“Jagwire Elite Link”で引きの重いブレーキが超スムーズに!!

Jagwire Elite Link(ジャグワイヤ エリート リンク)イメージ01

以前に記事にしたことがありますが、私はファットバイクのディスクブレーキを油圧式からワイヤー引きによる機械式ディスクブレーキに交換しています。

機械式ディスクブレーキに交換したことで、オイルラインに空気が混入した際のエア抜き作業やシャリシャリと耳障りなブレーキの引きずり音からは解放されましたが、代償として指一本でもタイヤをロックできる制動力と軽やかなレバータッチを失ってしまいました。

機械式に交換したことで、ブレーキの引きは比べるまでもなく重くなりましたし、リアブレーキはマウントが機械式と相性の悪いチェーンステー上にあるため、ケーブルラインのシビアさから輪を掛けてブレーキの引きが重くなっています。

フロントブレーキに関しては引きの重さ以外に問題を感じませんが、リアブレーキは効きの悪さと引きと重さの両方を改善しないといけません。

流石に油圧式並みに…とまでは言いませんが、原因は少なからず無理のあるケーブルラインにありそうなので、少しでもブレーキレバーの引きが軽くなる事に期待しつつ

以前から気になっていたJAG WIRE(ジャグワイヤ) のElite Link Brake Kit(エリート リンク ブレーキ キット)にブレーキケーブルを交換してみることにします。

ジャグワイヤのエリートリンクシリーズとは?

Jagwire Elite Link(ジャグワイヤ エリート リンク)イメージ02

私が選んだJagwire Elite Link(ジャグワイヤ エリート リンク)シリーズにはシフト用とブレーキ用の二種類があり、更にロード用とMTB用にわかれます。

多関節状のリンクにわかれているアルミ製のアウターケーブルに特徴があり、これにより通常のアウターケーブルより小回りの利いたケーブルラインが可能です。

また、ブラック・シルバー・ゴールド・レッド・ブルーのカラーバリエーションがあり、引きの重いブレーキを改善する以外に、ドレスアップパーツとしても役立ってくれます。

今回はファットバイクのブレーキに使用する目的なので“Mountain Elite Link Brake Kit”のブラックを選びました

私のファットバイクはリムがゴールドなので、最後までブラックにするかゴールドにするかで悩みましたが、ゴールドは多用すると下品になるので、無難なブラックで決まりです。

国内でもそこそこ流通しているので入手は難しくありませんが、ブレーキ用の方が手に入りづらい傾向にあり、アマゾンのセール時以外の取扱いは全体的に割高な印象でしょうか。

ジャグワイヤ エリートリンクキットの注意点

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タイミング悪く国内に在庫が無かったため、今回は海外通販で購入。

はるばるUKから10日程で到着し、例によって価格が¥16666以下なので関税や消費税などの追加料金は一切不要でした。

国内で購入するのとは違い、パッケージの傷み加減に海外っぽさを感じますが、間違いなく私の注文した“Mountain Elite Link Brake Kit”のブラックです。

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早速パッケージを開封してみると、結構な数のスモールパーツが付属しています。

取付方法を説明したマニュアルが付属し、言語は英語と中国語のみですが、図解と記号での説明が主体なので理解はそれほど難しくはありません。

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この節状になっている部分は一つ一つ取り外しが出来るようになっていて、連なったリンクは内部を通るチューブ状のライナーによって繋ぎ止められています。

このリンクとライナーの組み合わせがアウターケーブルに相当し、その中がインナーケーブルの通り道になります。

通常のアウターケーブルよりも柔軟に取り回しができ、ケーブルを曲げた時に出来る “R” が従来よりも小さく作れるのが最大のウリですね。

余談ですが、商品説明には “従来のワイヤーよりも約20%軽量” とあるのですが、ジャグワイヤの公式HPには “従来式よりも50%軽量” と記載されています。

恐らく、ライナーを含めた全体で20%軽量、リンク部分だけなら50%軽量という意味なのかも知れません。

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ブレーキ絡みで馴染み深いスモールパーツに混じって、Vブレーキ用のスモールパーツもチラホラ見られますね。

今回は機械式ディスクブレーキに使用予定なので、残念ながら出番はありません。

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予備用のエクストラリンクも準備されています。ジャグワイヤの公式HPでは25個付属でしたが、何故か23個しか付属していません。

後述しますが、予備のエクストラリンクが重要な役割を果たすので、たった2個でも少なくなるのは痛手です。

このスモールパーツには方向がありライナーに通す際は、お尻のくぼみに先端の出っ張り部分がフィットするようになっています。

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さて、今回のケーブル交換で最重要といえるのが、この小袋に入った二つのスモールパーツです。

二つは全く同じパーツですが、エリートリンクケーブルと通常のアウターケーブルを連結するのに使用します。

はて?ブレーキケーブルを丸ごとエリートリンクケーブルに交換するのにどうしてこれが必要なんだろう…と不思議に思う筈です

ジャグワイヤのエリートリンクキットにはフロントブレーキ用のリンク&ライナーケーブルが一本、リアブレーキ用のリンク&ライナーケーブルが二本、合計三本のケーブルが準備されているのですが

連結したリンクの長さがフロント用ブレーキケーブルで450mm、リア用ブレーキケーブルで合計730mmしかなく、そのまま交換してもブレーキケーブル全長をカバー出来ないのです。 

