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チューブレス特化の携帯工具、トピーク『Tubi/チュビ 18』を購入

チューブレス特化の携帯工具、トピーク『Tube/チュビ 18』の感想イメージ01

複数台の自転車を所有したときに、意外に悩むのが携帯品や装備品の共用についてでしょうか?自転車ごとにサイズが異なる予備チューブなんかは車体に備え付け、汎用性のある携帯ポンプや携帯工具はウェアのポケットに放り込んでおく、その日の気分や目的によって自転車を小まめに乗り換える方には、そんな使い方が一番便利かも知れません。

さて、ミニベロ・ファットバイク・フルサス29erという個性的な自転車達を所有する私はというと…ハイ、実は自転車別に携帯品を丸々一式整えるという、大変コスパの悪いことをしています。

お察しの通り、ミニベロとファットバイクには殆ど共通する要素が無く、ぞれぞれ全く異なる方向性の携帯品を揃えてあげる必要があります。ではファットバイクとフルサス29erではどうなの?と聞かれると、ミニベロよりは少しだけマシといった感じですね…フルサス29erはチューブレス化しているため、今度はこの辺りが共通化の足枷になります。

そんな事情から、最近までフルサス29er向けの携帯品をコツコツと収集していたのですが、ようやく最後のピースが埋まりました。

今回はチューブレス用に打って付けの携帯工具こと、TOPEAK/トピークの『Tubi/チュビ 18』の感想と携帯用のチェーンカッターについて話題にしてみたいと思います。

チューブレス用に特化?トピーク製携帯工具『Tubi/チュビ』シリーズ

チューブレス特化の携帯工具、トピーク『Tube/チュビ 18』の感想イメージ02

トピークの『Tubi/チュビ』シリーズは基本的にどれもチューブレス用のパンク修理キットですが、携帯工具と一体になった製品はTubi18Tubi11の二種類です。単体のチューブレス用パンク修理キットは数あれど、携帯工具と一体型になっているのは結構珍しいかも知れませんね。

因みに、Tubi11にはタイヤにブスっと差し込む茶色いリペアプラグが付属しておらず、最初からセットになったTubi11コンボが別にラインナップされています。

私はリペアプラグも一緒に収納できるTubi18の方が好みだったのでこちらを選びましたが、Tubi11は83gと軽量なのが魅力でしょうか。余談ですが、Tubi11には何故か金属製のタイヤレバーが備わっています…ビードやリムを傷つけるのでチューブレスにはNGな筈ですが、マニュアルによると、あくまでも最後の手段として使って欲しいとのこと。

実のところ、この『Tubi/チュビ』シリーズを偶然見つけるまでは、チェーンカッター付きで最軽量の『Lezyne SV-10/V-10 Multitool』あたりを狙っていました。最終的に私の用途ではチェーントラブルよりもパンクの方が可能性が高いのでは?という判断から、チューブレス用のパンク修理キットを備えたTubi18に大きく傾きましたが、細く貧弱な12速チェーンに対しても何らかの備えは必要ですね。

エアストッパーが面白い!トピーク『Tubi/チュビ 18』の詳細

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早速Tubi18を購入してみました、価格は¥4000弱とトピークの携帯工具としては少し高めの価格設定でしょうか。因みに画像右は同時に購入したNOGUCHI製の携帯用チェーンカッターで国産の小型チェーンカッターとしては最軽量の部類に入ります。

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パッケージ裏には例によってチューブレスでは定番のパンク修理方法が紹介されいます、リペアプラグをブスっと突き刺してシーラントでは対応しきれない大きな穴を塞ぐ仕組みですね、見慣れないワッシャーのようなパーツが見えますが、これについては後述。

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基本工具としてプラスドライバーや2、2.5、3、4、5、6mmの六角レンチ、 T10、T25のトルクスが卒なく備わっていて、プラスチック製の黒いストレージ部分には3本のリペアプラグが収納されています。

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リペアプラグを突き刺すプラグツール根本には穴の形状を整えるギザギザのリーマーが備わっていますね、隣の黒いキャップで保護された突起状のツールはエアストッパーだそうで、根元の6mm六角レンチから簡単に分離できます。

キャップを外したエアストッパーをパンクの穴に差し込むことで、リペアプラグの挿入準備が整うまで空気漏れやシーラント漏れを最低限に抑える役割を果たしてくれるそうですが、他社製のリペアキットではあまりお目に掛らないツールですね。

チューブレスタイヤがパンクした場合、抜けた空気は携帯ポンプで補充できても噴き出したシーラントは補充できませんから、応急処置で直ぐに穴を塞げるのは結構有難いかも知れません。まあ、慌てずにタイヤを転がして穴の位置を上向きにすれば済む話ですけど…。

