不精の極み!ファットバイクのタイヤを雪道ライドでクリーニング

不精の極み!ファットバイクのタイヤを雪道ライドでクリーニングイメージ01

長期予報によると、今冬は積雪がやや多めとのこと。

昨シーズンは記録的な暖冬で全く出番がありませんでしたが、久々にスノータイヤが必要になりそうな気配です。

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この画像がちょうど一年前の物ですから、昨シーズンがいかに異常だったのかが良くわかりますね。

春に撮ったといわれたら信じてしまうかも。

さて、既にそこそこの積雪があるので早速タイヤ交換をしたいところですが、今まで使用していた無雪期用タイヤは結構な汚れっぷり。

汚れを拾いやすいファットバイクの極太タイヤには秋ライドで踏んづけた銀杏がこびり付き、そのまま交換するのが憚れる状態です。

こう寒くなってしまうとタイヤブラシでゴシゴシ洗浄するのは億劫で、何とも気乗りがしません。

我ながら不精とは思いますが、おあつらえ向きに屋外には天然のタイヤクリーナーが山ほど降り積もっています。

これを利用しない手はない!ということで、無雪期タイヤのクリーニングを兼ねた今季初のスノーライドに出掛けてみました。

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いざ出走してみると、近場に新しく建設中の農道がバージンスノー状態。

年末年始で休工中なこともあり、夜間に徘徊したキツネの足跡くらいしか痕跡が見られません。

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立ち入り禁止ではなかったので遠慮なく走らせてもらいますが、真っ白な雪面が目に眩しく気持ちの良いスタート。

吹きっ晒しのせいで積雪は控え目なものの、開始早々タイヤのトレッド面がみるみる綺麗になって行きます。

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ファットバイクの冬装備はご覧の通り。

主にウエットコンディション時の水跳ね&泥跳ね対策となりますが、常設している前後のベンダーフェンダーにボトムチューブ用フェンダーとアスセイバー的な簡易フェンダーをサドルレールに追加するのがここ数年の定番。

経験上この最低限の備えでも十分だと学習済みで、PDWやBBBといった大仰なファットバイク用フェンダーはすっかり使わなくなりました。

無雪期用のタイヤはマキシスのミニオンで、フロントにFBF、リアにFBRと前後でトレッドパターンが異なるタイプ。

本来はハードパックなトレイルを得意とするタイヤですが、舗装路上でもそこそこ転がってくれるので、無雪期用のタイヤとして定着しました。

因みに、27.5インチホイールのファットバイクはタイヤの選択肢に乏しく、舗装路向きなタイヤが一切存在していないのが悲しいところ。

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空気圧を0.35BARに落としていることもありますが、マキシスミニオンでもこういった癖の無い雪質なら普通に走れます。

ですが、ノブが低いため緩んだ雪質ではトラクションが掛かりづらく、締った雪面でもブレーキング時にはズズズと止まり切れずに滑ってしまいがち。

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交換予定のタイヤは45NRTHのVANHELGA/ヴァンヘルガ。

鋭利で高いノブを備えた雪道に強いタイヤで、サルサ ベアグリースの標準装備でした。

このタイヤは初代ファットバイクでも愛用していたことがあり、雪道では安心感のある走り心地だったのをよく覚えています。

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無雪期用タイヤによる不都合もなく、最寄りのサイクリングロードにすんなり到着。

土手上のサイクリングロードは強風の影響で、ところどころアスファルトが顔を覗かせている状態でした。

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数日前に下見に来た際はこんな感じにバリケード化していましたが、新雪が根雪に変わり雪質も締まりつつあります。

ファットバイクに乗り始めた頃なら強引に突破して楽しんでいたでしょうけど、そんな有り余る体力はもう過去の話。

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サイクリングロードを経て、定番の撮影場所で小休止。

車の轍がありますが、恐らく狩猟目的なので気が気じゃありません。

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帰路の途中でふっくらとしたモズに遭遇。

一応、冬でも渡りをしない留鳥という扱いなものの、寒い地域に住む個体は暖かい地方に住処を移すので、真冬のご当地で見掛けるのは稀です。

スズメのお仲間のわりに肉食を好み、獲物を枝に突き刺す「モズのはやにえ」が有名ですが、カッコウに托卵されるという不憫な一面も。

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いるとは思っていましたが、キツネにも遭遇。

冬場はお互いの存在を認識しやすく、あっという間にサイクリングロードの法面を下って葦原に逃げ込まれました。

警戒しているのでしょうけど、100mの距離を挟んでキツネ側も私をじっと見続けているのが面白いところ。

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キツネを撮影するために慌ててファットバイクを降りたのですが、締った雪質のおかげで車体はスタンド無しでも自立。

雪上に寝かせた方が安全なものの、愛車を撮影する際にも役立つ冬限定のテクニックです。

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うろ覚えですが、低圧にしたファットバイクはタイヤの接地面積が大きくなるため、スタンディングの練習に向いていると聞いたことがあります。

締った雪質なら積雪10cmでも自立するくらいですから、意外に信憑性のある話なのかも。

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ライドを終えて帰宅すると、悪臭を放つ銀杏は消え失せタイヤは期待通りの綺麗さに。

天然のタイヤクリーナーが良い仕事をしてくれたようで、スノーライド万々歳です。

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タイヤ交換後は本格的なスノーライドを楽しめるようになるので、近場の林道を走ってみる予定。

雪深くなるとファットバイクでも走行が難しいため、初冬くらいしか狙えるタイミングがありませんが、最近はそれよりも気にしなければならないことが……

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ぶっちゃけコイツのことなんですけど、冬でも全く安心できないことになってます。

昔から身近な存在ではありましたが、年中お構いなしに現れるようになったのは本当にここ数年の話。

暑さの厳しい真夏の方が出没が控え目なくらいで、冬眠ではなく夏眠をしているのでは?と疑いたくなるほど。

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幸い冬場は足跡や糞などの痕跡が残されているため、ある程度の警戒はできますが、本気でクマ撃退スプレーの携帯を考え始めています。

ヒグマ用には大型スプレーの油性タイプ、ツキノワグマ用には小型や中型スプレーの水性タイプ。

市販の製品は大きく二種類に分かれるそうですが、より強力なヒグマ用は自分に被害が及ぶと失明する恐れがあるので、風向きや誤射には注意が必要。

因みに、3000ルーメン前後の強力なLEDライトにもクマ撃退の効果があるそうで、米国では実例も。

昼間だと効果は薄そうですし逆にクマを刺激してしまいそうなので、実際に試す度胸はありませんけどね。

ヨロズ日記

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