TPUチューブのパンク修理が簡単に!Eclipse『TPU専用シーラント』の雑感

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毎度のことで恐縮ですが……

「いつの間に登場してたの?」

今回は、そんな自身のアンテナの低さを再認識するような話題。

一年くらい前だったと思いますが、パナレーサーのTPUチューブこと「PURPLE LITE/パープルライト」で原因不明のスローパンクに悩まされたことがありました。

水バケツでようやく患部を特定してTPU用のパッチで補修するも、TPUチューブは修理・延命といったブチルチューブでは当たり前だった常識が通用しないこともしばしば。

実は、TPUチューブは未だに完璧な修理方法が確立されておらず、メーカーによっては使い捨てが前提なところもあり、パッチすらリリースされていない製品も珍しくありません。

そこで登場するのが本日の主役「TPUチューブ専用シーラント」です。

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リリースは2024年末だそうで、冒頭でも触れたように私はこの製品の存在を全く知りませんでした。

開発したのはドイツのEclipse社で、2011年に世界で初めて商業用TPUチューブを市場に投入したTPUチューブのパイオニア。

余談ですが、自転車用のTPUチューブは「REVOLOOP/レボループ」や「Tubolito/チューボリート」が先駆者だと勝手に思い込んでいましたが、実際のリリース年は2016~2017年頃と意外に後発。

この二社はTPUチューブの大衆化を決定づけた立役者といった存在で、真のパイオニアはEclipse社とのこと。

REVOLOOPやTubolitoほど爆発的に売れなかったのは、当時としては高価だったことと現在よりもリムブレーキによる摩擦熱に弱かったのが理由で、一度伸びたら伸びっぱなしというTPUチューブの性質が理解されなかったことも影響したとか。

さて気になる使用方法ですが、ホームセンターで見掛けるママチャリ用のパンク修理剤と同様に、バルブからチューブ内にシーラントを注入する方式。

それ故にバルブコアを取り外せないTPUチューブには使用できないという制限があり、バルブが樹脂製な一世代前のTPUチューブには注入できない場合も。

さて、軽量さが一番の長所であるTPUチューブにシーラントを注入するとういう暴挙には当然賛否があるでしょうね。

どうせシーラントを使うなら最初からチューブレスレディで良いのでは?

そんな意見も聞こえそうです。

気になる注入量ですが、タイヤの太さに依存していて仮にタイヤ幅が30Cなら30mlとなり、推奨使用量は【タイヤ幅 mm=注入量 ml】という算出方法。

愛用しているパナレーサー「PURPLE LITE」700×32~47Cの重量が49g

タイヤは無印グラベルキングの35Cですから注入量は35mlとなり、比重が水とほぼ同じ0.95~1.05のタイヤシーラントなら注入で35g前後の重量増。

軽量なブチルチューブとして知られるパナレーサー「R’AIR」700×30~35Cで重量が115g弱ですから、TPUチューブ+シーラントの総重量84gでも、まだブチルチューブに対しては若干優位でいられそう。

因みに、パンク時に生じるTPUチューブの穴は小さく空気漏れも穏やかなせいか、タイヤシーラントのようにグチャグチャに飛び散ることが殆ど無いそうで、実際の使用感も上々とのこと。

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ちょっと驚いたのがこの製品の互換性で、Eclipse社製以外のTPUチューブにも使える汎用品である点。

前述の通り、使える条件はバルコアを取外せるTPUチューブであることだけで、特に相性問題はありません。

これは、シーラントの成分がTPU素材と直接反応する性質ではないことが関係していて、穴に対して物理的な詰め物を形成する仕組みになっているからとのこと。

この仕組みは従来のシーラントと大きな違いは無く、実際にタイヤ用シーラントをTPUチューブに注入する使い方する猛者もいるそうで、そんな無茶な使い方でもスローパンクなら空気漏れは止まってくれたとの報告も。

とはいえ、タイヤ用のシーラントをTPUチューブに使用するとバルブが詰まりやすく、含まれる粒子や繊維がTPUチューブを物理的に傷つけたりといった悪影響があり、バルブがアルミ製だとアンモニアによる腐食リスクも付き纏います。

Eclipse社のTPUチューブ用シーラントはこういった不具合が解消された紛うことなき専用品で、TPUチューブに特化した成分と配合によりサラサラでアンモニアフリーな仕上がり。

事前にTPUチューブに注入しておくことでパンクを予防する使い方が一般的ですが、パンク後に注入してチューブの補修剤として使えるのも魅力ですね。

私が経験したパナレーサー「PURPLE LITE」のスローパンクには本当に打って付けな製品で、目視や水バケツでは判別が難しい極小の穴や、修理の難しいバルブ根元の空気漏れには強い味方になってくれるかも知れません。

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最後になりますが、重量増が気懸かりならパンク修理後にTPUチューブからシーラントを抜いてしまえばいいのでは?

私も含めて、そう考えた方も多いはず。

調べてみると、出来ない訳ではありませんが結構な労力が必要になるそうで、バルブからシリンジを使って抜くようなやり方は、負圧でチューブが潰れることにより吸い出せる量が限られてしまうとのこと。

他にもハミガキ剤を絞り出すようにTPUチューブを地道にしごくやり方もありますが、僅かに残留して乾燥しやすくなったシーラントがバルブを詰まらせてしまうリスクもあるため、正直あまり推奨される方法ではないかも。

どうしても重量面で妥協する必要はあるものの、事前に注入して常用するよりもパンク修理時にだけ使って、割高なTPUチューブを延命する使い方が私好みでしょうか。

TPUチューブヨロズ日記

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