シーズン真っ盛りだと言うのに、今一つファットバイク関連の話題に乏しい当ブログですが…それもそのはず、私の住む地域はここ10年では記憶にないくらいの暖冬で、例年なら根雪に覆われ寒々しい姿をさらしている場所も、トップ画像のように晴れ晴れとしています。
北国住まいのロード乗りなら小躍りしてしまう様な陽気で、実際に数人の方とすれ違いましたが、最も寒さが厳しい筈の12月・1月・2月で、これほどアスファルトを拝めるのは本当に珍しい事です。
昨年末に平地でまとまった積雪があった時点で、ファットバイクのタイヤをスリックタイヤからノーマルタイヤに交換し、根雪になった頃合いを見計らって今年から導入したスパイクタイヤ『45NRTH DILLINGER4』に履き替える予定だったのですが、スリックタイヤにしたままでもウインターシーズンを越せそうな勢いです。
因みに、タイヤ交換のついでにリムストリップもホワイトカラーに交換してみましたが、タンウォールのタイヤとブラックカラーのリムが思いのほかマッチして、個人的にかなりお気に入りの配色でしょうか。
積雪は全く無いものの、天候に恵まれたので40kmほどブラブラしてみましたが、やはりスリックタイヤと比べるとノーマルタイヤは一本あたり300g以上重い上に転がりも悪いです。
タイヤの空気圧を上限いっぱいの2.0barにして漸くと言った感じで、久々に聞いたブロックタイヤのノイズが妙に五月蝿く感じました。
画像の場所で一息つき、このまま帰宅するのも少し味気ないなぁ~と思っていると、おあつらえ向きにここは海の近くです。
そういえば、ファットバイクが雪道以外で得意とするフィールドである『砂浜』は走ったことがなかったかも…と思い立ち、急遽プチデビューが決定しました。
正直、砂浜を走るとチェーンやリム穴に細かい砂が入り込んで掃除が面倒ですし、海の近くは錆が心配になりますが、融雪剤に比べれば屁みたいなものです。
さて、肝心の砂浜の走行感ですが、融雪剤が混じり砂状になった雪とよく似た走り心地でしょうか?普通なら逆の例えになるのでしょうが、私の場合は砂浜デビューの方が後なので少し変な表現になってしまいます。
砂地に侵入すると最初は順調に進めましたが、流石にタイヤが高圧なままでは限界があり、砂が一定以上の深さになると頻繁にタイヤを取られる様になります。
暖冬のはずなのに、深い根雪の上を走っている様な既視感があり、『あ~コレだコレだ!』といった感じで、一年ぶりの雪道が砂浜で再現されるといった、ちょっと不思議な体験でした。
興が乗ってきたので、低圧にして砂浜を突破し砂が硬く締まっている波打ち際でも走ってみるか!と行ってみたかったのですが…今日に限ってタイヤゲージも携帯ポンプも持ってきていません。
流石に自宅まで低圧のまま帰るのは拷問ですし、雪道と違って漂着物で荒れた砂浜はパンクの危険性も高いので、後ろ髪を引かれつつ今回はお開きとしました。
砂浜を走ってから、あまり日を置かずに待望の積雪があり、遅れに遅れてやっと本格シーズン到来か!と喜び勇んでいたのですが、今度はスケジュールが合わない上に強風続きで、再び足止め状態です。
さて、ようやくチャンスが巡ってきた現在の状況は…
頼むよ、冬将軍…
2月上旬でこの有様は私の住む地域では驚異的な訳ですが、予報によると近年稀に見る最強の寒波が襲来するらしいので、そちらに期待したいと思います。
因みに、昨年は3月上旬の時点でミニベロに乗れる様な路面状況でしたので、下手をすればスパイクタイヤの出番がないどころか、今シーズンはファットバイクで雪上を走れない可能性が出て来ました。
う~ん、どうなることやら。