自転車とカメラの良き相棒!パーゴワークス『スイッチ』の感想

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今でこそ、どっぷり自転車趣味にハマっている私ですが、本来の趣味は自転車ではなく野生動物や野鳥の撮影です。

自転車に乗り始めたきっかけは、歩行に近い目線で野山を観察しつつ行動範囲を広げたかったからで、最初の一台には走破性が高く、雪国でも一年を通して乗れるファットバイクを選びました。

このブログでも稀にしか話題にしないのですっかり影が薄くなっていますが、撮影の方もライドと同時進行で継続していて、そんな事情から嵩張りがちなカメラが手放せなかったりします。

現在はスマートフォンのカメラ性能が向上し、ポタリング・サイクリング・ロングライド時でもカメラを持ち歩かない方が大多数となっていますが、光学ズームがほぼ使えないスマートフォンは私の用途には全く向いていません。

スマホだけで全てが賄えたらどんなに楽だろう……そんなふうに思いつつカメラを携行していますが、すっきり収納できるか?、頻繁に出し入れしても苦にならないか?、こういった点が常に頭を悩ませます。

最近まで、カメラはヒップバッグや腰袋的な物に収納していたのですが、偶々アウトドアショップで見掛けた小型のボディーバッグがなかなか良さげ。

調べてみると、この手のバッグはアークテリクスのマンティス1やマンティス2が一番人気だそうで、自転車乗りにも使用頻度の多い携行品や貴重品の収納用として重宝されているとのこと。

正直、ボディーバッグはライド中に前側でぷらぷらしたり、前から後ろ、後ろから前へと動きまくって煩わしいイメージがあったのですが、ボディーバッグと名乗るだけあって有名処はしっかりと体にフィットし、そういった点が自転車乗りにも評価されているようです。

じゃあ私もマンティスで……と思ったのですが「カメラ用にも使いたい!」となると少し事情が異なり、他の選択肢も視野に入ってきました。

今回は私が自転車&カメラ用に選んだお役立ちバッグ

PAAGO WORKS/バーゴワークス「SWITCH/スイッチ」の詳細や使用感について話題にしてみましょう。

マンティスとの違いは?PAAGO WORKS「SWITCH」の詳細

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さて、私は前述の通りアークテリクスのマンティスではなくパーゴワークスのスイッチを選びました。

マンティスは絶妙なサイズや体へのフィット感、背面ポケットによるスマートフォンとの親和性で人気の高い製品ですが、ちょっと気になる点もチラホラ。

優れた製品なのは間違いありませんが、サイズの大きなマンティス2でもペットボトルが斜めにしか収納できず、カメラ用としては少しばかり容量不足。

メッシュ状になった背面のクッションやアクセスしやすいスマホ用のポケットは確かに魅力的なものの、アウトドアウェアに多用さているベルクロでダメージを受けやすいという欠点も。

細部の作りにも結構な違いがあり、店頭で実際に比較してみると、三年後でもしっかり使えていると感じたのはスイッチの方で、特にベルト部分はスイッチの圧勝でした。

私の感想としては、マンティスは普段使いに向いたタウンユース用でスマホとの相性が特に良好。スイッチは普段使いから本格的なアウトドアまで多用途に使える万能型な印象でした。

少しスイッチびいきな意見になってしまいましたが、スイッチは中身が空だと型崩れしやすく、マンティスは中身が空でもしっかり形状が維持されて綺麗に見えるといった違いもあります。

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冒頭から便器上ボディーバッグ呼んでいますが、パーゴワークスによると「スイッチ」は多用途に使えるユーティリティーバッグという位置付け。

画像からもわかるように、ボディーバッグやウエストバッグとしてだけだなく、バックパックに後付け可能なサブバッグとしても利用でき、サイズもMサイズとLサイズの二種類が準備されています。

上画像右の正面にぶら下げているのはサイズ的にLでしょうか?

サイズスペックはMサイズで120X240X95mm/容量1L/重量140g、Lサイズで140X280X100mm/容量2L/重量180gと、収納量には二倍の差があります。

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さて、私が購入したのはスイッチのMサイズ、容量1Lの方です。

カラーはダークベージュ・アーバングレー・モスグリーンの中から、何にでも合わせやすいアーバングレーを選びました。

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折り畳まれて梱包されていたので開封直後はシワが目立ちますが、しばらく使うと目立たなくなります。

撮影のために中に詰め物をしていますが、芯材がなくてもヘタってしまわない程度には張りのある素材感でした。

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トップビューで見ると、形状は半円形になっていて平面部分が体にフィットする構造。

