フロントシングル化の下準備|FSA製クランク&BBの取外し方法

FSA製『cometクランク&megaexoBB』の取外しイメージ01

私がファットバイクに乗り始めてから数年が経ちましたが、ドライブトレインやコンポ―ネントのトレンドは随分と変化し、納車当時の構成は少し時代遅れになってきました。

ファットバイクをカスタマイズする上で、出費が嵩みそこそこ作業が面倒なフロントシングル化やチューブレス化は後回しにする予定でいましたが、のんびりしている間にフロントシングルの波がファットバイク界隈にも容赦なく打ち寄せています。

将来のフロントシングル化に備え、以前からBBやチェーンリングなどの低価格パーツからコツコツと揃えていたのですが、運良くファットバイクフロントシングル化の要とも言える軽量クランクがセール価格で手に入ったので、漸く重い腰を上げることにしました。

今回はフロントシングル化の備忘録と下準備を兼ねて、マングース社製ファットバイクの初期装備だったFSA製のクランク&BB/ボトムブラケットの取外し方法について、簡単にまとめてみます。

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FSA製のクランク&BB/ボトムブラケットについて

FSA製『cometクランク&megaexoBB』の取外しイメージ02

私のファットバイクは MONGOOSE/マングース社製『アーガス エキスパート』の 2015年モデルで、フロントダブル・リア10速の構成です。

クランクはFSA社のComet、アーム長が175mm、シャフト長が190mm、シャフト径が24mmといった仕様で、BB/ボトムブラケットは同じくFSA社のMega EXO、BB幅は100mmという仕様になっています。

これはパーツの選択肢が少なかった2015年前後のファットバイク界隈では珍しくない構成で、マングース社製以外にもチャージバイクスのCOOKER MAXIシリーズやKHSの4 SEASONシリーズにも採用されていました。

画像を見てわかる様に、現在でも廉価品クランクでよく見られる2ピース構成で、チェーンリングは4アーム仕様です、クランクシャフトはMega EXOなどの中空式BBに対応し、ドライブ側には人差し指が入る程度の穴が開いているだけのシンプルな構造をしています。

交換予定の新クランクは左右のアームとシャフトで分かれた3ピースタイプとなり、クランクアームを破損しても交換が容易だったり、チェーンリングの交換が簡単だったりと利点の方が多いのですが、この穴が無くなってしまう事で使い勝手の良かった、MINOURA/ミノウラ製スピンドルスタンドが使用不可になるのが少し残念ですね。

FSA製のクランク&BB/ボトムブラケットの取外し

FSA製『cometクランク&megaexoBB』の取外しイメージ03

さて、本題のクランク&BBの取外しに移りますが、FSA製Cometクランクは前項でも触れた様にドライブ側に何のギミックも無いので、反ドライブ(左ワン)側から取外しします。

あえて説明する必要もありませんが、画像左側がフロント側で画像右側がリア側となり、作業をスムーズに進めるために左右のペダルを外し、チェーンも外すか落しておいた方が良いです。

六角レンチの差し込み穴の他にも、6箇所ほど小さな穴が空いていますが、このクランクの場合は特に気にする必要は無く、8mmの六角レンチを差し込んで矢印の方向(反時計回り)に回すだけで、クランクは簡単に外れます。

因みに、クランクまわりのメンテナンスには力を加えやすい持ち手の長い六角レンチがあると重宝します、ロングタイプの六角レンチか持ち手を延長できるエクステンションバーがあれば、手が痛くなることもなく作業が大変捗ります。

FSA製『cometクランク&megaexoBB』の取外しイメージ04

上画像は左クランクアームを取外した後の様子ですが、シャフトには手前から順にウェーブワッシャー、スペーサー、ダストキャップリングが取付けられています。

一番手前のウェーブワッシャーはクランクシャフトの遊びによってZ軸方向にガタが出ない様にするための物ですが、最近はプラスチック製のプリロード機構の方が主流でしょうか。

