日記というには日が経ち過ぎていますが、梅雨空の合間を縫ってカスタマイズが一段落したフルサス29erで久々にライドしてみました。
天候不順や新型コロナの影響で中々外出できないことの鬱憤晴らしもありますが、今回はカスタマイズ箇所の不具合確認と微調整がメインですね。
タイヤを29×3.0インチのセミファット用から29×2.2インチのContinental RaceKing ProTectionに交換したこともあり、外観のゴツさはやや控え目になりました。
個人的にもっと貧相になるかと思っていたのですが、以前のアルミホイールよりもディープリム気味になったカーボンホイールの影響からか、タイヤのまわりのサイドシルエットは太いままです。
タイヤ交換後に2.0barで試走した際はそれほど軽快な印象は無かったのですが、空気圧を3.0~3.5barくらいにすると、前評判通りの転がりの良さを体感できました。
フックレスリムなのであまり高圧には出来ませんが、舗装路上では3.0barくらいで常用すると気持ち良く走れます。
概ね問題は無いものの、低速時や停車時にハンドルを左右に捻ると、傾いて接地しているタイヤからギュムギュムと異音が鳴ることがあり、少しだけ不安になります。
タイヤの空気圧やフックレスリムである点を疑ってみましたが、観察してもビードがズレたり外れたりする気配は全く無く、カーブでタイヤが傾斜した際にサイドノブやサイドウォールが変形して異音を奏でているのかも知れません。
どうやら10km/h以下の低速時にしか発生しないようですが、高速カーブでビード落ちなんてしたら洒落にならないので、今後も要チェックな部分です。
クランクまわりは今回のカスタマイズで最も予算の掛かった部分です。でも、予想していた通り大した変化はありませんね…カーボンクランク化で車重が気持ち軽くなったくらいで、ペダリング自体に特に恩恵は感じません。
また、BB&クランクを交換したついでにペダルもクランクブラザーズ スタンプ1に交換しています。シマノセイントペダルとくらべると回転は渋いですが、安いので雑に扱っても心理的ダメージが少ないですし、何より200g軽くなったのが嬉しいです。
このスタンプ1はそのままだと靴底への攻撃性が高いため、取付前にピンを半分程度の高さに調節しています。コスパと軽量さに優れる廉価版ペダルということで、公式にはピンを調整可能と謳っていませんが、普通に六角レンチで調整できました。
個人的にイチオシなのが軽量スプロケこと『GARBARUK/ガルバラック』です。
自宅で散々調整したつもりでしたが、やはり実際に走ってみないとインデックス調整はビシっと決まりませんね。走行中にシフター側のアジャストボルトで調整を繰り返し、ようやく小気味よくシフトチェンジしてくれるようになりました。
同社製のチェーンリング・ディレイラーケージ・プーリーで追加カスタマイズすることも考えていましたが、今の時点でも純正並みかそれ以上に快適に動作してくれます。
最後に思わぬミスが発覚したのが、こちらのマグラ純正のディスクローターです。
普通にブレーキが効きましたし、15kmくらいでアタリも出始めたのですが…なんとローター径を間違えて取付けていました。本来は前後とも180mm径となり、どうやらファットバイク用の160mm径と混同してしまったようですね。
画像ではわかりづらいですが、ローターの外周表面にはアタリが出たことによる5mm幅の擦れが見られます。本来はブレーキパッドと同じサイズの10mm幅前後の擦れがローター外周表面に刻まれるのですが、油圧式ならたった5mmでもちゃんとブレーキが効くんですね、ちょっと驚きです。
このままでは流石に危ないので、すぐさま以前使用していたSRAM Centerline Rotor 180mmに交換しました。このローターは濡れるとやたらと大音量で鳴きまくるので、ウインターシーズン前にマグラ純正の180mmローターに交換することになりそうです。
珍しく天気に恵まれ、調整を兼ねて50kmほどゆるポタしてみましたが、気になった点はタイヤの異音くらいですね。
余談ですが、タイヤ&ホイール交換で走りが軽快になり、いつもは立ち寄らないキャンプ場付近に脚を伸ばしました。
ど田舎住まいなので普段からある程度は警戒していたものの、とうとうヤツに遭遇してしまいました…
まさかクマ出没か?と思いきや、小さな暗殺者こと『マダニ』です。スイカの種を一回り小さくしたようなフォルムで、私の靴にガッシリとしがみついていました。
幸い白い靴だったので直ぐに気付けましたが、油断は禁物ですね…割とそのへんの草むらにもいるそうなので、MTBで未舗装路を走るなら以前にこのブログでも紹介したイカリジン含有の虫除けくらいは持ち歩いた方が良さそうです。