Jagwire Elite Link(ジャグワイヤ エリート リンク)イメージ14

私も注文してから気が付いたのですが、本来は上画像のミニベロの様にリアブレーキのケーブルラインが途中でむき出しになるタイプの自転車に適した製品らしく

ロード用・MTB用に関わらず、フロントブレーキケーブルならばフロント用の450mmで完全に置き換えが出来ますが、リアブレーキケーブルはブレーキレバーからの450mmとリアブレーキ本体からの280mmまでしかリンク部分で賄えず

リアのケーブルライン全体をアウターで覆うためには、前述した小袋入りの重要パーツを使ってケーブルラインの中間部分を通常のアウターケーブルを利用して補う必要があるのです。

ファットバイクに取り付けるには?

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さて、紆余曲折を経てファットバイクのブレーキケーブルを何とかジャグワイヤのエリートリンクケーブルに交換出来ましたが、作業にはちょっとした工夫が必要になります。

通常なら、リンク部分が450mmで十分なフロントブレーキケーブルですが、ファットバイクの機械式ディスクブレーキキャリパーの位置はMTBやクロスバイクのVブレーキ位置よりも下側になるフォーク先端にあり、そのままではケーブル長が足りません。

幸いフロント用のライナーは910mmと十分な長さがあるため、予備のエクストラリンク23個を総動員してケーブルを延長します。

それでも足りず、リア用ケーブル二本から均等にリンクを拝借し、レバーからキャリパーまでフロントブレーキケーブル全体を、引きの軽いエリートリンク化する事が出来ました。

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二つある連結用のスモールパーツを利用して、途中から通常のアウターケーブルにする事も考えましたが、リア用のブレーキケーブルの途中に通常のアウターケーブルを挟むには、連結用パーツが二つ使えた方が便利なため、フロントブレーキケーブルは思い切って全てエリートリンクにしてみました。

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さて、肝心のリアブレーキケーブルですが、私のファットバイクは油圧用のホースを取り付けることが前提のマウントになっているため、ブレーキケーブルは必ずアウター付きでなければいけません。

フロントブレーキケーブルを全てエリートリンク化するためにリンクを幾つか流用しましたが、インナーケーブルの抵抗が大きくなるレバー付近とキャリパー付近のケーブルラインがエリートリンク化できれば十分です。

上画像の白丸の部分に連結用のスモールパーツをそれぞれ使用し、ワイヤー引きの抵抗が少ない平坦な部分に通常のアウターケーブルを挟んでいます。

どうしても全エリートリンク化に拘りたい場合は別売りのエクストラリンクを利用する方法もありますが、入手性が大変悪く、この部分を補うには200mm長の別売りリンクが計3セットも必要になります。

手間やコスパを考えると、エリートリンクキットを最初から2セット購入したほうが手っ取り早いですね。

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最も改善したかった、リアブレーキ周辺のケーブルラインは上画像の様になりました。

キックスタンドが無ければもう少し綺麗にまとまりそうですが、正規のケーブルガイドに固定できない代わりに、GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ)のアウターマウントを利用して、ケーブルのRをサイドに逃がしています。

因みに、両面テープで固定するタイプのアウターマウントはしっかり脱脂しないと直ぐに剥がれてしまうそうなので、今回はタイラップで固定するギザ製を選びました。

ブレーキの『引き』と『効き』が劇的に変化!!

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引きの重いブレーキがケーブルの交換でどれだけ軽くなるのか、早速30kmほど走って確認してみると…

ハイ、苦労した甲斐あってブレーキの引きはハッキリと体感できるくらい軽く、驚くほどブレーキレバーが滑らかに動きます!!

数値で表現すれば、3割は引きが軽くなっている印象でしょうか、意外なことにブレーキの引きが軽くなっただけでなく、何故かブレーキの効きも抜群に良くなっています。

インナーケーブルが滑らかに動作する影響で、レバーからの力がダイレクトに伝わるようになったからでしょうか?

ブレーキキャリパーを丸ごと交換したと言われれば、そのまま信じてしまうほどブレーキの効き具合が違います。

シマノ最安の機械式ディスクブレーキ BR-M375 とは思えないくらいで、フロント・リア共に無理のないレバー操作でしっかりとロックできます。

まとめ

ジャグワイヤ エリート リンク ブレーキ キットに交換したことで、引きの重かったブレーキが劇的に改善しました。これほど効果があるとは…本当に予想外の結果です。

正直、引きが軽い機械式ディスクブレーキといわれるAVIDのBB7と組み合わせて、相乗効果を狙ってみたくなりますが、対抗ピストンで引きが重いといわれるTRPのSPYREやSPYKEと組み合わせて、弱点を補ってあげるのも面白そうです。

今回使用したエリートリンク以外にも似たようなコンセプトの製品が存在し、特にAlligator(アリゲーター)のiLINKが有名です。

大変良く似た製品ですが、ジャグワイヤのOEM製品ではなく、リンク部分の形状が僅かにが異っています。

ジャグワイヤ製よりも付属するリンクが多く、フロントもリアも全てリンク化できるのが魅力ですね、こちらを先に知っていれば…と少し悔しい思いがありますが、私と同じ用途の方はこちらを選んでも良いでしょう。

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