容量はマンティス1が1.5L、マンティス2が2.5Lと縦長な分だけ大きいですが、スイッチはマンティスよりもマチが大きく設けられ、カメラ類の収納時には有利に働きます。

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メインポケットはダブルファスナーで大きく開き、真上からのアクセスや視認性に優れた仕様。こういった点にもカメラ用として魅力を感じました。

内部には仕切りの付いた内ポケットもあり、インナークロスの蛍光色は小物を見失いづらいという利点も。

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二つ目のポケットにはキーフックが備わり、ファスナーにはメインポケットと同じく手袋のままでも開閉しやすい大き目のジップタブが使われています。

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背面にはマンティスと同じくスマホが収納できる簡易ポケットがありますが、クッション性が無くホールド感も皆無なので、スマホを収納するなら二つ目のポケットの方が向いています。

こちらにはポケットティッシュなんかがお似合いで、クッション性のある物を詰めてマンティスみたいなフィット感を目指すのも面白そう。

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因みに、裏側にベルトを通せるようになっていて、手持ちのベルトと組み合わせることで、ベルトバッグとしても使えるようになっています。

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特徴的な左右のフックはパーゴワークス独自設計のアルミ製、質感的にジッパー部分もアルミ製かも知れません。

ベルト部分には肩掛け時に便利なワンタッチバックルも備わり、フード付きの衣類でもベルトに頭を通すことなく装備可能です。

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個人的に感心したのが、こちらのベルトループです。

名の通ったブランドでも輪にしたゴムバンドの場合が多く、2~3年で劣化してしまうのが殆どですが、スイッチにはしっかりと樹脂製の物が使われていました。

また、ショルダーベルトやワンタッチバックルは別売りもされていて、破損や紛失にもしっかりと対応できます。

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スイッチ本体にはカラビナ等を引っ掛けられるベルトループが複数あり、かなり実用的で自由度の高い作り。

言い忘れていましたが、パーゴワークスはれっきとした国内メーカーで、2011年に誕生した比較的新しいアウトドアブランドとのこと。

今回初めて購入してみましたが、とにかく細部まで拘りが行き届いていて、人気のアークテリクスが霞んでしまう程でした。

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気になるサイズ感ですが、公式によるとMサイズは350mlペット対応、Lサイズは500ml対応が目安とのこと。

試しにMサイズに500mlペットボトルを入れてみましたが、ほぼジャストサイズで真横に入れることが出来ます。

この使い方だとペットボトルだけで一杯一杯になってしまいますが、全ての収納スペースをフル活用すると、500mlペットボトル、中サイズのスマートフォン、バータイプの行動食が2~3本、このくらいが持ち運びできる上限になるでしょうか。

ミラーレス一眼に最適!PAAGO WORKS「SWITCH」の使用感

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早速スイッチの使用感を確認する目的でプチライドに出発。

スイッチは体の前側にフィットさせるボディーバッグ状態で使用、これが一番カメラへのアクセスが良いですね。

何にでも合わせやすいアーバングレーを選んだせいか、アウターとの相性もなかなかのもの。

因みに、携帯しているカメラはAPS-Cのミラーレス一眼で、幅115mmX高さ65mmX奥行80mmとかなりコンパクト。

スイッチMサイズへの収納も楽々でクッション材を入れたり、スマホや財布を入れる余裕もあります。

実店舗で確認&イメトレしてから購入したせいもありますが、本当に使い勝手が良く、もっと早くから使っていれば良かった……と後悔したほど。

走行中に手前でぷらぷらしたり、本体が背中側に回ってしまうことも無く、体へのフィット感も上々です。

少し前までは、ヒップバッグの背面収納ゆえに撮影後のカメラ収納でまごつくことが多かったのですが、本当に出し入れがスムーズで、ダブルファスナーの滑らかさも小気味よく感じます。

結局、初めて使ったとは思えないほど良く馴染み、今後は撮影でストレスを感じることが少なくなりそう。

まとめ

先入観からボディーバッグを食わず嫌いしていましたが、実際に使ってみると走行から撮影への切替が格段にスムーズになり、手のかじかむ季節は特に有難く感じますね。

流石に望遠レンズには容量不足になりますが、使い勝手が良いのでLサイズを買い足ししそうな予感。

パーゴワークスのスイッチをカメラ収納前提でレビューしてみましたが、スマホはもちろんハンドポンプや予備チューブ、ライトやチェーンロックなど、普段は車体に備え付けている携行品をまとめて収納して、車体をスッキリさせる使い方も面白そうです。

自転車を複数台持っている方には特にオススメかも知れませんね。

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