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SERFAS(サーファス)のサドル『RX-RR(レースレディ)』の感想

SERFAS(サーファス)RXサドルレビュー01

去年の話ですが、自転車のオフシーズンに突入する直前にADEPT(アデプト)のハイライドというサドルを購入しました。

コンフォートサドルとしては314gと軽量で見た目も良かったのですが、残念ながら予想していたよりも座面が硬く、所有しているミニベロ・ファットバイクのどちらにも使わず仕舞いでした。

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実のところ、現在ミニベロにメインで使用しているSERFAS(サーファス)のRXアドバンスは座面が非常にやわらかく、乗り心地も抜群です。

実用性だけで判断するなら、特に不満を感じる要素はありませんが、このサーファスのRXシリーズにはアドバンス以外にロード用とレース用が存在し、RXアドバンスの欠点であるボテッとした見た目と485gという見た目通りの重さが補われています。

どうせなら全種類の乗り心地を試してみよう!!と思い立ち、今回はRXシリーズの中で最も軽量なレース仕様のサドル『RX-RR RACE READY(レースレディ)』を購入してることにしました。

サーファス『RX-RR(レースレディ) 』を購入

SERFAS(サーファス)RXサドルレビュー02

サイクリング向けの『RXアドバンス』に続いて、RXシリーズ通算2つ目のサドル『RX‐RR(レースレディ)』を早速購入してみました。

左右二つに分かれたデザインはRXシリーズに共通した仕様で、ペダリングの際に左右が独立して動く事で摩擦による痛みが軽減される仕組みです。

カタログスペックでは重量320gとありましたが、実際のパッケージには347gと記載があり、他にもMサイズ、width160といった表記がみられます

ひょっとしたら、国内で未発売のSサイズや座面幅の狭いモデルがあるのかも知れませんね。

SERFAS(サーファス)RXサドルレビュー03

さて、レース用ではありますがRXシリーズということで、やはり座面のやわらかさが気になります。

座面の厚さは画像の通りで、試しに指でググっと押してみると『あれ?おかしい…やわらかくないぞ…』これが正直な感想でしょうか。

前回購入したアデプトのサドルと比べると十分にやわらかい部類に入りますが、RXシリーズとして見ると随分と座面が硬い印象です。

とはいえ、RXアドバンスを使い始めた当初も指で押した際は硬いと感じたので、実際に使用してみるまでは何とも言えません。

続いて、サドルのフォルムについてですが、流石にレース用と謳っているだけにコンフォートサドルにありがちなボテッとした野暮ったさはなく、シリーズ中では最もスッキリとした見た目をしています。

また、他のRXシリーズとは異なりサドルの表面が手で触ると気持ち良いくらい滑らかで、座面はRXシリーズでは唯一の防水仕様です。

サーファス『RX-RR(レースレディ) 』で実走した感想

SERFAS(サーファス)RXサドルレビュー04

座面の硬さに不安を感じつつも、都合よく好天に恵まれたため、普段着のジーンズのまま40kmほどミニベロで試走してみました。

因みに、この時期は路面の雪解け水が酷いのでフェンダーを付けています。

最初の数kmは不慣れなサドルにどうしても違和感があり、座面がフラット過ぎるかなぁ~という感想でしたが、座面の滑りの良さはジーンズ越しにも伝わるくらいで、レーパンとの相性が良さそうな素材感です。

さて、20kmを過ぎたあたりから徐々にお尻に違和感が出始めました。

晴天でしたが強風気味だったため、低速で走り続けたこともありますが、やはり座面の硬さが影響しているのは否めません。

SERFAS(サーファス)RXサドルレビュー05

途中で3回ほど自転車を離れ、休憩を兼ねた15分ほどのインターバルを挟みましたが、お尻に軽い痛みを感じつつも、何とか40kmを走り切れました。

痛みが出たとはいえ、いままで使用したサドルの中では悪くない方です。

RXアドバンスを100点とするなら、前述のアデプトのハイライドが50点、予備用として偶に使っているVELOの VL-1475が80点、そして今回のRX-RRが70点くらいのスコアになると思います。

RXシリーズの中ではレース用という位置付けなので、カジュアルウェアのまま乗る、私のような使い方は全くお勧めできませんし、コンフォートサドル並みの快適さを求めるのは、お門違いです。

結果として、このサドルはレーパンを着用してはじめて真価を発揮するサドルだと強く感じました。

ジーンズ履きな上に、ロードよりも遥かに路面からの振動が伝わりやすいミニベロで40kmを試走した割には善戦したと言えるでしょう。

まとめ

SERFAS(サーファス)RXサドルレビュー06

三種類あるRXシリーズのうち、画像左のRXアドバンスと画像右のRX‐RR(レースレディ)を試してみましたが、重さとフォルムを気にしなければRXアドバンスはコンフォートサドルとしてオールマイティに使えると思います。

また、本来はレース用のRX‐RRはレーパンを使うことを前提に設計され、両者を併用する事で初めて快適さが底上げされるサドルでしょうか。

次回はいよいよロード向きのコンフォートサドル、画像中央の『MH RX ハイパフォーマンス』を試すことになりますが、RX‐RRとは異なりRXアドバンスの持つ座面のやわらかさを保ったままスリムに再設計されたサドルなだけに、期待を裏切らない結果になりそうです。

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ミニベロ用のサドルはRXシリーズでほぼ決まりなのですが、乗車姿勢がアップライト寄りになってしまうファットバイクとは相性が悪く、使いまわししてもあまり良い結果が得られていません。

ミニベロ用が一段落したら、ファットバイク用としてSELLEROYALのSCIENTIA、スポーツアラーのエラストマタイプ、WTBのコンフォートタイプあたりのサドルを試してみたいところです。

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