ミニベロの振動対策には¥100ショップのゲルパッドが効果的

バーテープの交換

サブ機として増車したミニベロは乗り心地がかなりワイルド。

納車前から耳にはしていましたが、小径ホイールとボリュームの乏しいタイヤの組合せは路面からの影響を受けやすく、振動で腕が痺れてしまうなんてことも。

ロングライドではその症状が顕著に表れ、腕まわりだけでなく上半身全体に疲労が蓄積しやすくなります。

振動対策としてサスペンションステムの導入も考えましたが、流石に高価すぎて手が出ません。

あれこれ調べた結果、ハンドルに専用のゲルパッドを仕込む方法があり、先人によると100円ショップの防振ゲルパッドでも代用が利くとのこと。

ゲルパッドだけでも十分な効果が得られるそうですが、今回は厚手のバーテープも併用してミニベロの振動対策してみることに。

ミニベロの振動対策に100円ショップのゲルシート/ゲルパッドを試す

100円ショップの防振ゲルパッド

冒頭でも触れた通り、ロードバイクの振動対策としてドロップハンドル用のゲルパッドが販売されています。

DIYの手間を掛けたなくない方はこちらを選ぶのもありで、サーファス、フィジーク、ギザプロダクツあたりの製品がオススメ。

ドロハンの車体なら私もこの中から選んでいたと思いますが、愛車のF-20Rはブルホーン仕様につき対象となる範囲が気持ち少な目です。

カット加工が前提なら安価な防振ゲルパッドの方が安心感があるということで、今回は100円ショップで手に入る物で試してみることに。

本来の用途は地震対策用なのでホームセンターの方が品揃えが豊富でしたが、100円ショップの物が一袋に2つ入りで最もコスパが良かったです。

また、ゲルパッドには幾つか種類があり、形状は角型と丸型、厚さも5mmと3mmの二種類がありました。

パッドが厚過ぎるとハンドルが握りづらくなりますし、ブレーキーレバーにも指が届きづらくなるため、今回は3mm厚をチョイス。

予備も含めて5セット購入しましたが、お店によっては3mmタイプの在庫数が少ないことがあり、私は100円ショップを二件はしごしてようやく必要数を揃えることができました。

OGK KABUTO BT-09

お次は交換用のバーテープ。

今回はOGK KABUTOのBT-09という極厚手タイプのバーテープを選びました。

BT-09は質感や手触りが和紙やペーパーナプキンによく似ており、色がホワイトなことも手伝って、これは直ぐに汚れそうだなぁ~と言うのが素直な感想。

防振ゲルの効果が十分なら、バーテープはもっと薄手で汚れづらいシリコン製を選びたいところです。

3Mプラスチックテープ

最後はバーテープのエンド処理では定番の商品こと3Mのプラスチックテープです。

通常のビニールテープと比べて変形や劣化に強く、高温になる夏場でも糊がベトベトになりづらい優れモノですね。

このプラスチックテープはホームセンターなどでは殆ど売っておらず、頼みのネット通販でもかなり希少になってしましいました。

ブラックの19mm幅は絶滅状態なので、代替品にはDENKA/デンカのハーネステープ「ビニテープ #234W」がおすすめでしょうか。

今回はバーテープのエンド処理だけでなく、ゲルパッドをハンドルに巻きつける際にも使用。

正直、バーテープの下に隠れてしまう部分ですし外気にも触れることが無いので、ホムセンで安く買える普通のビニールテープで十分かも知れません。

ゲルパッドをハンドルに取付ける方法

さて、100円ショップのゲルパッドをハンドルに取付ける方法ですが、ぶっちゃけ適当かつ大雑把で何ら問題はありません。

ネットで調べると、先人の皆様はハンドル長に合わせた必要数を適当にハサミでカットして貼り付けています。

ドロハン向けの専用品と異なり100円ショップのゲルパッドには糊が付いていませんから、お好みでカットしたゲルをハンドルの上に置くように並べ、ずり落ちてしまうようならテープで仮止め。

その状態から、直接バーテープを巻き付ける方法と、プラスチックテープで下地を作ってからバーテープを巻き付ける方法の二通りがあります。

私は仮止めしたゲルパットの上からバーテープを巻くのと同じ要領でプラスチックテープを巻き付け、下地を作ってからバーテープで仕上げました。

この方法はハンドルの大部分がプラスチックテープで覆われるため、バーテープの巻き直しや交換の際に有利に働きます。

また、防振ゲルはシリコン・ウレタン・ゴム・エラストマーと素材に違いがあり、劣化しやすい素材だった場合の保険としてバーテープを直接巻き付けるのは避けました。

私が100円ショップで購入した物はエラストマー樹脂製でしたが、ウレタン製は劣化しやすい可能性も。

まとめ

ブルホーンハンドルのバーテープ

仕上がりはご覧の通りで、3mm厚のゲルパッドの上に4mm厚のバーテープを巻くという超極太仕様のブルホーンハンドルに。

肝心の振動対策ですが、ハッキリと違いが分かるくらい効果があり、荒れ気味のアスファルトから伝わる振動程度ならほぼ無効化。

石畳の道から伝わる強めの振動でも、腕にダメージが及ばないレベルの走行感になりました。

正直、ゲルパッドだけでも効果は十分なくらいで、厚手のバーテープは蛇足に感じるくらいです。

ゲルパッドさえハンドルの下地に仕込んでしまえばバーテープは自由に選べるので、次回は汚れに強いシリコン製を試してみたいところ。

ちなみに、同じミニベロでもストレートバーなら振動対策はもっと簡単。

ESI Gripのシリコンフォームグリップ「Chunky/チャンキー」シリーズが効果覿面です。

モチモチの握り心地が癖になるので、振動でお悩みの方は是非お試しあれ。

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