師走に入った途端に結構な積雪に見舞われたご当地ですが、根雪には至らなかった模様。
雪質がイマイチだったのでスノーライドの走り初めこそしていませんが、フルサス29erからカスタイマイズを終えたサルサ「ベアグリース」にバトンタッチし、現在は足慣らしの真っ最中です。
ブレーキレバー・シフトレバーの角度やストローク、ハンドルやサドルの高さ調整などフィッティングは全て完了し、ようやく体に馴染む車体に仕上がってくれました。
溶け残った雪の中に佇む姿がなかなかに鮮烈で、「次にファットバイクを購入するなら、フレーム色は絶対に派手なヤツにするぞ……」と拘った甲斐がありました。
トロピカルカラーのオレンジとイエローが、無味乾燥な雪国の風景に本当に良く映えます。
いまのところ、携行品はフェアウェザーのコーナーバッグにまとめて収納。無駄な装備品は少ない方が車体がスッキリ綺麗に見えるのですが、バックパックは使わない派なもので。
また、この時期の必需品となる泥除けは、MUCKY NUTZのファットバイク用ベンダーフェンダーを前後に、コンディションがさらに悪化したら、同じくMUCKY NUTZのダウンチューブ取付けタイプとサドルレール取付けタイプを追加して凌ぐ予定。
出だしこそ曇り空でしたが、久しぶりに穏やかなお天気。私の住む地域では珍しくありませんが、10日以上もまともに太陽を拝んでいないなんて言ったら、他の地域にお住まいの方は驚くかも知れませんね。
本日の目的地はこちら、定番のサイクリングロード沿いに新しく出来た橋を見学にプチライド。
開通は12月中なので既に橋は完成していましたが、資材の撤去がまだ終わらず車両は向こう岸まで渡れない状態です。
この場所に至るまで路上には全く雪はありませんでしたが、ここは風除けと除雪の影響から10日前の積雪がそこそこ残っていました。
幸い進入禁止の警告も無く、今日は週末で工事はお休み……10メートル先くらいまでなら残雪の上を走ってもお咎めはなさそう。
因みに、現在使用しているタイヤはマキシスミニオンのFBF&FBRで、とあるレビューによるとトレイル向きのタイヤだけに圧雪路にもそこそこ強い性質があるとのこと。
念のため歩道側に移りましたが、どこをどう見ても路面は圧雪ではなく春先によく見掛けるザラメ状の雪質です。
経験上、この手の緩んだ雪はファットバイクでも相当手を焼き、ノブが低く良く転がる無雪期用のタイヤにとっては天敵といえるでしょうか。
物は試しということで、あえて一切空気を抜いていない1.0BARのまま突入。
フロントタイヤは左右に流れて方向が定まらず、リアタイヤもトラクションが掛からずに空転しまくり……
10メートルどころか、3メートルもまともに進めないという驚愕の結果に。
横長のブロックパターンを見る限り、リアタイヤは高圧なままでもイケるかな?なんて甘い考えを持っていましたが、5cm程度の緩んだ雪質でも踏ん張りが効かず、あらためて低圧にすることの重要性を痛感します。
これだけタイヤが太くても、高圧のままでは接地面が全然稼げないってことなんでしょうね。
マキシスミニオンのままでも、空気圧が0.5BAR以下なら恐らく走行可能でしょうけど、スノーライドは場所によってコロコロ雪質が変わってしまうので、ワンシーズンを3.8インチ幅のマキシスミニオンだけで……というのは現実的では無さそう。
路面が圧雪になるまで粘るつもりでいましたが、転がりの良い無雪期用タイヤとして割り切って使った方が賢明かも知れませんね。
さて、帰宅後に45NRTHのスノータイヤ「VANHELGA/ヴァンヘルガ」に交換しよう!と思った矢先、何故か私の目の前に雪道最強のコイツが。
いわずと知れた鉄板スノータイヤ、SURLYの「BUD&LOU」です。
ファットバイク歴は6年以上にもなるのに、実はBUD&LOUどころか4.8インチ幅のタイヤを使った経験が全くありません。
一度くらいは試してみたいと思っていましたが、問題はベアグリースでタイヤクリアランスが確保できるか否か……フロントは大丈夫なんですが、正直リアが厳しい。
80mmリム時のタイヤ幅が実寸で115mm、リア最大4.6インチ対応なのでギリギリ使えそうな気もしますが、ヒゲは干渉しそうな予感も。
いまさら26インチホイールに出戻りか?どうするの、俺。