樹脂バルブの不満解消!TPUチューブに『バルブホルダー』のススメ

樹脂バルブの不満解消!TPUチューブに『バルブホルダー』のススメイメージ01

近頃は金属製も目立ち始めていますが、今回はTPUチューブを象徴する「樹脂製バルブ」に関連した話題。

バルブを樹脂製にすることで軽量化のブレイクスルーになったことが知られていますが、同じTPUチューブでも金属製バルブと樹脂製バルブとでは最大で10gの重量差があります。

レース用といった軽さが尊ばれる用途では今でも樹脂製バルブの製品が選ばれやすく、強度や熱耐性に優れる金属製バルブは普段使いとしての用途が主流ですね。

さて、ここからが本題。

軽量な樹脂製バルブではありますが、バルブにスレッドが無くバルブナットが存在しないという特徴を持っています。

これが割とクセモノで、TPUチューブの弱点とされるバルブ根元への負担が増えたり、走行中にカタカタと異音を奏でたりと、悪さを働くこともしばしば。

他にも、バルブが固定されていないが故にフロアポンプの口金をスムーズに接続できないといった不満点もあり、低圧運用のタイヤではそれがより顕著に現れます。

超軽量ファとバイク用TPUチューブ『Revoloop.Blue Fat.』の感想イメージ13

私もこれに関しては現在進行形でストレスを感じていて、低圧が当たり前なファットバイクだとバルブを下支えしたり左手で摘まんて固定したりといった、面倒なひと手間が必要。

おまけにチューブの位置が悪いと、バルブが傾いた状態で固定されてしまうこともあり、これに関してはファットバイク以外でも起こり得る現象でしょうか。

少し前まではTPUチューブの持病だと思って諦めていたのですが、最近になって割と簡単に解決できることが判明。

有難いことに、私と同じ悩みを抱えていたファットバイク乗りの有志が、興味深いアイテムを紹介されていました。

樹脂バルブの不満解消!TPUチューブに『バルブホルダー』のススメイメージ02

それがコチラ。

中華TPUチューブとしてよく知られたブランド、RideNowがリリースしている「バルブホルダー」

正式名称は「Valve Retainer/バルブリテーナー」ないし「holding valve/ホールディングバルブ」のようですが、TPUチューブ用のバルブホルダーと呼んだ方がわかりやすいですね。

2025年頃から話題に上るようになった製品で、アリエクで「RideNow Valve Retainer」で検索すると300円前後で販売されています。

スレッドの無い樹脂製バルブでもバルブナットのように機能するアイディア商品で、バルブがしっかり固定されることにより、バルブ根元の傷みや走行中のカタカタ音の予防に効果を発揮。

樹脂バルブの不満解消!TPUチューブに『バルブホルダー』のススメイメージ04

ファットバイク乗りとしては、バルブが固定されることにより低圧でもポンプの口金をストレスなく取付けられるのが一番の利点。

口金を上からグイっと差し込んでもバルブの沈み込みが起きず、フロアポンプ本来の使用感が復活します。

現在はバルブナットを備えた金属バルブ採用のTPUチューブが増えているため、需要は限られてしまうものの、登場がもう少し早ければTPUチューブの標準装備になっていたかも知れませんね。

樹脂バルブの不満解消!TPUチューブに『バルブホルダー』のススメイメージ03

使い方はシンプルで、取付け時は樹脂製バルブに通して上から押し込むだけ。

画像をよく見るとわかりますがバルブホルダーの内周には金属製の歯が並んでいて、一度押し込むとそのままでは引き抜けなくなる仕組み。

バルブホルダーの底面を押すと金属製の歯が引っ込む構造になっていて、リムからチューブを取り外したい時などは、ホルダーを90度回転させてからの手順がよりスムーズとのこと。

因みに、素材はABS樹脂製。

強度に問題はありませんが、紫外線吸収剤が添加されていない場合は2~5年で劣化が始まるため、寿命は3年くらいが目安でしょうか。

RideNowの製品につき互換性が気になるものの、樹脂製の仏式バルブなら殆どの製品に対応するとのことで一安心。

また、重量はひとつ1.5g以下と軽量なので、レース用のTPUチューブに使用しても大きく影響しない点も嬉しいですね。 

国内のECサイトでは取扱いが無いのが残念ですが、TPUチューブ運用のファットバイクには確実に役立ってくれるでしょう。

TPUチューブのバルブ根元から頻繁に空気漏れする方や、走行中に発生するバルブ由来の異音が気になる方も、お手軽な解決策として試してみる価値はありそうです。

⇒ AliExpress/アリエクスプレス
タイトルとURLをコピーしました