私はミニベロとファットバイクという両極端な自転車を所有していますが
規格や用途の大きく異なる2台持ちということで、同じ目的であっても
それぞれ別々に出費を迫られる事が少なからずあります。
先日、ミニベロのチェーンまわりを掃除しようと思い
かねてより用意していたPARK TOOL製のダミーハブ『DH-1』を使ってみたのですが
このダミーハブはクイックリリース規格のミニベロだけでなく
スルーアクスル規格のファットバイクにも使える優れモノなのです。
スルーアクスルにも対応するダミーハブ『DH-1』
実のところ、このダミーハブを購入した時点では
まだミニベロを所有しておらず
ファットバイクのスルーアクスルに対応したダミーハブを探して
ようやく見つけた製品がこれでした。
2台持ちとなった今となっては、DH‐1を選んでおいて良かったと
思わずにはいられませんが、私の知る限りで12mm径のスルーアクスルに
対応しているダミーハブはこれ以外は見当たらないので
どのみち選択肢は無かったのかも知れません。
このDH-1はクイックリリースと12mmスルーアクスルの
両方に対応している以外にも、チェーン受け部分が左右に動く事で
リアタイヤを外してダミーハブを装着した状態でも変速できる特徴があります。
また、当然チェーンキーパーとしても機能し
輪行などの際はチェーンのバタつきを押さえられます。
マニュアルに目を通すと、クイックリリース仕様のロードやミニベロに使用する場合は
上画像の左側の様に使い、見た目どおりの使い方となりますが
スルーアクスル仕様のMTBやファットバイクで使用する場合は
上画像の右側の様に円盤状のチェーン受け部分だけを使い
軸部分は既存の12mmスルーアクスルを流用する形になります。
正直、2台持ちなら大変便利な製品ですが
スルーアクスル規格の自転車だけに使用するにはちょっと割高でしょうか
100円ショップやホームセンターで代用となるパーツが見付りそうです。
まとめ
自転車のチェーンを洗浄する場合、せっかく綺麗に洗っても
リアタイヤを装着したままではスプロケットやプーリーから
汚れを拾ってしまいかねません。
私は神経質な方なので、チェーン洗浄時はダミーハブを使って
スプロケットとは別々にして洗うようにしていますが
DH-1を使うとリヤタイヤを外したままでも変速でき
チェーンのテンションも保たれたままになるので
プーリーを含むリアディレイラーまわりのメンテや洗浄も
まとめて一気に出来てしまいます。
前述の通り、ファットバイクやMTBだけに使う場合では
少し高い買い物になりますが、ロードやミニベロを含む2台持ちなら
持っておいて損は無いと思います
因みに愛車のミニベロ『F‐20R』は折り畳み可能なフォールディングバイクなので
フルサイズの自転車とは違い、輪行時にリアタイヤを外す必要がありません
恐らく、チェーンキーパーとしての出番は永遠に無いでしょう…。