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パーツ配置に御用心!SRAM GXのプーリー清掃【分解⇒復元】の覚書

パーツ配置に御用心!SRAM GXのプーリー清掃【分解⇒復元】の覚書イメージ01

勢いでパーツを分解してみたものの、元に戻せなくなってしまった…愛車のメンテナンスでは割とよくある出来事かも知れませんね。

パーツがシマノ製なら公式のPDFマニュアルや有志からの情報で大抵は何とかなりますが、SRAM製はインストールマニュアル以外は出来がイマイチな上に、国内ではWEBも含めて詳細な情報に出会えることは稀です。

さて、ここからが本題です。私はSRAM GX EAGLEのリアディレイラーを分解クリーニングした際に、ちょっとしたポカをやらかしました。

通算三度目の分解掃除で気が緩んでいたせいもありますが、いつもなら位置関係を把握しながら一つ一つ分解していたプーリーやらボルトやらを、何を思ったのか無造作に取外してしまい、パーツの位置関係があやふやになってしまったのです。

見た目は似ていても微妙に異なるパーツが使われていて、このまま勘で復元するのは流石に危うい…と慌ててSRAMのサービスマニュアルを片っ端から漁ってみますが、どうにも分解図や各スモールパーツの画像がアバウトすぎて、復元の手助けになりそうもありません。

それでも、海外サイトやYouTube上にある断片的な情報をかき集めることで何とか解決できましたが、数ヶ月に一度くらいの頻度でしかクリーニングしない部位につき、恥ずかしながら記憶に留めておける自信がありません。

今回は自分向けの備忘録といった内容になりますが、情報共有も兼ねてSRAM GX EAGLEのプーリーまわりについて、分解&復元方法について簡単に解説してみます。

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SRAM GX EAGLE リアディレイラー『プーリー分解&復元』3つの注意点

パーツ配置に御用心!SRAM GXのプーリー清掃【分解⇒復元】の覚書イメージ02

チェーンと同じくらい真っ黒に汚れてしまうプーリーですが、クリーニング時は思い切って分解してしまった方が作業が捗ります。

プーリーの分解自体は特に難しことは無く、赤矢印の部分を3mmの六角レンチで緩めるだけですね。

バラし終わると、画像右のように二つのプーリーとディレイラーケージが分離された状態となりますが、この画像だけでもパーツの位置関係はある程度把握できると思います。

因みに、プーリーがシールドベアリング仕様なのはGXグレードからだった筈なので、ブッシュベアリングのNXやSXでは、多少パーツの外観が異なっているかも知れません。

パーツ配置に御用心!SRAM GXのプーリー清掃【分解⇒復元】の覚書イメージ03

さて、組立・復元時の注意すべき点ですが、最初の一つ目はプーリーの表裏に関してです。

リアディレイラー上部に位置するガイドプーリーは小サイズ、下部に位置するテンションプーリーは大サイズなので間違えずに済みますが、この二つのプーリーには他にも表裏の指定があります。

上画像の白矢印を見るとわかりますが、どちらのプーリーもアルファベットが刻印されている面が表となり、復元時はこのアルファベットが見える面が車体の外側を向くことになります。

また、前述した通り大きさが異なるので間違えることはそうそうありませんが、アルファベット『U』の字がガイドプーリー、アルファベット『L』の字がテンションプーリーですね。

パーツ配置に御用心!SRAM GXのプーリー清掃【分解⇒復元】の覚書イメージ04

続いて、二つ目の注意点です。

上画像は二つのプーリーのベアリング部分を覆っているカバーを並べたものですが、白矢印のように全部同じように見えるものの中に一つだけ細部の異なるパーツが含まれています。

因みに、こちらのカバーにも裏表があり、画像のように凹凸のある面が裏で、画像では確認できないフラットになっている面が表です。

パーツ配置に御用心!SRAM GXのプーリー清掃【分解⇒復元】の覚書イメージ05

一つだけ形状の異なるカバーは上画像左のような配置となり、リアディレイラー上部に位置するガイドプーリー用として使われます。

分離したディレイラーケージの出っ張り部分にはめ込んで使い、このパーツだけ穴のサイズやエッジの加工が異なっている点に注目しましょう。

組み上げると上画像右のようになりますが、前述したようにカバーの表面はどれも凹凸の無いフラットな仕様になっています。

パーツ配置に御用心!SRAM GXのプーリー清掃【分解⇒復元】の覚書イメージ06

最後となる三つ目の注意点は、プーリーとディレイラーケージを固定するボルトに関してです。

一応、両ボルトにはゆるみ止めのロックタイトに似た色分けがされているものの、ボルト自体の長さとネジ切り部分のスレッドレングスが微妙に異なっていて、無造作に外してしまうと『あれ?どっちだったっけ…』といった感じに混乱しがちな部分でしょうか。

ボルト長やスレッドレングスが異なるのに、ボルトを入れ替えても何となく動作してしまうのが厄介な点ですが、これらはガイドプーリーに短く赤いボルト、テンションプーリーに長く青いボルトを使うのが正解です。

パーツ配置に御用心!SRAM GXのプーリー清掃【分解⇒復元】の覚書イメージ08

駆け足気味で三つの注意点について解説してみましたが、イレギュラーな部分はガイドプーリーまわりに集中している印象ですね。

SRAM GX EAGLE リアディレイラーの『プーリー分解&復元』について簡単にまとめると

【1】二つのプーリーはアルファベットの刻印がある側が表面になる

【2】ベアリングのカバーは一つだけ種類が異なり、ガイドプーリーの裏面に使用する

【3】短く赤いボルトはガイドプーリー、長く青いボルトはテンションプーリーに使用する

以上のようになります。

まとめ

パーツ配置に御用心!SRAM GXのプーリー清掃【分解⇒復元】の覚書イメージ07

お伝えし忘れましたが、NX・SXグレードのプーリーは安価なブッシュベアリングにつき、内部を洗浄&グリスアップした後にカバーを付け直しますが、シールドベアリング仕様のGXグレード以降は軽くクリーニングした後に、汎用グリスをカバー裏に薄く塗ってあげるだけで十分です。

また、樹脂製のプーリー本体の洗浄は攻撃性の低いディグリーザーや食器用洗剤を使うのがオススメですね。割と頑固に汚れがこびり付いているので、使い古しの歯ブラシを併用してゴシゴシ洗ってあげましょう。

かなりニッチな情報ですし、シマノユーザーの多い日本国内では『何じゃそりゃ?』的な内容でしたが、多少なりともSRAM派のお役に立てれば幸いです。

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