中央のスペーサーは10mmほど幅があり、リアハブのエンド幅が190~197mmの5インチファットバイクでよく見られますね、一番奥でBBに密着しているダストキャップリングはプラスチック製で、どのメーカーでもΦ24mmなどのテキスト刻印が見れれる方が外側になります。

FSA製『cometクランク&megaexoBB』の取外しイメージ05

普通はプラハンやゴムハンで先端を軽く叩きドライブ側からクランクを抜き取りますが、今回は素手だけで簡単に抜き取れました。

重量はフロンドダブルだけに947gとかなりの重さですね、交換予定のクランクはカーボン製でチェーンリングやシャフト込みでも500g程度と軽量ですから、この部分だけで半分近く重量が減る計算です。

FSA製『cometクランク&megaexoBB』の取外しイメージ06

クランクに続いて、BB/ボトムブラケットの取外しに移ります。

FSA製BBのMega EXOは24mmのシャフト径に対応し、シマノのホローテックIIと類似した中空式BBですが、交換後のクランクはシャフト径が30mmとなるので、残念ながらここでお役御免となります。

『ファットバイク用ホイールへのパーツ取付・セットアップ』イメージ11

BBの取外しにはシマノのホローテックII用と互換性のある特殊な器具が必要で、少し前にセンターロック式のディスクローターを取付ける際に購入した、上画像の工具が漸く本来の用途で役立ちそうです。

同機能の工具は様々なメーカーからリリースされていますが、こちらも持ち手が長い方が力を加えやすいのでハイトルクタイプがオススメでしょうか、シマノ純正も良いですが汎用性の無い専用工具の割に価格が少し高すぎる気がしますね。

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FSA製『cometクランク&megaexoBB』の取外しイメージ07

BBの取外しは反ドライブ側の左ワンが反時計まわり、ドライブ側の右ワンが時計まわりで外せます、持ち手が長い工具だったせいもありますが、左右共に思いのほか簡単に締め付けが緩み、少し肩透かしを喰らった感じです。

FSA製『cometクランク&megaexoBB』の取外しイメージ08

取り外したBBを眺めてみると、反ドライブ側の左ワン部分にだけ1~2mmほどのスペーサーが入っていました、先ほどのクランクもそうですがスペーサーの有無や取付場所は再利用時に備えて忘れずに記録しておいた方が良いでしょうか、公式のPDFマニュアルにも記載がありますが、海外メーカーは説明が不親切な事も多く、混乱することもしばしばですから。

FSA製『cometクランク&megaexoBB』の取外しイメージ09

試しに計量してみると流石に中空式BBなだけに95gと軽量ですね、交換後の新BBが90g前後ですから、この部分で大きな違いはありません。

FSA製『cometクランク&megaexoBB』の取外しイメージ10

クランクとBBを取外した後の仕上げとして、パーツクリーナーでボトムブラケットシェルを念入りにクリーニングします。

塗布されていたグリスは簡単に落とせましたが、取外したBBのロックタイトが頑固にこびり付いていて、パーツクリーナーと古歯ブラシを併用してもネジ谷部分の汚れがなかなか落とし切れません。

精密ドライバーの先端で何とかこそぎ落す事が出来ましたが、下手に傷を付けると再タップが必要になる大変デリケートな部分なので、あまりオススメ出来ない方法ですね。

まとめ

簡単な説明ですが、これでFSA製クランク&BBを取外しによるファットバイクフロントシングル化の下準備は終了です。

取外したクランクやBBは再利用する予定があり、今回の記事は再取付け時にスモールパーツの位置関係を間違えない為の備忘録的な意味合いが強いですね。

近日中に新クランクと新BBの取付に着手する予定ですが、海外メーカーのマニュアルが不親切すぎて今から軽く挫折しそうです…本来ならフロントシングル化はリア11~12速化やワイドコグ化とセットで行うのですが、厳しい財布事情から今回はクランクまわりの対応だけに留まる予定です。

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