズに近い印象になりました。

シルエットは上画像左のように今風のテーパードタイプになっていて、膝から裾にかけて綺麗にシェイプされています。

動きやすさを考慮してか、ユニクロ既存のスリムフィットよりも若干ゆったり気味でしょうか。

因みに、テックデニムには店売り&オンライン併売の標準丈(レングス74~77cm)とオンライン専売のロング丈(レングス84cm)の二種類があり、体格に合わせてお好きなサイズが選べます。

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価格は税込で3990円と高からず安からずなお値段。

税込み表示が義務付けされても価格を据え置きにしてくれたユニクロに感謝ですが、セールで買うと有難味が倍増ですね。

しかし、ユニクロってまだ中国で生産しているんですね。

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今回はサイズ違いで、30インチと31インチの二本を購入しています。

前作のカラーステイと比べると、テックデニムはウエストまわりが1サイズ分、ワタリやヒップが1.5サイズ分くらい大き目のサイズ感ですね。

カラーステイはスリムフィットでしたが、テックデニムは膝から裾に掛けてテーパードさせたストレートジーンズといったシルエットでしょうか。

サイズ選びは、スリムフィットの31インチがジャストなら、テックデニムは30インチといった感じになり、1サイズ下げてもテックデニムの方がお尻や太腿まわりにゆとりを感じる着心地ですね。

大抵の自転車乗りは下半身がガッチリしていますから、この部分は割と嬉しい変更点かも知れません。

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素材はご覧通り、今回のリニューアルで化繊100%に生まれ変わりました。

コットンが微塵も含まれていないのに、手触りや外観はまんま薄手のジーンズなのが面白い所。

試しに、表地の濃紺部分をウエットクロスでゴシゴシ擦ってみましたが、カラーステイの時と同様に真っ白なウエットクロスには全く色移りしませんでした。

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股上は26cm強で若干深めの仕様ですね。

前後で股上に差を設けてあり前傾姿勢でも背中が出づらく、実際に着用してみても、ウエストまわりに安心感のある着心地でした。

リベットの色はマットブラックと控え目、フロント部分は当然ジップフライになっています。

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ヒップポケットは至ってシンプル、ステッチの類も一切ありません。

ジーンズで自転車に乗ると、ピップポケットの縫い目や角が座骨とサドルに挟まれて痛い……

製品によってはそんな不具合もありますが、こちらはポケット位置が下過ぎず必要最低限のサイズに仕上がっているので心配は無さそうです。

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試しに裾をロールアップしてみると、流石にステッチやセルビッチと呼ばれる耳部分に安っぽさを感じるものの、コットン製のジーンズだといわれると素直に信じてしまうくらいには良く出来ています。

因みに裾幅は30インチサイズで17cm。

もう少し細ければ裾バンド無しでも自転車に乗れる寸法ですが、膝から下に余裕があるシルエットになっているため、素直に使った方が安心できそうですね。

裾バンドはデニム柄が選べるアデプト/ADEPTの『FLIP TUCK/フリップタック』辺りがオススメでしょうか。

まとめ

実際の使用感を確かめるためにテックデニムで50kmほど走ってみましたが、ストレッチ性とゆとりあるサイズ感のお陰で膝や太腿に窮屈さは微塵もなく、ストレス感じることなくライドを楽しめました。

薄手の生地につき臀部が摩耗で擦り切れるのでは?

そういった心配もありましたが、流石にナイロン72%混紡は伊達じゃありません。

使うサドルとの相性もありますが、当たり前のように無傷でした。

因みに、座面がザラザラしているサドルだと、ジーンズの素材が何であれ100%毛羽立ちが生じます。

番手の大きい紙ヤスリに座っているようなものですからね。

さて、やはり気掛かりなのは前作カラーステイジーンズを死に追いやった紫外線の影響でしょうか。

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上画像は変色したカラーステイと購入直後のテックデニムの太腿部分を並べてみたものですが、赤茶色に変色しているのが良く分かると思います。

日常生活でならここまでハッキリと変色することはありませんが、自転車でヘビロテすると紫外線を受けやすい太腿部分だけが変色してしまいます。

おまけに自然光下で見ると赤紫色に見えてしまうのが厄介な点で、経年劣化として楽しむことも叶いません。

この変色がコットン部分で起きたのか、それとも化繊部分で起きたのか判断がつきませんが、あと一本くらいは追加で購入する予定でいます。

【追記】紫外線の強い季節に履き続けても、テックデニムに旧作のカラーステイジーンズのような赤茶けた色落ちは発生しませんでした。

化繊100%により弱点が克服さたようで、数年たった今でもインディゴカラーは鮮やかなままです。

因みに、テックデニムはユニクロの定番商品として販売されている訳ではなく、気まぐれリリースなのが現状。

2022年頃からリリースが滞ってしまい、ファンとしては残念な限り。

化繊100%のジーンズ自体が稀なものの、大手ECサイトで『デニムパンツ 色落ちしない 』といったワードで検索すると、代替になりそうなパンツが幾つか見つかります。

以前よりも選択肢が増えている印象なので、気になる方はこちらを当たってみるのも手でしょうか。

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