先日、散歩中に奇妙な轍(わだち)を発見。
タイヤの幅とパターンから、一目でファットバイクの物だとわかるのですが、まるで雨上がりにナメクジやカタツムリが這った跡のような轍が、冬季で利用者の減ったCR上に延々と続いていました。
今季は例年よりも目まぐるしく路面が変化し、私の住む地域では一月の中旬を過ぎてもなかなか根雪になってくれませんが、どうやらファットバイクで柔らかい新雪の上を走り、タイヤで圧雪された後に凍結すると、その部分だけが解け残りやすくなるようです。
歩行者の足跡にも同様の現象がみられますが、延々とファットバイクの轍がライン状に続いている姿は中々に奇妙です。
最初は『もしかして私の残した轍かな?』と思いましたが、滅多に走らないコースですし、タイヤのパターンも異なります。
5インチタイヤである事はわかりますが、他のファットバイク乗りの轍を見ると、あらためてその太さを実感しますね…軽トラの轍なみに太いです。
割とシンプルなパターンだったので、雪道に特化したVEE製SNOWSHOEの4.7インチ旧モデルかな?と勝手に予想していましたが、後日に偶然遭遇した際にすれ違いざまに確認したところ、車種はSpecialized(スペシャライズド)のFATBOY2017年モデルで、タイヤは同じくスペシャライズド製のGROUND CONTROL TIRE 26X4.6でした。
FATBOYシリーズといえば、Schwalbe製のタイヤが定番だったのですが、最近は自社製のタイヤに切り替わっているみたいです。
因みに、このスペシャライズド製タイヤの重量は1450g程、120tpiのフォールディングビードで、私の使用しているKENDA製JUGGERNAUT SPORT 26×4.50とよく似た仕様でした。
近郊に二人以上のファットバイク乗りが居るのは知っていましたが、冬になると途端に存在を意識するようになるのが面白いところです。
ひょっとしたら、私の残した轍も他のファットバイク乗りにまじまじと観察されているのかも知れませんね。
今のところ、デフォルトのタイヤで大きな不満はありませんが1400gと少し重めなので、交換するなら軽量で転がり抵抗も低いと評判のSchwalbe Jumbo Jimを選ぶと思います。
5インチファット用の26×4.8でも1200g程度と軽量ですが、4インチファット用の26×4.0は900g台と驚きの軽さです。
26×4.0が100mm幅のリムに使えるのかは不明ですが、80mm幅のリムになら問題なく使えるそうなので、試してみる価値はありそうです。