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ナイフ&ノコが備わった携帯工具は珍しいですね、タイヤの穴に差し込んだ後のリペアプラグを短くカットする用途で使われますが、自転車用に刃物を持ち歩く方は少ないので、ここぞという時は意外に重宝するかも知れません。

具体的な用途が思い浮かびませんが、結束バンドをカットしたり、タイヤブートやパッチをリサイズするのにも役立ちそうです。

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リペアプラグが3本収納されたプラグストレージは、画像の右方向にスライドさせて開きます。動きはかなり渋く開口部にはゴムパッキンらしき物も備わっていました、指先で強引に開けると爪が割れたりするので、最初は指の腹でゆっくりと押すようにスライドさせるのが吉です。

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ストレージ内部には未使用のリペアプラグ3本とワッシャー状のツールストップが入っていました。仮にリペアプラグを使い切ったり紛失したとしても、トピークからは同じリペアプラグが10本¥700で販売されています。

さて、エアストッパーと同じく他ではあまり見掛けないツールストップなるパーツが入っています…使い方や目的が全くわからず困惑しましたが、どうやらプラグツールを引き抜く際にリペアプラグが一緒に抜けてしまうのを防ぐ効果があるようですね。

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上画像がマニュアルに記載された使い方ですが、右上段の図解のようにツールストップを押さえながらプラグツールを引き抜くことで、リペアプラグが一緒にすっぽ抜けてしまうのを防ぐことができます。

YouTube上の動画を見る限り、他社製のリペアキットではこの手順で失敗していることが多いので悪くないアイディアでしょうか、でも見慣れないパーツだけにマニュアルが無いと使うのを忘れてしまうかも…そこだけが不安ですね。

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ついでなので、今まで使っていたトピークのヘキサスIIと比較してみます。画像ではそれほど差は感じませんが手で握るとTubi18の方が二回りほど小さく感じますね、やはりチェーンカッターの有無が大きく影響しています。

Tubi18はポケットに放り込んでも邪魔にならないスリムな仕上りで、ツールケースとも相性の良いサイズ感でした。

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最後に定番の計量をしてみます。ヘキサスIIが167gに対してTubi18の実重量は123gでした。

手で持ったときの感覚はTube18の方が断然コンパクトかつ軽量ですが、重量差は思ったほどありませんね、不思議です。

中華製以外では最軽量?NOGUCHI『ミニチェーンカッター』

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さて、オマケとして冒頭以来ノータッチだった携帯用チェーンカッターに触れてみます。

既に説明した通り、12速チェーンは多段化の代償として細くなり8速チェーンと比べて耐久性に不安の残る代物になりました。ロングライド中にチェーンが切れてしまうトラブルはあまり想像したくありませんが、チェーンカッターと予備のミッシングリンクがあれば何とか立て直しができるので、パンク対策と同程度の備えはしておきたいところ。

いざ携帯に向いたコンパクトなチェーンカッターを探してみると、例によって耐久性や使い勝手に難アリな中華製が目立ちます。どうせ緊急用なんだから一度だけ使えれば良いかな…と割り切ったチョイスもできますが、どうやらNOGUCHI/ノグチ製の『ミニチェーンカッター』が中々良さげです。

実際、しっかり使える小型のチェーンカッターはこのNOGUCHI製『YC-285』かTOPEAK製『スーパーチェーンツール』の二択で、サイズと重量がYC-285の方が僅かにコンパクトだったのが決め手になりました。

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使用時は画像のように変形させて使いますが、このチェーンカッターと携帯工具をセットで持ち歩くことのなるので、付属の六角レンチを省くこともできます。また、折り畳むと40×40×10mmほどの大きさになりツールケースに忍ばせておいても邪魔にならないのも嬉しいですね。

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試しに計量してみると、六角レンチありで81g、本体のみで51gでした。人によってはコンパクト化のために持ち手になる黒い部分まで取外してしまうそうですが、私にはこのままで十分ですね。

まとめ

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チューブレス車用の携帯品がようやく揃い、これで憂いなくロングライドに勤しむことができます。正直、出先でチューブレスタイヤがパンクしたり12速チェーンが切れたりするトラブルは御免被りたいですが、実際に使わなくてもお守り代わりに持っているだけで安心感が違いますからね。

さて、最後にちょっとした予告ですが。次回は私がチョイスしたチューブレス車向けの携帯装備一式を丸ごと紹介してみようと思っています。改めて見直すとミニベロ用の携帯品よりもアイテム数が少なくコンパクトでした…こういった部分にもチューブレス化の恩恵を感じずにはいられません。

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